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(3年目の記録)2023.6月

脇芽取り

6月に入り、心配していた台風は少し進路を変え通過。雨は多かったが直撃を免れたおかげで、被害は出ずに済んだ。
降雨時や大雨の後は、圃場内の土を踏み固めてしまうので入らないようにしている。収穫最盛期や緊急時(早々ないけど)は、別。

翌日、苗の様子を見ながら脇芽取りをし、”それ”を使った料理をし夕飯で食す事が毎年恒例となっている。

ただ、シシトウ含むナス科の野菜(トマト・なす・唐辛子・じゃがいも等)は栄養もあるが、食べ過ぎや物によっては葉や茎を食すのは身体に良くないと言われている。
自分はシシトウの脇芽(茎から伸びた枝葉)を、茹でたり炒めたりして栽培当初から食べ始めたわけだけど、シシトウの脇芽は今の所大丈夫の様子。(自分の実体験による自分調べ結果)

栄養等については、調べていてとても興味深い見解があり内容に納得。

野菜等の成分について、生体機能の活性と毒性は紙一重。適正量であれば栄養となり身体にいい影響を与える物も、過剰に摂取すれば体内で毒性を発揮し身体に悪い影響を及ぼす可能性がある。
普段食す食べ物で全くもって”毒性ゼロ”という事はなく、特定の食品や成分のみを多量摂取すると毒性の面が顕著に現れる。偏った食生活を送るのではなく、バランス良く食す事が大切である。

なるほどであり、ごもっともと思った。

そして何よりも、自分の身体に合った食生活を送る事が重要だと感じた。
良いとされる物や常識に無理に合わせるのではなく、自分の身体に合った無理のない状況で偏らない食生活をする。
大事なのは、食を楽しめる事。良い栄養を取るにしても、自分の中でストレスになる様な食し方では意味がないと感じている。

何だか【ししとう栽培】とは少々内容が離れてきた気がするけど、こんな考え方も”野菜の栽培”を始めたからこその思考かもしらん。
野菜(主にナス科)の栄養などについては、調べた結果をまたそのうち投稿するかも。

本支柱立て

6月初旬、まず支柱の準備。
昨年(2022)使用した竹を確認し、使えそうな丈夫な竹を選び使用。
とりあえず、2畝分の本支柱立てが完了。
他の作業も挟みながら、3日で全ての本支柱を設置。
本支柱立てが完了した翌日に、ししとう苗を支柱止め。(結び付けの事)
6月下旬には、また少し成長したので再度支柱止め。

竹収集

本支柱を立てながら、不足分の竹を収集。
昨年よりも苗数は減らしたものの、不足本数は50本。まず、いつも採取にいっている河原の土手へ行ってみるも、採取出来たのは30本。後20本足りない。

数日後、河原はもう無理なので新地開拓へ。
と言っても、地区の徒歩圏内での採取場所を探さねばならない。遠すぎて車使用では、時間も労力も使う。田の周りの農道横に竹林はあるものの、勝手に取って行くわけにはいかないので許可を取り、採取。

今年(2023)は、姪っ子が使用を卒業し放置されていた自転車を譲り受けたので、移動と運搬に活用。いやはや、長い事自転車に乗っていなかったせいか?長靴でこいだせいか?ただ単に体力不足か?異様にしんどかった。
普段稼働していない筋肉を使っていたのか?異常に太ももが張った。
竹収集以外にも地区の作業時に使用した事もあったが、普段歩きの所を自転車で行けるのだから余裕だろ!と意気揚々に出発したが、途中で酷く脚がパンパンになりきつくなり疲れ果て、降りて押して現地まで行くという日もあった。

子供の頃は、切り替え何ぞなくても余裕で坂を上っていた記憶。ましてや、平坦な道なら悠々と進んでいたあの頃…
怖いな。年を取るというか、身体の衰えを実感する事が怖いわ))
自転車漕ぎは、農作業時とはまた別の筋肉を使用するという事か。と、思い知った月でもあった。

あ、竹は無事残り20本+α収集完了。
そして、採取時にある程度長さを考慮して伐採したものの、多少誤差が生じた物もあるので長さ調節をし、本支柱立てに使用。

その他作業

6月のその他作業は、シカ侵入防止の為の柵強化。

今後も悩まされる、シカ食害の序章

竹やシカに有効とされるピンクテープを追加し、少しは強化したつもり。
それと、ソルゴー周りの草取りと再種まき。
雑草の成長威力が強かったのか?ソルゴーの成長が見れない箇所あり。後はシカの食害にあったりで、もう遅過ぎるけど再度種を蒔いた。
それから、例の”溝”の再埋立て。前回の埋立てが少々浅かった様子。
その他は、主に草取り作業。

どうなってんの?

