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ベナンの挨拶

ベナンの人たちはよく挨拶をする。

「こんにちは」
「こんにちは」
「調子はどう?」
「元気です」

顔を合わせれば短くとも、これくらいの挨拶をする。

外国人である私が珍しくて話しかけてくるということを鑑みても、名前も知らない人と通りすがりに2ラリー以上の挨拶を交わすなんて、すごいことだと思う。

そして挨拶でかける言葉のバリエーションが多く、現地語をそのまま訳した故に生まれたのであろう、ベナン特有のフランス語がある。

例えば、
Tu a fait un peu?
これは「ちょっと仕事した?」というような意味だけど、「お疲れ様」というニュアンスだろうか。

Bonne arrivée
これは、「ようこそ」や「おかえり」という意味。「ようこそ」には別の表現もあるので、おかえりの意味で使われることが多い印象。

Tu es là
「ここにいたの」というような意味だが、未だよくわからない。ただの挨拶だから「探したよ」みたいなニュアンスは全くない。

Bien dormi?
「よく眠れた?」というような意味で、朝の挨拶で毎回言われる。

Bien mangé?
「よく食べた?」というような意味で昼休憩の後に言われる。

以上は全て挨拶。

日本語には直せない表現がたくさんあって面白い。「bien mangéって日本語だとなんて言うの?」と聞かれたが、該当する日本の挨拶が思いつかない。

挨拶の表現がたくさんあるということは、挨拶を大切にする文化、言い換えれば人との関係を大切にする文化なんだと思う。

特に用事がなくても2,3言は会話ができるというのはすごいことだ。
この文化、日本にも持ち帰りたいな。

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