見出し画像

橋本ドンのマンション管理士として思う事「やはり空室はよくないですよね?!」その①

先日、テレビで、「マンション管理についての問題」の特集がありました。

その中で空室問題、それに伴う管理費・修繕積立金の滞納、そしてタワーマンションの修繕積立金の不足、そして、これらにともなうマンション管理運営の滞りと資産価値の低下など、かなり具体的な話を交えて特集をされていましたね。

私は、仕事上管理の仕事、特に現状は賃貸の住宅をメインに業務をしておりますが、賃貸においても空室はよくないです。そう資産も生まないですし、そのまま住まない、利用しないことで、部屋やその中の設備なども傷みます、また、防犯上にもよくないし、またまれに犯罪に利用されるなどもあり、いい事はありません。

ましてや分譲マンションにおいては、管理費・修繕積立金も掛かりますので所有者の方は、その支払いも負担になりますし、少なくとも使用(住む)、有効利用として賃貸で貸す、もしくは売却するといった判断が必要だと思います。

ただテレビであった事例の通り、このマンションという資産につき、賃貸で管理会社がいれば問題ないのですが、個人で管理をしたり、また使用したりしていた所有者が突然倒れる、亡くなられるといった際に、うまく相続されない(相続された人が今マンションがどういう状況か?そもそも資産があった事すら把握していないい事もあり)、且つその状況で相続を放棄されるとその後の処理や仮に管理費等で対応のがあった場合の回収などのいろいろな問題が出てきます。ましてやそのような状況で、漏水事故の加害者側になったりしますと被害者は誰に対して被害の賠償をしなければいけないのか、請求先がないといった最悪の場合があります。

実際、私も分譲マンションの運営にあたり、この空室、それにともなう未収金などの問題に直面したことがあります。その時は、たまたま相続人が気がついて頂き助かりましたが、その時は焦りました。

なお、これらの空室が多くなってくると未収が膨らみ、そしてマンションの運営管理をする資金が少なくなり、その影響で修繕や管理運営上の必要な案件に対して費用を出せずといった感じで、運営面で滞ることが出てきます。それがマンションのスラム化、資産価値の低下(少なくとも賃貸で貸した場合に家賃が取れないといった事が起こります)といった事に最終的につながりかねません。

その②へ続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?