モノを売らずに、コトを売る

物凄い寒気が日本列島を覆っていますね。皆様、体調など崩されていらっしゃらないでしょうか?

共栄メディカルの朝礼を始めます。

モノを売らずにコトを売る。商売の世界ではよく言われるセリフですね。私はよくイメージがつかず、何のことかな?とずっと思ってきました。ごく最近、モノを売らずにコトを売ることがイメージ出来てきました。

介護保険で福祉用具(介護用品)を格安でレンタルする例をとって説明してみます。

A社とB社から介護保険で福祉用具をレンタルした場合、レンタルする金額はほぼ同じになります。これは介護保険で福祉用具をレンタルする場合、上限価格が設定されているためです。なので、過度な価格競争はありません。この場合、A社からレンタルしてもB社からレンタルしても商品・価格はほぼ同じです。

モノの価格は同じですので、コトを売ることで差別化を図ることになります。

お客様が介護保険で福祉用具をレンタルする目的は、自分の家で長く快適に生活するためです。お客様の目的を中心にコト売りを考えると、我が社の場合は「家族の絆」を支援することだと設定しています。

人は一人では生きていけません。家族や地域社会との絆を感じられて初めて、生きがいや幸せといったことを感じられると思います。私たち共栄メディカルは介護用品レンタルを通じて「自立を助け、絆をつくる」コトに全力で取り組んでいきたいと考えています。

とはいっても「モノ=価格」で勝負したほうが、売上が早く上がるのでは?という意見もあると思います。価格で勝負することを否定はしません。私は「コト=顧客満足」を高めていく方が仕事に充実感をもたらし、結果として利益も獲得できると考えます。

最近は物価高騰の影響もあり、消費者物価指数が高騰している状況です。ともすれば大切なコトを忘れがちになる時があります。今一度、モノ=価格では勝負せずに、コト=お客様の目的を支援することが「モノを売らずにコトを売る」ということであり、正しく進む道であることを肝に銘じていきたいと思います。

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