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kaiju-earth シーズン1 ⑨

来るかもしれないTwitter再定義に備え、これまでの投稿をここにまとめておくことにした。基本的に5話刻みでまとめが作成される。
kaiju-earthシリーズはKXsが考えたオリジナル怪獣にせっかくだからと作られた物語である。ざっくりしたあらすじしか書かれてないのは人間のキャラを考えてないからである。
この世界にウルトラマン的な存在はいません。どんな奴がきても人間が戦闘機と戦車とガーディアン(怪獣と戦う巨大ロボ)で何とかしなければならない。


変形怪獣 グレースカル

身長:62m 体重:4万2000t 第41話「ともだち」登場
粘土状の体を持つ宇宙生物。人間の子供程度の知能を持ち、隕石の内部に閉じ込められた状態で地球に侵入した。
体は形状も硬度も自在に変えることができ、どんな形にも変形することができる。しかし色や能力は模倣できない。
ミサイルの爆発やガーディアンの攻撃も柔らかい体で受け流し、飲み込み、体に穴を開けて躱してしまう一方、超硬化させたハンマーやドリル状の腕で頑丈な装甲にも穴を開けてしまう。反面高温には弱く、外気に触れた状態で長時間炎を浴びせられると体が焼けて固まってしまうほか、大量にガソリンを浴びると体が溶けてしまう。
地球に落下した隕石の中から這い出し、最初に出会ったのは近所の子供達であった。子供たちはAMDFに通報すれば処分されてしまうと考え秘匿、そのうちに仲良くなった。しかし大人たちに見つかってしまい、捕獲しようと追いかけ回され怒って巨大化した。強引に巨大化したせいでそれまでの記憶や性格に影響が出ていて、攻撃的になった。

スカルピー(造形に使うアレ)の袋に「グレースカルピー」って書いてあったの見て思いついた怪獣。めちゃくちゃにこねた粘土の塊と様々な動物の頭蓋骨がモチーフ。炎やガソリンに弱いという設定もそういうことである。
これもオブジェ系怪獣と呼んでいいのだろうか…?


葉緑素怪獣 パキラ


全長:91m 体重:3万9000t 第42話「繋ぐ命」登場
極めて長寿の植物怪獣。体に赤い部分が多いほど高齢の個体とされる。
額に生えた触覚のような部分から大量の花粉をまき散らす。人類はこの花粉に全く耐性を持っておらず、パキラの近くにいるものはひどい花粉症を発症してしまう。ガスマスクや防毒スーツなしで接近するのは危険。
巨大な口に並んだ長く鋭い歯が示すように肉食で、無害な植物を装い近づいてきた怪獣を食べてしまう。口からは溶解液を吐くこともできる。
この個体は寿命が近いようで、衰弱しているが…

葉緑素怪獣 パキラ(第2形態)

身長:59m 体重:3万2000t
枯死したパキラの内側から出現した怪獣。パキラはいわば「花」であり、枯れた後のこの姿は「果実」である。
待ち伏せを基本戦法とする第1形態と違い、活発で攻撃的。棘だらけの頑丈な表皮と怪力、鋭い歯が並んだ強力な顎と酸性の果汁が武器。
土壌や日当たりなどが最適な地域を探し出し、生まれてくる幼体にとって脅威となる物体を排除するため移動し始める。活動限界時間は僅か数日で、やがて発酵し爆発、内部にある種子をまき散らす。

サメと植物がモチーフ。第1形態はサメ部分がアラフラオオセとシノノメサカタザメ、植物部分がハイビスカスとヒイラギとか。第2形態はサメ部分がネコザメの顎の骨とシロワニ、植物部分がパイナップルとドリアン。両形態は尻尾が共通パーツで、第1形態の手足も合わせてパキラの葉っぱの形。


