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写真の良さ

私は写真部に所属している大学1回生。
写真を撮る事は趣味であり、撮り始めてから約1年が経ちます。

実は、去年までの私にはこれといった趣味がありませんでした。

「趣味はなに?」


この言葉が嫌でした。

部活のバスケと答えたり、音楽を聴くこと、YouTubeを見ること。

そんな、無難な回答しか出来ない自分に悩んでいました。

何か、自己のアイデンティティが欲しい。でも、熱中するものがない、とそわそわしていました。

しかし、時は突然に高校3年の8月。ほんの数秒の出来事をきっかけに、私は突然写真の世界に心を奪われたのです。

友人とお昼にラーメンを食べ、帰り際に小雨が降りはじめる。少し駆け足で帰宅していた。

信号に足止めをされて、


(雨が強くならないといいなぁ〜)

と考えていた時です。


ふと上を見上げ、何かを感じスマホのカメラを起動させる。私の視線の先にあったのは、


信号機 と マンションの壁

言語化出来ない何かに吸い寄せられるかのように、何かに魅了されるかのように、撮らされた写真。


どんな感じだろう?と、アルバムを開く。




「あっ…良い」


上手く説明はできないけど、惹かれてしまう、ワクワク胸騒ぎがする。

この時の気持ちは今でも鮮明に心に刻まれています。

それからというもの私は、夢中になって写真を撮り始めます。

日常の中の「あ、」と言う瞬間を探して写真を撮って撮って撮りまくりました。

当時は構図などの知識は全くなく、完全にフィーリングです。

今考えると、受験期間に、ここまで熱中してしまう趣味を見つけてしまった事はいかがなものかと思います笑 

私が好きな写真は、
「スナップ写真」と言われるものです。


京都 二条城


三脚をどっしりと構えず、フラフラ行きたい所を散歩がてら歩き,

日常の一瞬一瞬を切り取る。

その瞬間にしか出会えない。この世に1枚だけの姿が現れる。

このスナップ写真は身の回りの全てが被写体になるので、どこを歩いていても、常に

「何か面白い物はないか?」と、


首をくるくるさせる。歩き慣れたし、何回も見ていたはずの通学路にもよく観察すると面白いものが隠れている。

些細な物事に敏感になり、感受性が豊かになる。

今まで気づけなかった小さな事に気づけるようになる。

普段見ない、真上。
頭を上げて、真上を見て欲しい。

駅のホームで、電車の中で、リビングで、
カフェで、職場で、レストランで、真上を見て欲しい。

こんな模様してたんだ、換気扇あったんだ、こんな色だっけ?こんなとこに汚れあったっけ?
電線って意外と太いなぁ、

(なんか新鮮かも)

こんな感情にならないでしょうか?

私はこの感覚がすごく大好きなのです。


私はこの心の動きを大切に、今もこれからも写真ライフを楽しみ尽くします。

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