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(3年目の記録)2023.8月初旬〜中旬

質疑応答

8/1夕方、いつもの様に突然来た現担当者と初代担当者。
現担当者は新人?の様で、1人で圃場確認や生産者の疑問等に対応できない為、おそらく初代担当が一緒に同行しているのかと思われる。
この日は、他の生産者の所からの帰りに立ち寄ったとの事。(連絡くれ)
いつもなら突来なのでこちらも用あり等で対応不可なのだが、この日は夕刻という事もあり、身体的にも余裕があり対応できた。
プラスして、初代担当者は質問放置をせずすぐに回答をくれるので、現状の疑問を聞きまくろうと思った。

まず圃場に行き、現状の確認をしながら質問。

質問1「葉色は良いが、大きさが小さい」
回答1「梅雨の苗疲れや、肥料と成長の不一致によるもの」
質問2「実の黒味増(例年より早め)とあまりよくない苗の状態」
回答2「寒暖差、朝日+西日の特に朝日で、苗は梅雨も終わり次第に良くなる」
質問3「薬剤散布を2度したけど、アブラムシが…」
回答3「フーモン3日に1回または週1で散布した方がいい」
   「手動噴霧器よりも断然電動の方が広範囲対応で威力も強く、楽」
   「降雨前は✕、雨で効果が薄まる」
質問4「葉裏の黒粉は何?」
回答4「アブラムシのカス、カビではない」

等々質問し、この時に、土作りが失敗し肥料過多となり害虫が多量発生したのではないか?という問いに、そうではなく、ソルゴーの成長が遅かった事や雑草が問題かもしれないとの回答だった。
後は、一度”土壌検査”をしてみるといいと言われた。準組合員でも、1回のみ無料で診断してもらえるとの事。もちろん、何度でも診断は可能みたいだが、2回目以降は1,000円程必要らしい。

シシトウ栽培終了後に土を採取し、11~12月頃に提出するのがベストな様子。あまり遅くなり年を越すと、検査が混み合い次の土作りに間に合わなくなる可能性がある為、注意とな。圃場四隅と中央の土を採取するとか。
『よし!検査してもらおう』とこの時は意気込んでいたが、後に冬も圃場で他野菜の栽培を開始した為、検査頼まず。

今後機会を見て、1度は検査を頼んでみようと思う。

台風対策

8月に入り、変な台風が現れた。
予想進路は、二転三転。沖縄を通過するかと思われたが、再上陸。
太平洋側を沿うルートかと思われたが、急旋回で九州上陸気味へ。
そして、いつの間にか九州直撃ルートに。速度も遅い様子。
何だ?この台風。

情報が出だしてから速度が遅い分、かなり振り回されながら日々作業。
予想困難な今回の台風は、気が抜けない。自圃場を通過するかもしれないので、日常作業の合間に対策をしていく。
といっても、主には支柱止め。

停電

間近に迫りつつあったので翌日出荷の為の収穫を急いでいたが、残り1畝を残し、雨風が強まり断念。
昼前から影響が出始め、断続的に土砂振り。夜、強風から暴風へ。
そして、夜停電。

困った。
出荷準備(選別や袋詰め等)がまだだ。
午後からは農作業の片付けや出来る範囲の対策と、事前には行っていたが自宅周辺の不安が残る個所の片付け等を対応。
シシトウは、午後~夜まで広げて乾かしていた。台風に限らず、降雨時の収穫後は広げて濡れたシシトウを乾かしている。濡れたまま袋詰め等を行えば、腐りやすくなる等の理由からだ。
そして、夕方には風呂から夕飯終了で、さて出荷準備をしましょうか~って時に、停電。

『停電の事、考えてなかった・・・』

これまで台風時に停電がなかったわけではないが、毎回一時的だったので、この時も「すぐに回復するかも」という思いだったが、徐々に様相一変。
一向に電気が点かない事に次第に不安を覚えながらも、このまま好転する事を待っていても埒が明かないと判断。
ろうそくは夏場は暑いし、もしもシシトウ達に焼き移ったら大変なので、懐中電灯の明かりを選択。