光蝕怪獣 ブラーケン

身長:61m 体重:4万6000t 第43話「夜の襲来」登場
地球に帰還する惑星探査機を追って地球に飛来した宇宙怪獣。
光を直接エネルギーとして吸収し生きている怪獣で、自身の周囲数キロ圏内から光を吸い取ってしまう。そのためブラーケンの周囲は常に暗く、宇宙ではまるで真っ黒な穴のように観測される。
一方、吸収できる光は光量・波長に制限があり、太陽などの天体が放つ強力な光でないとエネルギーに変換できない。
全身各部は妖しい虹色に輝き、自らが作り出した闇の中でもはっきりとその姿を捉えられる。手足の先端や肩から噴射される黒い煙は熱や電磁波と反応、炸裂し20万カンデラの強烈な閃光を放つ。ただしこの攻撃は吸収した光を転用したものであり、使いすぎるとエネルギー枯渇を起こす。
探査機の受信する地球からの信号に引き寄せられ、遥か太陽系の外側から地球に飛来。地球の昼側に着陸したが、光を食べ尽くして一帯を夜に変えてしまう。

モチーフはコウイカと…なんかの花。蘭の花だと思って作ったけど(首~肩の部分)、調べてもこんな蘭は見つからなかった。なんだっけこの花…
ドゥルゴナ(タコ)が触手大盛りで光を吸収する黒い墨を吐く怪獣だったので、ブラーケン(イカ)は触手要素ほぼ無しで光る墨を吐く怪獣になった。


サイボーグ怪獣 メガクエイク

身長:64m 体重:6万t 第44話「逃亡者」登場
巨大な宇宙ステーションで星から星に渡り歩き、略奪行為を繰り返す宇宙人・ヴァウル星人が作り出したサイボーグ怪獣。
非常に生命力の強い宇宙怪獣をベースに、様々な武装や装甲を搭載、戦闘用として改造した。しかしその強靭な生命力故に、移植された装備やシステムを逆に侵食。己の一部として完全に適合したうえ、脳に埋め込まれた洗脳装置まで破壊して制御を振り切り暴走。ヴァウル星人の宇宙ステーションをたった1体で粉々に破壊、ヴァウル星人の生存者もゼロ。そのまま宇宙に放り出され、地球に墜落した。
特に地球人に助けを求めるわけでもなく、知的生命体の文明に対して非常に強い警戒を抱いているため、接近してくる人工物に対して非常に攻撃的。
主な武器は巨大な両腕と、両肩のビームレンズから放つ破壊光線。光線の照射時には目を保護するために角が変形し目を覆うゴーグルとして機能する。

モチーフは顔が狼、体がゴリラとアルマジロ。ここまで鮮やかな黄色の怪獣は珍しいね。首の装甲はスマッホとかのバッテリー残量のマーク。


把駐怪獣 レモラ

身長:52m 体重:3万9000t 第45話「停滞 14.2秒」登場
突如発生した時空間異常ワームホールの中から現れた怪獣。時空間異常の原因、ワームホールの向こう側がどうなっているかは一切不明。
自身を中心とした半径数百メートルの時間の流れを遅らせる力を持ち、影響範囲内ではあらゆる物体の移動、反応などの速度が低下、光さえも遅れて届くようになる。ただしこの能力は両前足を地面につけた状態でなければ発動できず、1歩移動するごとに周囲の時間が加速と鈍化を繰り返す。その結果、周囲の物体、特に生物の体には多大な負荷がかかる。
背鰭と思しき角状の器官が時間干渉能力の源であるようで、これらをすべて破壊すれば時間の停滞は解除される。
レモラ自身はこの時間異常の影響を一切受けない。そのため、影響範囲内から見ればかなりの高速で行動しているように見え、ミサイルやレーザーさえも目視で容易に躱してしまう。

お題募集で生まれたデザイン。お題は「ロボット、ワニ、錨(いずれもTwitterでは絵文字)」だったので、頭がダンフォース式アンカーという錨、ワニの顔、ワニの背中柄の腹部、ワニの歯と歯茎を模した背鰭を配置。ロボ要素はそのまんまロボット怪獣にするのもなーと思い、両腕がペ●パー君。スフィアザウルスめいた体形の4足歩行。
カラーリングや能力、生物かメカか金属生命体か判然としないディテールだど「ダイナゼノンに出てきそう」というイメージもある

⑩に続く

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