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(野菜の栽培記録)2023年〜とうもろこし編〜

初挑戦その2

こちらも初挑戦。
こちらは自らが「栽培したい」と思っていたものの一つ。
たまたまご近所さんが種から栽培した苗に余りが出たから要らないか?と声を掛けてもらったので有り難く頂戴した。

そして、シシトウ苗定植場所の余りに5月中旬定植。それから半月程経過し、、、
やって来ました、シカ被害。

左:上部と奥の苗食べられてます
右:青丸→とうもろこし定植箇所、赤丸→シカの足跡

おかしいな、、、ネット張ってあるんですけどね。
どこも破れている箇所や倒れている箇所は見当たらなかったんですけどね。
この奥(右画像左側)や手前が山からの傾斜という事もあり、柵を越えて侵入しやすかったのかもしれません。

そして6月中旬、苗を食べられ半分程減った為今度は自分で種を購入し、そのまま畑へ直播き。
それからしばらく経過し、6月下旬の様子。

左:赤丸→おそらくシカの足跡、マルチ上の穴→芽が出始めた
右:前回のシカ食害で生き残った苗の様子(黄丸→推しべ)※左画像の奥側

もうヘンテコな状態。
苗は背丈のまだまだ小さな状態なのに、何故か推しべだけがぐんぐん伸びて成長。
何だこりゃ!?状態です。本当に。

色々調べた結果、どうやらシシトウと相性が悪いらしい。何という悲劇…
肥料不足という原因も考えられるが、左画像の赤丸印の畝にはシシトウが植えてある。そう、まさにお隣さん状態だ。
同じ畝上に並んで植えられているわけではないが、お隣さんというご近所。
なるほど、せめて1畝分でも空けてもう少し離す必要があったのかもしれない。

ただシシトウと相性が悪いという事は、もちろん、同じナス科の野菜であるトマト・なす・ピーマンとも相性が悪い。

なんてこった!ナスとトマトは毎年育てたい野菜に入るのに…参ったな〜
こんな小さな畑だと、こういう時非常に困りもんだ。
まだまだ素人であり新人の域を出る事も許されていない自分に、また難題がやってきた感じだ。
今後は、コンパニオンプランツ(良い影響を与え合い共存共栄できる植物)のみならず、相性の悪い野菜もきちんと事前に調べ把握しておく必要が出てきた。

場所が空いたから好き勝手に色んな野菜等を植付けてもいいわけではない、という事か。
大変だが、今回のとうもろこしの成長結果を見れば納得せざるを得ない。原因と思われる事は1つずつでも排除していかなければ、良い物を作り出せない。
と反省をしながらも、奥が深いなぁ…と思うのでした。

そして、7月。

あんなヘンテコ苗状態でも実は成った(小さく歯抜けばかりですが)


一見上手く出来たと見せかけてwのとうもろこし


歯抜けで小振りでも、茹でて黄色が際立つととても美味しそうに見えた。自分で初めて育てて初めて収穫したとうもろこしだからなのか、格別美味しくも感じた。
ちゃんとそれなりに甘みもあり、コーンの歯応えも市販品と同等だった。

これは、ハマる!味にハマるというよりは、このコーンの使い道に。
栽培さえ問題なくできれば、今まで冷食で購入していた冷凍コーンも自作できるし、乾燥させて粉状にすればコーンスープも手軽にできるはず。
もちろん、手作りパンにだって使えるし、炒め物などの料理の彩りにもだ。
不出来でもこれだけ堪能できたのだから、上出来なら尚更だろう。

そして、7月下旬〜8月。
8月のお盆前には台風が来た。

7月下旬:後植え分のとうもろこしは思ったより大きく成長
8月初旬:バジル味のとうもろこしは自分好みではなかった
8月中旬:台風後に倒れたとうもろこし苗と収穫したもの🌽

とうもろこしの苗は倒れてもまた起き上がるとの事だったので、無理に修正せず。
逆に無理に起こそうとすると折る可能性もあるらしいので、触らなかった。
お盆中にほぼ全ての実を収穫し、出来の良いものはあげたりもした。その残りが画像分の歯抜けとうもろこしの数々。

しばらくして確かに立ち直ったが、収穫もほぼ終了していたのでその後はほぼ放置状態。
撤去前に最後の確認をし、今年ラストとうもろこしを収穫。

小さく、最後の最後も立派な歯抜けとうもろこし

ラストも茹ででいただきました。美味しかったです。
とうもろこしは“焼き”という人も多と思うが、自分は“茹で”派かも。
いや、ただ単に“茹でるのが楽なだけかも“派かも。

歯抜けばかりご紹介してきましたが、実は1本まるまる綺麗に出来上がったものもありました。
それはまた後日、他の野菜たちと一緒にご紹介しようと思います。

反省点とか

とうもろこし栽培の難しさは、もちろん土台である土作りが最重要だが、それ以外では受粉と害虫対策だと感じた。(シシトウご近所問題は、来年以降十分に気を付けます)
推しべの花粉が舞うことで実の元となる所から出ている糸状の総に付着し受粉するが、これがきちんと総全体に行き渡らないと“歯抜け”となる。
まさか、あのフサフサした糸状のものの1本1本がコーン一粒一粒になるとは知らなかったし、驚きだった。
推しべを折り、自ら絹糸(糸状の総)へ塗布してみたりもしたが、なかなか上手くいかなかった。推しべや雌しべのタイミングもあったのかもしれない。

そして、その推しべの匂いに釣られてやってくるのが アワノメイガ という、とうもろこしの天敵である蛾だ。
画像は添付しないが、おそらく誰もが見たり遭遇しているであろう2〜3cm程の蛾だ。
それが推しべに誘われやって来て卵を産み付け、その孵化した幼虫が実の中へ侵食をしていく。育てたとうもろこしの半分以上はアワノメイガの被害に遭っている。
大体収穫する前に気が付く事が多いが、稀に収穫後皮を剥いてからお食事中の幼虫に遭遇する事もある。

薬剤が1番手取り早いのかもしれないが、せっかく自分で作るのだから薬剤を使用したくないと思い、最後まで使用せず。
あくまで自宅用で売り物ではなかったので、問題なかった話。
ただ今後も薬剤を使用するつもりはない。
そして、薬剤を使用しない方法として挙げられていたのが、実に袋というか網目の小さい網などを被せるという方法。
結局、こちらも採用はせず。ただ単に時間と労力などに余裕がなかったためだ。

それ以外でも、推しべをとうもろこし10本程に対して1本のみを残し、それ以外は全て取り除くという方法。
これは実験しづらかった。何せ、あの小さな背丈で推しべのみ成長した状態の苗では、まだ実さえも成っていなかったのに取り除くわけにもいかず。
その後の直播苗に関しても成長がまちまちで、取り除くタイミングがよく分からなかった。
結果、もう意味のない台風後の収穫時に一緒に推しべを取り除いた。

という事で、受粉と害虫対策+シシトウ(他ナス科野菜)とは離して栽培をする。
という点が重要であり、もっと勉強をしておくべき内容と判明。

来年は、以上の点を考慮しつつ必ず再チャレンジをし、今度は7〜8割の成功を目指したいと思っている。
もちろん、できれば全て丸っと綺麗に完璧を目指したい所だが、、、まずはできる範囲でマイペースに。

作る難しさと、作る楽しみ。
そして、知る喜び。

来年こそは!!

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