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(3年目の記録)2023.11月

ししとう収穫祭

11月初旬、前年同様苗を片付ける前に甥っ子たちを呼び、残り少ないながらも「ししとう収穫祭」を開催。
これまた昨年同様、30分もしない内に収穫の楽しさも集中も散漫になり、走り回り始めた。
最初こそシシトウの大きさや形・虫やクモの巣・取れた数や早さを競い兄弟で騒ぎながら収穫していたが、飽き出した様子。 

艶はあるけど色味は薄め

畑内外をちょこまかと動き回り出し、近くに道路等もあり目を離すのは危険でもある。こちらとしてはもう少し収穫をしたい、してもらいたい気もありつつ、子供達の「ししとう収穫」への集中が途切れたので終了した。
その後、家の方に戻っても田舎の家の敷地内で走り回るのが楽しい様で、しばらく2人で騒いでいた。

そんな2人の様子を動画に収め、数日後近況報告も含めて遠くに住みなかなか会う事の出来ない親戚へ送った。
途中長男が「二十日大根」に気付き、以前食べたラディッシュのスープだったか何だかがとても美味しかったそうだ。

ラディッシュを知っていた事、食べて美味しかったとずっと記憶していた事、興味を持っていた事に驚いた。
もちろん、喜んで提供!
採っていいと言うと、少々遠慮気味に収穫をする長男。
まさか、二十日大根ことラディッシュが好きだとは思わなかったし、逆に興味もなく嫌いな部類かと勝手に思っていた事を反省。

自分の作った野菜に興味を示してくれるなんて、こんなに嬉しい事はない。
きっとシシトウは親の胃袋に入る物で、子供達にとっては貰っても大して嬉しい物ではなかったと思う。あくまで"収穫"を楽しんだに過ぎず、別にシシトウに興味があるわけでも好きなわけでもない。
こちらが勝手に『毎年恒例』を目指し声掛けをし、少しでも一緒に楽しめないか?と考えたイベントだ。

ま、結果、ワイキャイ楽しんでくれたし、シシトウは置いといても野菜や食に興味がある事が分かり、自分としては満足な1日だった。
さてはて、後何回この"イベント"に参加してくれるだろうか…

ちょっとこちらとしても、何かしらの工夫が必要かもなぁ。
そーいや、前年の収穫祭は11月下旬だったなぁ。

苗撤去

「ししとう収穫祭」と並行して、少しずつ残りの苗の撤去に取り掛かっていた。と言っても、10月までに半分程の苗は病気等で都度撤去していたので、残すは後半分。
前年に比べれば撤去数も少ないので、ぼちぼち作業でも然程日数が掛かる事なく、11月中旬前までには元気な2苗のみ残し撤去完了。

撤去途中の画像
①残す2苗 ②ミニ白菜ことタイニーシュシュ
③シカの足跡じゃないよ、支柱を抜いた跡だよ

寒さも少々増してきたので、残りの2苗には不織布をベタ掛け。
いつもなら11月下旬~12月初旬での撤去なので、もう少しシシトウの様子を見守りたいとの思いで残した2苗。
元気と言っても、他と比べて多少元気というだけで良い状態と言える程いいわけでもない。ちょっと、名残惜しかった気持ちが大きいかも。

11月中旬、不織布内の残したシシトウ苗の様子

苗を撤去した後は、マルチ(畝上に敷いたシート)を剥がし次の植付の準備をスタート。
実は10月~取り掛かった"苗撤去"で、畝の空きが出たら土作りをし少しずつ進めていた。
3年目は冬に畑を休めず、そのまま次の野菜の栽培を決めていたからだ。予想よりも早く「ししとう栽培」の終わりを迎えたのは、次の作物栽培の事を考えると調度良かったのかもしれない。

廃棄処理

11月初旬に、廃マルチ・ホースをまとめて処分。
11月中旬に、廃農薬をまとめて処分。
どちらもJAで決められた日時に決められた収集場所へ持って行き、受付で種類や重さを計測し処分する流れとなっている。

