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3月23日岡方倶楽部 公開講演会に行きました!

皆様、こんばんは。
この記事を書いている時は、兵庫から大阪へとんぼ返りして半分疲れております。(貧弱······)

今回は、兵庫県の神戸市兵庫区にある『岡方倶楽部』が、改装前最後の一般公開に作家の高殿円先生が出られるということで参加してきました。

場所は神戸市兵庫区···大阪からだとなかなか立ち寄らない人も多いかと思いますが、川崎重工や三菱とかのお膝元辺りの約3kmは昔、兵庫津(ひょうごのつ)と呼ばれる北前船も立ち寄る港でした。

平清盛はじめ、平安末期の平家が港として整備し、都にする案もあったそうです。(ここ、講演会での受け売りなので、歴史系更新する時はちゃんと確認して記事にします)
そこに兵庫商人たちが自費を出して昭和2年に岡方倶楽部は誕生。
商人たちが商談などをする社交場としてはじまり、昭和34年に神戸市へ貸してそのままこの度、神戸市の歴史公文書館へと生まれ変わることになったため、改装前最後の一般公開となったのが今回3月20日~24日の連続講演会。

えー、経緯はここまでとしてまずは中の紹介です。1階には外へと続く台所?お勝手?というような場所や開かずの金庫、昔カフェだった場所などがあります。
昭和レトロな雰囲気が1階から出ています。
階段を上がって2階、今回は過去の兵庫津を紹介する写真や地図など画像パネルの展示がありました。23日はあいにくの雨でしたが、天気が良ければその展示をしている部屋からベランダに出ると大正モダンの気分も(昭和の建物ですが)感じられる造りを堪能出来ます。
3階は広い部屋があり、今回の講演会の会場になります。
神戸の洋館やなぁ。と思うと共に、どこか懐かしく感じる部屋になっていました。

さて、今回のお話は作家と兵庫商人が兵庫津再生。ようは、いかに儲かる場所にしていくか?についてでした。
高殿円先生が3つの案を考えられ、一つは何かの特区にする。一つは大河ドラマや朝ドラ、イギリスのBBCとドラマ化企画を作る。最後は食、穴子が名産なので東と穴子戦争しよう。
という提案でした。

一方、兵庫商人代表として兵庫津 樽屋五兵衛の代表取締役 高田誠司さんが『よみがえる兵庫津連絡協議会』や『兵庫津日本遺産の会』として、どのような取り組みをしているか紹介。
兵庫津に寺社仏閣が多いことに目をつけ、4月以降に完成予定のパンフレットを遠目に拝見。
何でも団体の中で自前でAR入りパンフレットとして配布する用に作っているらしいです。

わが地域ではここまで豪華なのは無理でも参考にできればと拝聴していました。

ちなみに、この講演会はじまる前に菊芋を作ったお茶が振る舞われたり、合間に樽屋五兵衛のいい焼き穴子を一人一切れ試食など無料参加なのに贅沢な一時でした。

最後に、高殿円先生と高田誠司さんの話を軌道修正したり、質問を投げかけたりと司会役を行っていたのが、産業遺産コーディネーターの前畑洋平さん。
前畑さんは岡方倶楽部の建物の中身が再利用されず、改築される可能性も考えて建物内をデジタルで見られるようにしたデータやドローンで撮影された産業遺産に旅行などを計画されるようなことをされているようです。

兵庫津、はじめて行き、そして改修工事前最後の岡方倶楽部を拝見し、兵庫の色々な方にお会いして大変勉強になりました!

早く摂津国の歴史紹介も兵庫へ行けるように、大阪市の東部の歴史や室町時代の歴史もバリバリ調べて更新せねば!!と決意を新たにしました。

今回もお付き合い頂きありがとうございました。
次回もまたどうかよろしくお願いします。

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