懐中電灯

家中のあちこちに点在させてある、懐中電灯。父の仕業だ。が、感謝。
生前『明かり』に拘りがあったのか、とにかく懐中電灯を多く所持し、自分にも持っておくようにと渡された事がある。今もその渡された小型懐中電灯は、外出時のカバンの中に必ず忍ばせている。
震災時『笛』を持参していると良いとよく言われるが、自分は『懐中電灯』を重きに置いている。

『明かり』の威力たるや凄まじいものがあると感じる。
生命力、暖かさ、暗がりの不安からの脱出、視野の拡大、希望、etc…
とにもかくにも、色んな大きさや明るさの懐中電灯を試し駆使し、出荷準備作業に取り掛かった。
明かりがあるだけでも有難い、が、室内の照明の明るさを知っている自分にとって、懐中電灯の「明かり」での作業は苦行にも感じられ、精神統一せねば成し遂げられない感があった。

(次回からは”停電”も考慮し、早めに作業に取り掛かろう)
そう思った。

ただ、トイレは”停電時”等を考慮しリフォームの際、タンク付(上部手洗いなし:掃除がめんどいので排除)を選択。はなから、タンクレスには興味なかったし、ナイス選択だった。

台風通過後

翌朝、吹き返しは厳しかったがどうにか出荷完了。
圃場やシシトウに被害はなく、午後から明日の出荷に向け収穫開始。
盆休み前の最後の出荷のため、出荷可能サイズの取り残しがない様に作業。
前年(2022年)は、酷い台風被害にあったのでかなり冷や冷やしていたが、今回は被害がなく本当に良かった。

そして、不思議な事が・・・
台風の暴風雨のお陰か?葉色・実色がよくなり、アブラムシが消えた。
虫は吹き飛んだんだろうか??
葉色・実色の悪かった原因は、水分不足だったんだろうか?
と思いながらも、結果オーライに感謝。

このまま良い状態で、最後まで突っ走りたい!

お盆休みと熱中症

盆前の出荷後のこと ↓

そして、頭痛は治まらず翌日ダウン。
1日中ほぼ寝て過ごし、翌日の昼前に行動制限が溶けた。
シシトウ栽培を開始してから、何だか毎年恒例となりつつある”熱中症”
最初は頑張り過ぎが原因だったと思うが、以降は”ふとした気の緩み”が原因で発症していると感じる。

翌日も行動制限が溶けただけで、完全復活には至っていない。
せっかく出荷休み時にしておきたい作業や家の事もあったのに…いつもこうやってやらかしてしまう。
気が緩んだからいけない!ではなく、気を緩ますタイミングが重要。
そう思う。
気を緩ませなければ四六時中気を張っていなければならず、それでは心身共に参ってしまう。

気を緩ます事はとても重要であり、体調管理には必須だ。と考えている。
ただ、今回は”緩ます”タイミングをミスってしまった自分の判断ミス。
みすみす体調も顔色も悪くなる自分。自ら自分をミスリード。
見据えた先に、今後を見透かす♪ 
見過ごし、見捨てる、未遂の自分♬

何じゃこりゃww
ちょっと”ミス”という言葉繋ぎで、遊びたくなった自分w

それは置いといて、結局3日圃場には行かず、4日収穫せず。
あっという間に、出荷の盆休みも終わり盆明けの出荷がスタート。
無理をしない様、ぼちぼちとそれでも懸命に作業を再開。
葉・実共にいい成長ぶりだったが、虫による食害や傷が増えていた。

盆明け久々の畑(何故かバジルメインの画像)

こうなってくると、出荷準備の選別がかなり大変になってくるんだよなぁ…
先行き不安でしかない。

8月前半は、こんな感じで過ぎ去った。
台風と体調不良。

一難去って、また一難、二難、三難。
もう勘弁。

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