2022/3/19 BR_音楽を聴く会

 どうもこんにちは。BR研A年の田中です。
 先日3/19(土)に「世界のシンセポップ・ニューウェーブ」をテーマとして選んだプレイリストを流しました。そのプレイリストを公開します。私の趣味全開のプレイリストです。
 公式動画があればYouTubeのリンクを貼っていますが、私はサブスクリプションサービスには入っていないので、そのリンクはありません。あしからず。

SE

01. El Que - D.A.F. (1981)
 ドイツの二人組ユニットD.A.F.の代表曲の一つ。シーケンサーによるシンプルなメロディーの繰り返しと、ガビ・デルガドの汗臭いボーカルがかっこいいです。


02. 一日千夜 - 土屋昌巳 (1987)
 元一風堂のリーダー土屋昌巳のソロアルバムより。中近東的なアレンジがかっこいいです。土屋さんはイギリスのニューウェーブバンドJapanと親交が深く、この曲でノンフレットベースを弾いているのも元Japanのミック・カーンです。


本編

01. Paradise Of Replica - After Dinner (1989)
 先日久しぶりに聞いてみて非常によかったので入れてみました。ニューエイジ色の強いアヴァンポップです。

 
02. 9月の海はクラゲの海 - MOONRIDERS (1986)
 活動休止前の最後のアルバムより。作曲はキーボーディストの岡田徹さんです。凝ったアレンジが印象的。


03. Stay - The Blue Nile (1984)
 イギリス・グラスゴー出身のバンドThe Blue Nileのファーストアルバムより。歌心のある名曲です。シンセサイザーと生楽器の取り入れ方が素晴らしいなと思います。


04. Only You - Yazoo (1982)
 元デペッシュ・モードのヴィンス・クラークとアリソン・モイエにより結成されたユニットの代表曲。「これぞシンセポップ」といった感じの名曲です。ソウルフルな歌声が素晴らしいです。


05. Enola Gay - Orchestral Manoeuvres In The Dark (1980)
 こちらもシンセポップの名曲。一聴すると普通のポップソングですが、歌詞をよく読むと分かるように、この曲は広島に落とされた原爆のことを歌っています。「エノラ・ゲイ」という曲名も、原爆を落とした爆撃機の名前です。このサウンドにこの歌詞を乗せるというのはイギリス流のユーモアなんでしょうか。


06. Spike Jones - Telex (1986)
 ベルギーのシンセポップユニットの曲。クラフトワークに影響を受けたサウンドと、どこかユーモアのあるアレンジが好きです。彼らのアルバムはしばらく廃盤が続いていたようですが、去年新たなベスト盤が発売され、再評価が進むのではないかと思っています。ちなみに「スパイク・ジョーンズ」とはアメリカのミュージシャンの名前だそうです。

07. The Model - Kraftwerk (1979)
 「テクノ界のビートルズ」とも呼ばれる、ドイツのテクノユニットの代表曲。シンプルながら心地よいシンセサイザーの音色と、ヨーロッパ的な哀愁のあるメロディが好きです。


08. Neue Tanz - Yellow Magic Orchestra (1981)
 YMOの大傑作『Technodelic』より。サンプリングを多用したインダストリアル色の強いサウンドと、インドネシアの民族音楽ケチャを取り入れた独特のアレンジにしびれます。
 
09. TAMARE KURAWANKA - 橋本一子 (1985)
 渡辺香津美のプロデュースによるアルバムから。ジャズやボサノバ的な要素も強いアルバムですが、この曲はニューウェーブ色が強めです。ちなみに彼女はYMOのライブにキーボーディストとして参加したこともあるそうです。
 
10. Seiko 5 - 清水靖晃 (1987)
 サックス奏者の清水靖晃が担当したCM曲を集めたアルバムより。この曲はセイコーのCMからです。こんな尖った曲がCMに使われていた、ということに驚きます。


 
11. この頃、妙だ - 井上陽水 (1983)
 井上陽水の傑作『バレリーナ』より。このアルバムは全曲のアレンジを川島裕二(通称BANANA)が担当しており、ニューウェーブ色の強いサウンドが味わえます。この曲はアルバムの中でも特に尖った曲です。日本のバンドPINKのメンバーが参加しており、ファンキーなサウンドとなっています。
 
12. Living Through Another Cuba - XTC (1980)
 イギリスのニューウェーブバンドXTCの代表作『Black Sea』より。このアルバムの中でも最もテンションの高い曲です。凝ったリズムとダブに影響を受けたアレンジが素晴らしいです。


 
13. San Jacinto - Peter Gabriel (1982)
 元Genesisで、ソロとしても活躍しているPeter Gabrielの4枚目のアルバムより。このアルバムは、代表作と呼ばれることの多い『Peter Gabriel III』と『So』に挟まれていることもあり、あまり注目されることもありませんが、大傑作だと思います。この曲は、アルバムの中でも特に好きです。アフリカ音楽に影響を受けたようなアレンジが素晴らしいです。


14. Regiment - Brian Eno & David Byrne (1981)
 ブライアン・イーノと、Talking Headsのボーカル、デヴィッド・バーンのコラボレーションによる『My Life In The Bush Of Ghosts』より。このアルバムはエスニック色の強いサウンドコラージュのようなアルバムになっており、Talking Headsの『Remain In Light』が好きな方におすすめです。ちなみにこの曲で痙攣ギターを弾いているのは、ロバート・フリップ御大です。

15. Quiet Life - Japan (1979)
 イギリスのニューウェーブバンドJapanの代表曲の一つ。リチャード・バルビエリによるうねるシンセサイザー、スティーヴ・ジャンセンのドラム、ミック・カーンのベースが気持ちよいです。もちろん艶のあるデヴィッド・シルヴィアンのボーカルも素晴らしいです。ちなみにデヴィッド・シルヴィアンは坂本龍一とも親交が深く、何度もコラボレーションをしています。


16. Hiroshima Mon Amour - Ultravox! (1977)
 ニューウェーブバンドUltravox!の2作目から、最後を飾る曲です。ドンカマチックによるビートとサックスの音色が心地よいです。


 このプレイリストから、BR研に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
 今後もこのような企画を行う予定ですので、是非お気軽にご参加ください。ではごきげんよう。

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