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海底カニ文明 ⑥

海底カニ文明とは何か?それは捕食者や魔物や異世界転生外来生物とかから身を守るために集まって暮らしているカニ達である。


ピーター
ハマガニ。砂浜を掘り返してなんか珍しいものが埋まっていないか探す日々。怪しい金目のものを掘り起こしてしまったときは、見なかったことにする。


ボルカ
トラフカラッパ。火山に住んでいたらこんな体質になった。現在は居酒屋で溶岩焼きの溶岩として働いている。


アダム
神話生物。海底カニ文明の祖たる女神の4番目の子供。神の起こす裁きの災いすら生き延びられる知恵と意志の力を授かった。彼と何の変哲もない普通のカニ達の間に生まれた生物が現在の海底カニ文明の祖先である。
神話には滅んだという記述はなく、今もどこかで生きていると主張する者もいる。


バスター
ノコギリガザミ。戦いの中で折られては再生しを繰り返した両ハサミは凄まじい発達を遂げ、もはや挟まれると命にかかわるレベルの威力を発揮する。


オルゴール
アシハラガニ。せっかく高度な金属加工技術を習得したのに、穴の開いた鍋の修理とかばっかりしか仕事が来なかったヘスタン(海底カニ文明まとめ①を参照)が作ったからくり人形。全身にいろんな仕掛けを持つ。自分の意思まで搭載されているが、1時間おきにねじを回さないと停止してしまう。


ハバキリ
クマドリオウギガニ。プライドを捨て、攻撃力をとった。


マスター・スロン
メガネカラッパ。いろんなことを教えてくれる魔法使い。魔法のクリスタルの力で浮かぶ一人用の洞窟(自作)にすっぽりはまってじっとしている。最近これごと移動する方法を編み出した。


ビクター
人間のネクロマンサーがカニの死骸を繋ぎ合わせて生み出した。そのネクロマンサーは墓荒らしをやっつけに来たサンダース(ポケットキャンサー・ディセンダントを参照)の雷で消し炭にされてしまったが、その電気エネルギーの余波を受けて目を覚ました。
普通のカニより強く、賢く、タフで、人一倍繊細な心を持つ。

⑦に続く

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