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干し柿

柿の話

昨年(2022)の10月下旬、家に生っている柿を収穫した。
うちの家の柿は、正直実は小さいし種も多く食べづらい。
でも、昨年は結構実を付けので収穫して食べたし、あげたりもした。
けど、その後ご近所さんにいただいた柿が素晴らし過ぎて、自宅の柿を友人にあげた事を後悔したし、謝罪した。

よくあんな食べる箇所も少なく種だらけの柿を人様にあげれたもんだ、と反省。

そして、今年春頃だったか?伸び過ぎた枝を剪定した。
電ノコを持っていないので、自力のノコギリでの作業はかなり体力を奪われた。
柿の木の枝にとっても手動ノコギリでゴリゴリされるより、きっと電ノコでさっさと切断してくれた方が痛くなくていいだろうな、、、とか、思いながら作業。

昨年自宅で実った柿(細長タイプ)

味としては美味しくないわけではなかったが、如何せん種が多過ぎて味の感想よりも食べづらさの方が勝った。

こちらはご近所さんから頂いた柿(大きく綺麗な形)
割っても種が見当たらなず、何とも食べやすく美味しい柿

随分前の「いただきもの」でご紹介した画像でもあると思うが、再度ご紹介。
それほど自分の中では美味しくて綺麗な柿だった。

が、今年はうちの柿もご近所さん宅の柿も実りが悪く収穫には至らず。
よく柿は、なる年ならない年があると聞くが、その通りとなった。
自宅の柿に関しては、自分で剪定したこともありまあ仕方のないことかなとも思ったが、ご近所さん宅の柿に関しては非常に残念でならなかった。

また、いただきたかったので。。。
本当に、それ程美味しかった。 そして、昨年まで柿に関してほぼ興味がなかったのに、一気に“秋には柿”と思う程待ち遠しかった。

けど、今年は別の所からいただく機会があり、今年も無事美味しい柿を食す事ができ大満足。
そして、とても有難いことだった。
更には、時期も時期ということもあり、11月は柿に困ることがなかった程お声を頂いた。(今年の柿の画像は撮ってない)

渋柿

肝心の「干し柿」の話。
昨年(2022)の同時期10月下旬に収穫した柿。
自宅の柿ではあるが、これは裏山にある柿の木から収穫した“渋柿”。
柿なら何でも干せば「干し柿」にできると思っていたが、どうらや使用する柿は甘いものではなく“渋柿”だということ。

そこで、裏山で収穫した柿を「干し柿」にしてみることにした。
何となく、軒先に紐で連なった柿の様子は想像できたので、見よう見まねで作業をスタート。

スタート時の自分(皮を剥いて、紐で繋げて、干せばOK!)

作業間も無くして、、、柿が小さいというのもあったが、包丁にしろピーラーにしろ、とにかく皮剥きだけでもかなりしんどさを感じた。
実は、この前年もごく少量の柿を「干し柿」にすべく作業をした事があった。
数が少なかったので皮剥きに然程労力は使用しなかったが、問題は紐で吊るす際の作業で躓いた。

柿を通常の食べる用の柿同様に収穫したせいで、紐を結び付ける箇所が存在しなかったのだ。どうにか無理矢理ヘタの下に紐を通し結び付けた苦々しい記憶があったので、今回の柿に関しては収穫時に工夫をした。
要は、紐を結びやすくするために枝も少々残し収穫。
後で知ったことで、実のみの収穫でもヘタの下部に切り込みを入れ、そこに紐を掛けて結び付けるやり方もある様だ。

ただ、自分としては枝ありきで紐を結び付けたかったので枝付きで収穫した。
この“枝付き”という事もあり、皮剥きに苦戦したのは否めない。
あ、この前年(2021)の「干し柿」は失敗に終わった事だけお伝えしときます。

そして、昨年(2022※ややこしい時系列))の「干し柿」は、、、

風通しの良い軒下へ
皮剥き、本当にきつかった

といった感じで、完成を待った。
結果、販売品の様な白粉のついた柔い見た目のいい「干し柿」とはならなかったものの、とっても自分好みの小さいが硬めのいい塩梅の「干し柿」が完成。
ただ、画像には残しておらず。。。

冬の外作業の合間のおやつとして、1日2〜3個を食し「自作干し柿」を堪能。
友人の母親が作ったとても立派な「干し柿」もいただき、随分自分のものと見た目も甘さも違うな〜と感じつつも、やっぱり柔くとろみのあるものより、自作の硬めでしっかりとした歯応えのある方が好みだな、と思ったのでした。

ただ、ご近所のばあちゃんには間違いなく友人宅のものが大好評でした。
(自作のものは見た目も硬さが分かる様で、恥ずかしくてあげてません)

そして、思うのでした。
今年(2023)、作ってないや。

食せる柿は実りが悪かったけど、裏山の“渋柿”に関しては例年と変わらず実を付けていたのですが、収穫しないまま現在を迎えた状態。
ふと、また食べたいなと思ったので。

でも、食べるには“自作”である限り自分で作る必要があるわけで、、、
作っていないという事は、もちろん食せる「自作干し柿」が存在していないわけで、、、

間に合えば、作ろうかな。
間に合わなければ、来年作ろうかな。

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