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#JOPT 2023 Tokyo:03 に参加した

札幌に引っ越してからJOPTの参加は2022年以来なんですが、たまたま東京
出張で被ったので久しぶりに参加しました。

結果はPLO8で6thとStud8で1stを取れました!ミックスゲームでもこの2つは僕が特に勉強している種目でもあったのでなおさら嬉しかったです。

最後に参加したのは竹芝で約1年ぶりだったのですが、最初に驚いたのが人の多さでした。当時はサイドトーナメントは2-7&Badugiでさえ30人程度しかいなく、2022のWPTもHORSEが20人でFLO8などは中止になる程でした。

PLO8は70人、Stud8は50人の参加者がいたのはとても驚きとともに、ミックスゲームの普及の速さにびっくりしました。(僕もその普及の波にのった一人ではあります)

しかも会場についたときは24時を回っているのにもかかわらず会場いっぱいに人がいてレジストリも長蛇の列になっていました。賞金も大してもらえるわけじゃないのに、こんなに人が多いことに国内ポーカーの盛り上がりとJOPTのイベント力に感動しました。

プレイの振り返り

PLO8の良かった点

  • プリフロップのレンジの厳守

    • マルチウェイになりかつマージナルなハンドでコミットするテーブルだったので、ハンドレンジを強く保ちつつバリューの下限を広げることを意識しました。QQxxやJJxxをオープン/BTNコールレンジに含めてる人が多くてちょっとびっくりしました。

  • オッズコール

    • ハイが強いハンドやローナッティなハンドは積極的にBTNやブラインドでディフェンスしました。場合によってはドンクを多用しエクイティの確保、モンスタードローで的確にオッズコールできました。

  • 弱いレンジに対してのブラフ

    • チェックレンジが弱く、マージナルなハンドが多く存在するスポットでは積極的にブラフをしました。全体的にローが含まれてないハンドを持っている人が多く、ローナッティなボードではマージナルなハイハンドから多くポットが取れたなと感じています。AA25rのようなボードでAの無いゴミハンドでしたが、1/3ベットでポット取れたのはとても嬉しいです。

PLO8の悪かった点

  • レンジがわからないのにオーバープレイ

    • 数ハンドプレイしてマルチウェイになりやすいテーブルかつオーバープレイが目立つテーブルでした。UTGリンプ、AQ35dsでMPでポットレイズして、CO, BTN, SB, BBのコール、UTGのリポット、MPコール、HU。AQ3r で UTG の1/2ベット、こっちは3ペアでコールしてロー完成すると辛い選択を迫られるので、オールインされてもコールできる額をレイズ。UTGがリンプでかつ5wayだったので、AAは怖いけど下ラップの方がレンジ的に多そうなのでフロップ勝負をしましたが、結局AAが出てきてハイ負け、ローはチョップで1/4で済みました。初手でダブルアップしたけど、ここで大きくペイオフしちゃいました。

  • アジャストの甘さ

    • レイトレジスト近辺で、2機目で別テーブルでプレイ中、テーブルはローを無視したかなりPLOに近いレンジでプレイされてて、弱いレンジでオープンしてきているのは理解していたけど、A27xssみたいな相手のレンジには勝ってそうだけ弱いハンドでフォールドを続けました。3betの下限を広げたかったけど、うまくアジャストできずに中盤はフォールドを繰り返していた。KK23dsみたいなハンドやハイのみのラップもうまく3betに入れられるとよさそうです。

    • またプリフロップはルースだけどフロップはタイトな人が多かったので、マルチウェイでも十分に強いハンドやブラフのし易いプレイアビリティの高いハンドをもっと参加しても良かったと思う。相手に合わせてレンジを広げるというのをもう少し勉強する必要があるなと感じました。

