R1300GSは本当に凄いのか?(その3)


💢400万円近い値段はいくらなんでも高過ぎる?

 いろいろな試乗記事では絶賛の嵐ですが、必要なオプションを揃えると400万円オーバーする価格設定はいったいどうなのか?いくらイイって言われても買えんがね💢ってとこでしょう。
 私は長年トヨタ自動車で車の原価を決める業務にも関わってきました。さらにミュンヘンにある、BMWの4輪と2輪の技術開発センターFIZで約7年間ほどある共同プロジェクトで技術開発の仕事をした経験があります。仕事の相棒のドイツ人のひとりは生粋のGS乗り(1200GS)でした。
 そういう訳で、R1300GSの大体の原価構成は推定できます。アクティブクルーズコントロールや車高調整などのハイテクが新たに採用されたのが高価な要因だと思っている方も多いようですが、4輪の世界ではもうこなれて一般化した技術の二輪へのそのままの転用なので、これはあまり関係無いですね。
 それでバイクのハードウエアの価格を積む上げてみると、はっきり言ってこの価格は高過ぎる‼️
国産バイクのほうが遥かにコスパはイイです。私もホントにこれ注文したら損しないのか?躊躇していろいろ調べてみました。BMWのバイク、特にGS系はバイク本体価格にかなり高額な各種イベント開催料が入っている、前払いでイベント参加料を払ってるとするとかなり納得できる価格体系になってきますね。だいたい50万円から60万円がイベント代金と思っていればちょうどイイと思います♪BMWモトラッドの国内の各種イベントやディーラー単位の練習会やツーリング、世界規模のGSトロフィーの開催は相当なお金を投じてやってますよね。これらソフト代に価値が見出せる人にはまあ適正価格だと思います。で私も結局注文しました。
 BMWって4輪や2輪はいったいどういう思想や技術ポリシーで開発しているのか?それは国産メーカーといったい何が違うのか?そんな情報もボチボチお伝えできたらと思います。

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