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kaiju-earth origin ②

kaiju-earthシリーズはKXsが考えたオリジナル怪獣にせっかくだからと作られた物語である。ざっくりしたあらすじしか書かれてないのは人間のキャラを考えてないからである。
この世界にウルトラマン的な存在はいません。どんな奴がきても人間が戦闘機と戦車とガーディアン(怪獣と戦う巨大ロボ)で何とかしなければならない。
originとは何か?それはシーズン2という意味である。



金属生命体 スペーダキング

身長:61m 体重:4万6000t 第5話「鋼の激突!」登場
建設工事中に地中から発掘された巨大な金属塊が怪獣化した姿。金属塊は鉄を主成分とする未知の合金でできていて、内部に熱や動力を持たないにもかかわらず動き回ることができる。
全身に磁気を帯びていて、磁力の強さや指向性、極性も意のままにコントロールできる。周囲の金属を引き寄せて体に貼り付け装甲として利用する、金属製の砲弾を逸らす、磁力の反発によって金属を跳ね飛ばすなど非常に戦略的な行動が目立つ。
強固な金属のボディは各部に鋭い刃や棘を持ち、まさに全身凶器というべき危険性を持つ。中でも両刃剣のような頭部と両腕は高層ビルを一刀両断にできる切れ味を誇るうえ、両腕は蛇腹剣、頭部はレールガンに変形する。
工事現場で怪獣化すると、出撃してきたガーディアンを「同じく金属のボディを持つ存在」と認識、外敵あるいは捕食対象として攻撃を開始。

「金属生命体」という設定を先に思い浮かべ、そこから「機械ではない金物」でできた体を持つ怪獣になった。頭、両腕、胸の角、耳だか角だかが剣、首の後ろが鎧とおろし金、二の腕と脛はバネ、爪先と尻尾はモーニングスター、太腿部分はドリルの刃。
あと全体的にウサギの要素を含ませてある。目が赤かったり出っ歯だったり、足の形とか尻尾が丸かったりとか…それじゃウサギ要素が弱いんだったら映像化するときに鳴き声を「プルヤァァァァァ!!」にしてもらおう


導電怪獣 ボリュゴン

身長:53m 体重:3万6000t 第6話「雷が呼んでいる」登場
動物と真菌類の特性を併せ持った生物。腐った動植物を食べる森の掃除屋。
本来は大きくても数m程度の生物だが、「周囲に雷が落ちると急激に体組織が活発化、成長する」という性質を持つ。どうやら電気エネルギーを吸収しているのではなく、細胞が外部からの電気刺激に敏感であることに由来する性質のようだ。
偶然市街地に迷い込んだ個体が変電所を破壊、大量の電気エネルギーを浴びてしまったことで一晩で怪獣サイズに巨大化。急激に巨大化したことによる飢餓に突き動かされており、木造建築やバイオマス燃料などの有機資源を狙う。
食料となる有機物以外の岩や動物の骨など硬いものをわざわざ選んで食べる習性を持つ。それらは胃とは別の臓器に集められ、圧縮、凝固して弾丸を形成、それを口から撃ち出し攻撃する。電気を操る能力は全く持たない。

年始になると怪獣好きの間で「干支のうちイノシシと馬だけ怪獣いないな」みたいな話になるので考えたイノシシの怪獣。仰向けに寝かせると頭頂部が鼻に、背中のやつが四肢に、手が耳になってイノシシの形。べつにこの形態になって活動したりはしない。ただ単にデザインの話。

さらにイノシシ→豚から連想してトリュフ(探すのに豚を使うらしい)、キノコ繋がりでエリンギとキクラゲも。
そっちはそっちで「キノコに関係のあるキャラはほぼ確実に『どくタイプ』『胞子や菌糸で無尽蔵に増える』『他の生物に寄生する』のどれかを持ってるなぁ」と思ったのでそのどれでもない、「雷を感じると成長を早める」という性質に着目したもの。


亡霊刃鬼 レイメルス

刃渡り:43m 重量:200t 第7話「目覚める剣」登場
クレストウェスが封印していた妖刀。
正真正銘鉄でできた刃物だが意思を持ち、クレストウェスが倒されてしまったことで完全に目覚めた。動くことはできるが空中を飛び回るなどの派手な挙動はできない。単独では不意打ちや高所から落下することによって獲物を仕留める。最初はアーミーナイフ程度の大きさだったが、小動物や人間を襲って力を得、巨大な本来の姿を取り戻した。

巨大化し十分な力を取り戻したことで、戦闘時に義体を作り出し自分を武器として使わせることで最大限の戦闘能力を発揮できるようになる。義体はレイメルス本体が無事なら何度破壊されても新しく作り出すことができるが、巨大な義体を生成することは大量のエネルギーを消費するようだ。
殺した相手の残りの寿命を奪い取る力を持ち、その寿命が尽きるまでは決して滅びることはない。しかしクレストウェスに封印されていた影響で封印前に得ていた寿命をほぼ使い果たしており、目覚めた直後は残りの寿命の長い生物ばかりを狙って襲い続けた。

たまにいる「お前ほんとに怪獣でいいのか」枠。メカムサシンとか戀鬼とかコダイゴンジアザーとか。
全体的に「白黒映像の中から出てきた」イメージ。森の中とか自然の多い場所に出現してもらって、こいつにだけ色がなくて「異質なものがそこにある」感じを演出できたらいいなぁ。
剣部分は大剣、鎌、ノコギリの要素を持った謎武器、鎧のほうも西洋の甲冑でも和式の鎧兜でもない謎鎧。
名前の由来は「霊」「レイス」「メイル」とかから。


悪心魔獣機 ランダザウルス

身長:70m 体重:4万6000t 第8話「嗤う邪悪」ほか登場
バリ島に伝わる祭事用の仮面に封印されていた邪悪な魂。
日本の博物館の特別展示用に持ち込まれた際、うっかり触ったことで人間から僅かな悪意を吸収、目を覚ました。
様々な人間に乗り移りながら移動、体となる魂を持たないものを探し回るうち、建造中のガーディアンを発見、取り憑いて実体を得た。
異次元空間の怪獣にも似た感情エネルギー由来の組織と機械の骨格を併せ持つ。これまでに出現した異次元産怪獣と決定的に異なるのは、自らが明確な感情を持ち、その感情のエネルギーで自給自足のような状態を作り出すことで3次元空間でも安定したエネルギー強度を維持できること。
その性質は非常に邪悪。それもそのはずランダザウルスの基となった魂は人間の悪意が集まって誕生したものであり、優しさや慈悲といったものは最初から一切持ち合わせていない。破壊し、汚染し、死と混乱を撒き散らすことのみを考え行動する。
主な武器は両腕と尻尾の先端に備えた鉤爪とそこから放つ稲妻、顔の下から垂れ下がっている金色の物体は触手であり、これを3本目の腕のように器用に使う。さらに全身から黒いガス状の物質を撒き散らす。これに触れた生物は高熱と悪夢に侵され、非生物は急速に劣化し始める。

モチーフはバロン・ダンス(インドネシアの獅子舞みたいなの)に出てくる悪の魔女・ランダの仮面。この仮面なんか地域差?みたいなのがかなりあってどういう様式のを採用したらいいのかだいぶ悩んだ。まぁいつものことなんだけどさ。
着ぐるみはブラックマギアの改造。背中の一部にしか面影ないね。

③に続く。

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