Stud8の良かった点

  • テーブル運

    • 序盤から中盤にかけてかなりテーブル運がよかったなと感じました。HORSEなどの常連のプレイヤーも早い段階で飛び、FTになる頃はほとんどがStud8に慣れていないプレイヤーだったなと感じました。引き出しの多さでかなりアドバンテージ稼げたと思います。

    • 他のMTTでもそうなのですが、相手にアジャストできるようになってからテーブルブレイクや移動が発生すると体感でEV値がかなり下がると思っています。JOPTのメインは特に順番にテーブルがブレイクされていくので朝起きして不動のテーブルを確保するべきです。また、途中で参加すると強い人が弱い人を飛ばしたところに着席する可能性が高くかなり美味しくないイメージがあります。

    • WSOP 1500ドル Stud8 で35位になったときも、Day1のテーブルがとても良くテーブルブレークまでは格上だなという自負がありました。その時にかなりチップを稼げていたのがとても印象的です。逆にDay2は優勝したマルシンや5位のセルジオのほうが格上だなと感じており、ポジションも取られているのでやりにくい印象がありました。

  • ブラインドとスチール

    • ブラインドとシート数がかなり特殊で、アンティがデカすぎるレベルやシチュエーションがありました。Stud8はスクープするのがとても大事で、その中でもスチールできるのがとてもお得です。またディフェンスが大事な場面とそうでない場面の差も激しかったです。ショートハンドの時はアンティが小さいのでスチールやディフェンスの価値が下がり、判断しやすい場面が多かったです。

  • エクイティと必要勝率の計算

    • FLゲームはベットサイズが決まっているので、インプライドオッズが容易に計算できます。3rdでレイズされた場合、どれくらいの(4thと5thで別途された時の)オッズと必要勝率が生まれるか計算することができます。Stud系は意外とオッズとエクイティ計算を軽視されますが、リンプポットになった時にマージナルなハンドで入り5thでポットオーバーを打つなんてのも全然ありえるゲームです。自分のドローがコールしやすいポットサイズにしたり、相手のレンジに対して十分下ろせるようにポットサイズをコントロールすることも戦略の一つかなと思います。Studでのエクイティ計算も甘い人が多くオーバーフォールドが目立っていました。

Stud8の悪かった点

  • テル

    • 僕はStud8でブリングインの時にコンプリートレンジを作っているのですが、その時にフォールドするような仕草を何度かしてしまいました。フェイスが微妙な相手に対して何度かスチールされた気配を感じました。

  • ドンク忘れ

    • Stud系はドローゲームよりも強さが透けるゲームだと思っており、ドンク(リードベット)自体はかなり肯定されると考えています。なので通常はレンジに対してめちゃくちゃ強い場合はドンクをするのですが、コールレンジが強い相手や初級者だった時にはチェックコールにすることが多く、相手のベットミスを誘うためのスロープレイを多く取り入れてました。バランスを意識してブラフもバリューもチェック多めにしてたのですが、冷静に考えると短期間ではバリュー取り逃し>バランス過多によるオーバーフォルドなので、バランスを無視してバリューのみでドンクをするべきだなと反省しました。それでも大きなミスという感じではなく、強さがわかりにくいトリップスは十分チェックレイズレンジに入れていいかなと思いました。

  • オッズの計算ミス

    • 何度か相手にロードローのみでコールさせられる場面があり、アウツを計算してエクイティを計算しました。その時の必要勝率にローのみのアウツにポット全体を入れて計算していました。自分はポットの50%にたいしてコールしようとしてることを何度か忘れていたので、とても良くないなと感じました。ローのエクイティ、ハイ(スクープ)のエクイティを計算して加味する必要がありました。

今回はかなり運良くディープランすることができましたが、まだまだ甘くプレイミスも多いので、LAPCまでにミスを無くし、一つでも多く引き出しを身につけるように勉強しようと思います!

最後に同卓した皆様、応援してくださった皆様、ミックスゲームを教えてくださった札幌の皆様、ありがとうございました!

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