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今年の目標

おっさんだけど元日だから目標をたてよう。
昨年からnoteを始めたのは文章を書きたいからなんだけど、その文章もただの文章ではなくこだわった文章にしたい。
どんなのか?
樋口毅宏著「さらば雑司ヶ谷」の「オザケン論」みたいなやつ。
タランティーノリスペクトである文章。
作品の本質とは関係ない会話なんだけど、やたら深いものを感じるやつ。

人類史上最高の音楽家は誰かという話題で、ジョン・レノンから始まり、ジャズの話になり、菊地成孔の受け売りかい、となってからの小沢健二の話になったと思ったら、一気にタモリ論になる。

「俺、人生をあそこまで肯定できないもん」
ってあのタモリが言ったんだよ。四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わない人間が!まともな人ならとっくにノイローゼになっているよ。タモリが狂わないのは、自分にも他人にも何ひとつ期待をしていないから。そんな絶望大王に、「自分にはあそこまで人生を肯定できない」って言わしめたアーティストが他にいる?

さらば雑司ヶ谷

このあとまだまだ中上健次ベストワンとかそんな話になる。
どれだけサブカルを体に積み込むとこのような文章を書けるようになるのか。タランティーノっぽい作風は作れるかもしれないけど日本のサブカルで自然にそれをやってのけるのは樋口毅宏しかいない。それに近づきたい。

これを書くのに久々にさらば雑司ヶ谷を読んだら「開高健」もオマージュだったのね。たしかにそうだわね。

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