今回は、3年分をまとめたマルチと倉庫内片付けで出てきたホースをまず処分。何でも持って行っていいわけではなく、事前に回収内容・日時・場所の記載された用紙が毎月届く冊子に挟まれており知る事ができる。
もちろん、回収物は"農業関係"のもの。
長いホースも、一度は家の不用品回収と共に業者に頼んでみたが、農業関係の物なので取扱いをしていないと断られ処分先に困っていた。そんな時、シシトウ栽培を始め廃棄ルートを知る事が出来一安心。

今回、無事処分完了。
そして、タダではないよ。きちんと処分料が発生しますよ。

と、安心したのも束の間。
その後の蔵だったか倉庫だったかの片付けで、更に長いホースを発見))
どう見ても農業用…また次回の回収で出さねば…

農薬と決断

そして次に処分したのが、農薬。
農薬!?今後使用するんじゃないの?と思ったかもしれないが、しない方向で栽培をしようと決めた。
これまでと今回の栽培を通して思った事・感じた事、そして、自分で色々と調べた事を元にそう決断した。
簡単な道ではないと思うし、安易な決断かもしれない。でも、決めた。

この3年で農薬を数点購入したが、そもそも同じ農薬を何度も続けて使用できない縛りがあり、使い続けた所で耐性もついてしまうし、使用期限も存在する。
そして、大農場でもない小さな畑。どう考えても、使用しきれない量。
何よりも、使用には準備~散布~片付けまで、自分的にはかなり気を遣う作業。もともと使用したくない物を使用する上に、使用時の精神的な負担も大きい。

『無農薬』を志高く目標に掲げ取り組む、という決断とはかけ離れている。

自分のした"農薬不使用"の決断とは・・・
農薬の取扱いに気を遣い、心身共に疲れるくらいなら使用を止めよう。
購入にはお金も掛かるし、今回の様に処分するにもお金が発生する。
だったら、今後は「持たず使わず頼らず」で作業を目指そう!
もともと出来る事なら使用したくない、という気持ちの元栽培を続けていたので、いっそのことそっちへ全振りしても良いのでは?
いや、むしろ全振りした方が気分的にも身体的にも楽になるはず。

と、まあ、自分中心の志低めの決断だったわけです。
でも、この決断で1つ自分が目指すべき道が少し鮮明になってきた感があり、気持ち的には本当に楽になったのでした。
という事は、今以上に『土作り』に励まねばならないわけです。

そして、処分に出した一部(倉庫内片付けで出てきた、内容不明のもの※片付け当時、袋も劣化で破れ黒ポリ袋へ移していた)が不明分として、処分料が通常の10倍となったのでした。(片付けず放置していた父恨む)
ま、大方倉庫内も片付いたので、スッキリはしたかな。

2023ラスト

11月下旬、末間近。
ついに、残りの2苗を撤去。12月に入ってからの撤去も考えたが、今回は次が待ち構えていたので止む無くお片付け。
撤去前に、残り少なく小さなシシトウたちを収穫し、3年目の感謝を伝え終了を迎えた。
片付けた後はマルチを剥がし、土作り。

実は11月中旬の様子
①残すはこの2苗撤去と、白マルチ下の土作りのみ
②玉ねぎ苗定植予定 ③既に2種ニンニク定植済み
最奥は、ミニ白菜ことタイニーシュシュ(害虫酷い)

11月は少々乱暴なというか、せかせかと短期間での土作りで次々に次の野菜たちを定植していった。
少々強引だった感は否めないが、その成長振りはまた今度。

前年であれば、まだ11月でも「ししとう栽培」の忙しさが残る時期だったが、今回は早々に片付き、新たな挑戦へ。
今回の11月は「ししとう栽培」関連よりも、次に定植する作物や他の野菜たちの世話に作業を費やした気がする。
その分今後の「ししとう栽培」との向き合い方や栽培方法等、色々と考えるいいきっかけにもなった月だった。

ありがとう、シシトウ。
そして2024年もよろしく、シシトウ。

また次に実がなる頃まであるかな~
冷凍ししとう。

そんな、2023年の【ししとう栽培日記】こと記録でした。
読んでいただき、ありがとうございました。

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