R1300GSは本当に凄いのか?その2(エンジン音)


残念ながらエンジン音はイマイチです!
 エンジン音と言っても吸排気音とエンジン本体からの音を区別して聞いてみると、本体からのガラ音を連想する様な安っぽい音は日本人にはアラッ⁇ってとこですね。これFEM解析をしてエンジン各部の剛性をコントロールすればクリアできるのですが、余分な重量増になるのでBMWのエンジニアは軽量化を優先してます。そもそもドイツ人はこういう性能の本質に関係無いところは全然気にしません。日本人的にはもうちょっとなんとかして欲しいのですが💦
 排気音は一昔前のバイクからするとずいぶんおとなしく感じると思いますが、年々厳しくなる排気ガス規制や特に車外騒音規制に対応しながら良く頑張ってると思います。エンジンとミッションを縦積みして排気管からマフラーの経路をうまく確保してとてもいい設計ですね。特にマフラーはこれだけ小型軽量化してそこそこイイ音出して凄いです。これ完全にアフターのマフラー屋さん泣かせです。オプションのアクロポビッチもどうやら標準装備のマフラーより重そうだし、排気音の日本での認証にも苦労してるようです。カッコだけにウンジュウマン払う人がどんだけ居るんかなあ?
 ボクサーサウンドが最高とか適当なジャーナリストレポートが散見されますが、一般的なボクサーサウンドとは各気筒の排気管を等長に配管するのが難しいかった時代にそれゆえにドロドロした排気音のファンがいた事に由来します。R1300GSは完全に等長設計されてますから静かなもんですね。という事でR1300GSのマフラー交換はノーマルでしばらく乗って是非慎重に!
次回は軽快なハンドリング編です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?