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その風景は何を物語ってる?


「書きたいが書けるに変わる創作講座」
に参加しての学び第②段。

講師の大槻慎二先生の言葉は、沁みます。

「同じことを何通りの言葉で書けるか?」

三島由紀夫さんは、
「広辞苑をいつも読んでいた」という
エピソードを話されていましたが、

「どれだけの言葉を持っているか」は、
物語の成否を分けるー。
というと大袈裟ですが、
読んでいる方は、同じ言葉が続くよりも

似て非なるけど似てる

言葉のほうが、スッと惹き込まれます。

それを解消するタイミングは、
自分の文を読み返したときに、特に、
「近くに同じような言葉がないか?」
をみると良い、とのことでした。

私の場合、noteにも癖はあらわれていて、
「自分」という言葉がめちゃくちゃ多いです。
「言葉」も多い。

「自分」を何におきかえられるか?

・他人ではない
・個人
・分人(平野啓一郎さんの言葉)
・自己
・我

ちょっとしたニュアンスで変わります。
まずは、変換する努力をしてみるところから。
それを楽しむことから。


叙情は、内面。
叙景は、風景。
このふたつがイコールになる文章が
心に残る。


たしかに、一切内面の気持ちを書いてないのに
気持ちがありありと目に浮かぶ物語は、
読んでいて想像が膨らんで楽しい。
だけでなく、
ストレートでない余白にこそ、
読みやすさがあります。

そう思うと、
「雨が降る」
「車が走る」
普通の光景にさえ、気持ちを乗せるとしたら?
た考え思うことが増え、
人生が豊かになります。


書くことが目的ではなく、
書くプロセスこそ目的。

今日もお読みいただき、ありがとうございます

写真はきょうのサッカーコート横の
木々。
この叙景は、どんな気持ちかというと、
整然とした落ち着いた感じ。

でもそれが光を変えるとこうなります。

曇りになりました。
これだけで、気分が全然ちがいます。
どんより。

日常に、彩りを。
それは美しさだけでなく、
自然を自然に感じとり言葉にするという
その暮らしそのものがまるで、
彩りです。

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