そして6月初旬に、ししとう栽培仲間が通りすがりに立ち寄ってくれ少々お話。
その際に衝撃の事実を知る。
それは、担当者等による”圃場見回り”が既に行われ終了していたという事。お仲間さんは、こちらも見回りに来て一緒に確認等をしたものだと思い話されていたので、自分が「えっ!?いつ来たんですか??」という問いに驚いた様子。その後は何だか(あれ?ここには来てないの?)的な感じで、詳細は有耶無耶にされ話終了。

JA担当者と部会長と県の担当者?と後1人の4人で来たとか。どゆこと?いつのこと?何で連絡ないの???
と疑問に思い思い返して…あ、もしかしたら注文書等を持参して突然やって来た時かいな??と思った。あの時は急だったもんで、こっちも家の事してて畑に行ける状態でもなかったし、向こうも「畑確認に来た」とも言っていなかったので、ただ注文書を持って来ただけかと思っていた。

後の確認で、どうやらその時に自分抜きで勝手に圃場確認をした様子。
何とも、やるせんね。どんだけ馬が合わんのかと思う。
というか、事前に連絡くださいよ!こっちだって都合ってもんがあるんですけど…

そして、新入りの若い女性が今度の新しい担当者だという事も知る。毎年変わる担当者。別に変わってもいいけど、きちんと相談や指導をしてくれれば問題ないんだけどね。不安しかなかった。

初収穫

6月中旬、まだ出荷できる程の量には至らないが、この年の初収穫。
まずは、自家消費をし味の確認。収量こそまだ少ないが、色・艶も良い。

実も大振りで、今の所問題なく順調に成長中。
今年(2023)は栽培仲間の勧めで、「直売所」にも出荷してみる事にした。
今までは、多く収穫できる様になるまでは自家消費やお裾分けで対応していたが、少しでも利益を出す為に1つ販路を増やす事に。

登録には費用が掛かり販売手数料も取られるが、物は試し。
良いか悪いか、得か損か、それは聞いた話や他人の結果では情報にしかならない。自分の結果を知る為には、やってみる他ない。
という事で、早速登録申請をし、6/28に「直売所」へ初出品(まずは5袋)。翌月下旬に支払明細が発行されるので、それで結果を確認。
約1か月後となる。

どうなることやら。
結果が待ち遠しく楽しみでもあり、少々不安でもある。どちらに比重を置くか?はたまた、全く違う選択をするか?今後の結果次第となりそうです。

害虫発生

6月下旬、というかほぼ末に害虫を確認。
今まで悩まされた事のない害虫『アブラムシとハダニ』だ。一体いつからか?気が付いたら葉裏に何だかツブツブした塊があり、よく見たら虫だった。

ギョギョッ!!

カメムシに慣れてきたと思ったら、また新たな害虫かよー。と困りつつも、実はこの時はまだ『アブラムシ』の脅威の繁殖力を理解しておらず、少し余裕をかましていた。
とりあえず、剪定作業で風通しをよくし害虫の付いた葉を除去する作戦。
そして、その夜害虫『アブラムシやハダニ』について調べていくうちに、こりゃオチオチ呑気な事やってらんないな)))と焦り、薬剤注文書を確認。

なるべく劇物ではない温和な薬剤を選択すべく、シシトウに使用できる物を注文書から選んだ。
翌日、近隣の店舗で販売していないか探して回ったがなかったので、JAで購入しようと思ったが、その前に自分が選択した薬剤が問題ないか不安だったので(効果があるのか?もっと他に有効な物がないか?)、前担当者へ確認。返事は”問題ない”という回答のみで、明確な指示や指導はなかった。
更に不安が増し最初の担当者へ再確認した所、効能や効果等の詳細な説明と他の薬剤の提案もあり、自分が選択した薬剤と提案のあった薬剤の2つを購入する事にした。

提案のあった薬剤は、収穫前日にも使用が可能だが1回の散布での効き目は薄く、こまめに散布する必要がある。(フーモン)
自分が注文書から選択した薬剤は、同じく収穫前日に散布は可能なものの同植物には2回までしか使用ができない。(アーデント水和剤)
という事で、保険の為に2種を購入。

本当は薬剤を使用したくないが、ほんの数日であっという間にビッシリと1苗アブラムシだらけになり、続々と他の苗に飛び火。
すぐにでも対応をしなければならなかったが、6月下旬は既に梅雨入り状態で雨続き。
6月中の散布はできなかった。

原因

2023年初のアブラムシ大量発生の原因を考えた。
・肥料過多(牛糞堆肥+米ぬか+もみ殻投入後→土壌改良+元肥)
・ソルゴー成長不足(防風対策できず、強風で虫が苗に付着)
・連作障害(3年連続で同じ場所に栽培)
・天候不良(6月下旬からの降雨続きによる発生)
・人参からの飛び火(人参葉でてんとう虫発見後、アブラムシも発見)

う~ん、全部該当する気がする。
肥料過多については担当者は問題ないと言っていたし、それよりもソルゴーや天候不良の方が要因と考えられるとも。
このままでは、害虫どころか病気にもなり兼ねないので不安しかないが、どうにか早期解決する様、できる事をするしかない。

とまあ、6月は何だかんだとありました。
まだ前半の初っ端なのに、もう既にトラブル発生状態。これ以上問題が大きくならなければいいけど…

そして、いつになったら通常の出荷ができる様になるのか。
何だか3年目は、落ち着くどころか大変な年になりそうだと感じたのでした。

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