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My best of Albums in 2021


こんにちは。niciです。

前回のシングル版に引き続き、アルバム編です。
こちらも前回同様、ランキングではなく
ただ、お気に入りを選出した、という形です。

迷いました。非常に。


では!


・Official髭男dism / Editorial

心のど真ん中を撃ち抜いてくれる髭男の新しいアルバム。
リリース前から、「タイトル惚れ」する楽曲が多くて。
なかでも「Bedroom talk」は、mabanua さん参加って知った時点で最高でした。この曲は、ギターの大ちゃんこと、小笹大輔さんが中心となって作り出した楽曲。私は、過去の髭男の作品で「Trailer」というアルバムのタイトル曲が
群を抜いて好きなんですが、それと似た質感。

特に、「読みたくなる歌詞」が一番の好きポイントです。

今夜はちょっぴり 息が詰まりそうだね
このまま一人きり 誰にも言えない言葉を抱えているなら
まだ強くなれそうにない自分のことも
愛せるように、話をしようよ
J-Lyric.net



・小袋成彬 / Strides



2021年No. 1エロいアルバム。(褒めてます)
小袋くんの、漂ってる空気感が、尋常じゃないくらいゆったりしている
感じがそのまま投影されたみたいな時空のアルバム。
エロさNo. 1は『Butter』、思考の好みで言うと『work』が好きです。

これまたTime for bedで、海外に重きを置いて生活しているおぶちゃんが
言う「労働」に対する考え方に、私は勝手に共通項を見出していて、
その考えを反映したのがworkなので思い入れもある。
「耳に光るCartier」とか、たまに生々しい現実味のある描写が出てきて
ドキッ、とする所が好きなButterは、夜更けにキャンドル炊いて、
真っ暗な部屋で聴くのをオススメします。


・Awesome City Club / Grower





私は、ACCことAwesome City Clubが、7年程前から好きなんです。
何度もライブに行っていて、絶対に売れる。と思っていました。
(正直言うと、5人体制の時のキラキラした思い出を懐古してしまうのですが。)

前作から1年も経たずにアルバムリリースするとのことで、
正直収録曲にあまり期待値を持てなかったんですよね。
(じっくり確実に面倒くさい事を煮詰めて煮詰めてどこの面から
捉えても物語を読み取れるようなアルバムが好きなので。)
「勿忘」がアピールされてたけど、私は完全に
「湾岸で会いましょうfeat. PES」が心の底から楽しみで、、
だって好きなバンドと好きなラッパーが、
「16ビートで狂わしてくる+「湾岸」キーワードの爽やかアップテンポ」
ってどこを取っても最高としかいえなくて。
まあ聴いてみたら想像以上上上を超えていて。
何より私の好きなatagiさんと、声の使い方がなされていたので、この曲をM5で聴く事を楽しみにしていたので、ベスト選出となりました。


・FIVE NEW OLD / Music Wardrobe



One More DripをコンセプトにしているFiNOが、それと同じように
「日常を愛おしく想う」為の手段として、
音楽を生活に取り入れられるように、と意味を込められたこのアルバム。
まず音楽を服のように毎日選んで身体に身につけよう、っていうコンセプトが素敵。
何気ない日常とか生活とか、そういう当たり前の事にスパイスを加える。
とか、特別じゃなくても、別の切り口から何かを見てみたらもしかしたら
それは愛おしいものかもしれない、って思わせてくれるFiNOがずっと好き。

正直、前作のEmulsification が個人的にFiNOのベストだと思ってるけど、
コンセプトの軸からは逸れすぎずに、タイアップ曲を混ぜ込み、
あとインスト曲が入ってたのが、「らしさ」を捨てずにアルバムを
世に出す意思を感じられて好きです。

・STUTS & 松たか子 with 3exes / Presence remix 




これに至ってはもう中毒です。
『大豆田とわこと3人の元夫」のエンディング曲プロジェクトで、
松さんとSTUTSとラッパー数名、元夫役の俳優さんそれぞれが、
同じトラックで違う曲を作るっていう試み。ドラマ観ても観てなくても聴いてほしい。
このプロジェクトを提案したTBSのスタッフさんに心から感謝申し上げたい。ありがとうございます。

・LANY / gg bb xx




LANY聞いてたら浄化されませんか????
どの季節の、色んな瞬間にもきっと合うんやろうな〜と、
全体を通して思います。このアルバムに入っている曲たちを
私の人生のサントラに新しく加入させて、色んな瞬間を共にして
その都度感じる感情と意味を咀嚼したい。

「dancing in the kitchen 」が1番好きです。生活のあらゆる場面を出来る限り豊かに楽しみたい、が人生のモットーな私は、台所に居る時をいかに楽しく過ごすかが大切なので、これからの人生もdancing in the kitchen したいです。

・フレンズ / SOLAR



正直、ひろせひろせが脱退してからのフレンズに馴染めなくて、
ずっと過去曲に浸っている私だったんですけど、
「東京今夜」を聴いてから、またフレンズの波に乗りたいな〜と思いました。

時間が過ぎるのがこの上なく惜しい時ってあるじゃないですが、
そこに人それぞれの大切な人がいれば尚更。今回は恋愛ベースだったから
多くの人に刺さる訳では無いかもしれないけど、
「喋り疲れたら、キスをしよう」のどちらにしても幸せな状況よ。




・HONNE / Let’s just say the word ended a week from now, would you do?


HONNEはJAPANツアーしてほしいアーティストNo. 1です。
タイトルの意味と、それを考える過程から楽しかったアルバム。

1番好きなのは「Back on top」
ゴスペルっぽい賛美歌の要素が入ってる音感に、とてもカタルシスしてしまい、1番初めの歌詞
「it’s your love that always gets me back on top」
の信頼感と多幸感に救われた。


・東京事変/ 音楽



潔いタイトルに負けないのよ事変は!と
心から盛大な拍手を彼らに。
哲学、高度なスキル、流行り、遊び心。
全てのバランスが天最高。
楽しく面倒くさい事をやれる大人になりたい、と聴いていて思わせてくれるのが東京事変だと思います。


ここまで読んでくださった貴方は最高です。しかもこの文章も読んでくれているなんて、どれだけ良い人なのでしょう。そんな貴方にサポートしてもらえたりしたら、幸せで幸せでどうにかなりそうです。