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世界中のパヴァーナのために

 2019年12月20日からYEBISU GARDEN CINEMAほか、全国で順次劇場上映となる映画『ブレッドウィナー』。本作は、タリバン政権下に生きる11歳の少女・パヴァーナを主人公とした「物語」ですが、原作はアフガニスタン難民の女の子たちに聞いた「実話」をもとに書かれています。

 パヴァーナと同じように、苦境にありながらも、力強く生きている女の子たち、子どもたち、女性たちが、アフガニスタンのなかにも、それ以外の国々にもたくさんいます。映画だけでは伝えきれない、そうした人たちのリアルな姿と、日本から応援するための取り組みを、「世界中のパヴァーナのために」と題して、お伝えしていきます!

 鑑賞前でも鑑賞後でも、作品の背景にある世界を知っていただき、本作をより深く味わっていただければ幸いです。

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〜 紹介している団体・企業一覧 〜

日本国際ボランティアセンター(JVC)

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アジア・アフリカ・中東で活動する国際協力NGO。アフガニスタン事業は、2001年の9.11米国同時多発攻撃後の緊急支援をきっかけにスタート。2019年、アフガニスタン事務所を現地法人として独立させて、アフガニスタンの人たち自身が手がける事業として、支援しています。主な活動は、①「ピースアクション」(アフガニスタンの人たち同士で平和に対する思いを語り合い、暴力や武力以外の手段で困難を乗り越えていこうとする取り組み)と、②「識字教室」(大人になり学校にはもう行けない人たちへ読み書きを学ぶ機会を提供)です。

☆活動の詳細や映画への応援メッセージは→ 「平和を信じる希望の光を絶やさないように 〜JVC・加藤真希さん〜」

国際協力NGO・ジョイセフ(JOICFP)

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世界の女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGO。アフガニスタンでは、現地団体「アフガン医療連合センター」と連携して活動を展開しています。主な活動は、①「母子保健事業」(母子向けの無料クリニックを運営し、そこで医療を提供するとともに、公衆衛生や予防について教える)と、②「思い出のランドセルギフト」(日本での役割を終えたランドセルを、アフガニスタンの子どもたちに送り、教育の機会に恵まれない女の子の就学を支援する)です。

☆活動の詳細は→ 「医療とランドセルで女性をエンパワーする 〜ジョイセフ・甲斐さん&UMCA・ババカルキルさん〜

AAR Japan[難民を助ける会]

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紛争が長く続いているアフガニスタンでは、昔の紛争で埋められ、今も残っている地雷や不発弾と、近年新たに埋められている地雷(や仕掛け爆弾)による被害者が、現在も年間2000人ほどいます。AARはアフガニンスタンにおいて、①地雷撤去活動②地雷回避教育インクルーシブ教育(地雷の被害によって障害を追った人を含む)をおこなっています。

☆活動の詳細や映画への応援メッセージは→(Coming soon)

ピッパスモール(Pippa small)

ロンドン発のジュエリーブランドで、人や社会、自然環境に配慮した素材を使用してエシカルジュエリーを作っています。

アフガニスタンにおいては、タリバンの時代には、ジュエリーを身につけることも制作することも禁じられていましたが、ピッパスモールは、アフガニスタンで産出される鉱石を使い、古代アフガニスタンやトルクメニスタンのデザインに着想を得たジュエリーを制作・販売しています。

☆ピッパスモールについて詳細は→ アフガニスタンでもジュエリーを制作しているピッパスモール(Pippa small)

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