🌟R 1300GSは本当に凄いのか?(その7)何がEVOなのか?ミュンヘンのエンジニアに直接聞いてみた。

🌟(その7 エボテレレバーの何がEVOなのか?)
 テレレバーがEVOに進化したってR1300GSの記事には必ず書いてありますが、いったい何がどう変わって進化しているのか?さっぱりわからないです。ネットで調べてもダメなので、ミュンヘンのエンジニアに直接聞いてみました。
 R1300GSに試乗してみると、ハンドルを切った時のフィーリングや非常に正確な舵角コントロールが容易にできるところが別次元に進化しています。
 操舵とタイヤの動きを正確にシンクロさせたいなら両者の結合剛性を上げる事です。いわゆる剛付け。
 でも実際にやってしまうと路面からのショックやフロントサスがストロークした時の捩れ、キャスター角変化がまともに運転者に伝わって、とても乗れたもんじゃあ無い。そこで従来のGSテレレバーはハンドルとフロントフォーク上端をゴムブッシュを介してトリプルクランプに繋いでいました。
 EVOではこれがトリプルクランプに剛付けになりました。
 このキャスター角変化を吸収するのがフレックスエレメントと呼ばれている、いわゆる板ばねです。これは整備解説書にも定期点検部品になっているのでバネだと思います。
 ということでEVOテレレバーの肝は、操舵の正確さを圧倒的に向上させる為に、フロントフォークアッパーと剛結合して、その結果発生するキャスター角の捩れをフレックスエレメントで吸収するのが
革新的な技術ですね。

https://youtu.be/WpNMagcafK0
これ大変参考になりました。

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