R 1300GSは本当に凄いのか?(その6)



⭐️イベント前払い代金は妥当な価格なのか?

  R1300GSの価格が高過ぎるのか?適正か?(その3)で考察したイベント代金前払いの仮説。世界各地で開催されるBMWモトラッドのイベントは大変充実しており、そういうイベント代が車両価格に含まれていると考えれば車両価格は妥当だと書きました。
 しかしそれが50万円くらいか?ってところに反響があって、そんなにー‼️とかGSトロフィーの予選を通過して世界大会に行けたら、やっと元取れるのね?などなどなるほどなご意見が有りました。
 GS乗りにとってはトロフィーは憧れのイベントですが、日本予選にエントリーするだけでも結構な高いハードルだと思います。それなのにエントリーする事の無いユーザー皆んな前払いかい💢って感じですかね?
 あと10年か20年前にGSに出逢ってたら予選にチャレンジしてたなあ?とか思う方が多いのは、体力が充実している頃はなかなか暇もお金も無いからね、って事なのでしょう。
 しかしBMWモトラッドはそんなの織り込み済みで、イベントを観戦する事自体を重視し実に上手い演出をしていますね。各国の予選会からwebをフル活用した中継や各国の予選会に出る為に、地場のモトラッドが主催する練習会がいくつもあって、2年に一度のイベントですが、オーナーにとっては年中何かやってるって感じます。
 そのトレーニング場の聖地はドイツ・ヘヒンゲンにある施設「エンデューロ・パーク」です。いつかは行ってみたいなあと思っていたら日本でも奈良県にオープンしたようです。
 GSの様な極めて趣味性の高い乗り物は、結構な対価を払って手に入れても、たいして日々の生活の実利は有りません。通勤通学に使うならもっと、ささっと乗れるバイクは山ほどあるし、荷物を載せたいならR1300GSよりずっとお安く買える
軽自動車が遥かに便利で実利ありです。
 GSを所有してどんな夢が描ける、体験できる?そこにエネルギーをこれだけかけてるバイクメーカーは世界中に有りません。日本のバイクメーカーも当然ここの重要性に気づいているけど、投資している人やお金の規模が違い過ぎますね。
BMWモトラッド本当に凄いです❣️
 4輪の世界でここをいち早く初めたのがポルシェです。ポルシェのドライビング体験センターは世界各国に展開されており、最近日本にもオープンしました。いろいろユーザーイベントもたくさんやってます。そのポルシェでさえGSトロフィーの様な、世界レベルのユーザー参加型チャレンジイベント開催は実現できていません。
 因みに乗用車の世界でも、そのメーカーがレースやラリーに参戦したり各種イベント開催の為の費用は当然ながら車両価格に含まれています。一般的には一台当たり10万円くらいですかね?レースなんかに興味が全く無いユーザーが殆どの、ごく普通の車でも負担額はそのくらいです。GSがいくら売れているって言っても普通の乗用車の販売台数とは桁違いで少ない。台当たりの負担額は当然多くなる訳ですよね。
 という事で私は66歳ですが、GSトロフィーのシニア大会を是非企画して欲しいものです。参加資格は60歳以上くらいですかね?本戦の翌月くらいにGSトロフィー本戦のコースやバイクをそのまま使って、内容をぐっと安全に楽しめるようにアレンジして頂ければ、世界中のおっさんGSライダーの新しい夢と目標ができると思います♪
⭐️BMWモトラッドさんよろしくお願いします🙇🤲

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