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9月大阪書林御文庫講講演会

皆様、おはようございます。
9月の本関係の大きなイベントに参加したのは、御文庫講の講演会でした。

会場は大阪市中央公会堂で、私ははじめて大きいホールに入ったし、御文庫講の存在を知ったのも最近だったので一体どんなお話しが飛び出してくるのか、と色んな意味でドキドキしつつメンタル弱ってる割に最前列へと座るのでした。

ちなみに、御文庫講とは江戸時代に住吉大社と大阪天満宮、それぞれに本屋の組合が自主的に規則を作って監視するというシステムを作ったり、文書や図書の保管庫、それを管理する結社として生まれた。(ザックリと説明してます)

大阪最古の図書館と言われるほど住吉大社では版元から多くの書籍が奉納され、一般の人にも公開されていました。
蔵の運営管理を担う「住吉御文庫講」が結成、大阪天満宮では「天満宮御文庫講」が結成された。
大阪天満宮は大塩平八郎の乱で多くの蔵書が失われた。などが、創立300年記念で作成された冊子に書かれていました。

私は8月からnoteで榎並猿楽や大阪市東部の歴史などを発信していこう!と始めていたので、榎並猿楽と縁のある住吉大社の御文庫講に何か新しい発見があれば…と言うあわよくば精神も否定できずに行ったのでした。

内容は、講談師の旭堂南海さんの語りに住吉大社権禰宜の小出英詞さんの住吉大社側の御文庫講についての話、大阪天満宮文化研究所長の高島幸次さんのお話し、落語家の桂文我さん、御文庫講講元の藤波優さんのお話しから楽しく愉快に御文庫講が生まれた背景や今でも続く行事、天神祭との関わりなどをお聞きしました。

ざんねんながら御文庫講に室町時代の猿楽に関する本が奉納されているのか、とかその辺は実際に訪れて見ないことには確認できないですが、沢山の方が本を愛し、江戸時代から今に至るまでの本を愛する人たちによるリレーが今も続いている、その事実に大変感動しました。

私もいつか奉納される1冊に仲間入りできるように、投稿を頑張っていこうと思いました。

今回はちょっと短いですが、以上です。
次回はやっと歴史に戻り、職人歌合について紹介したいと思います。

次回もお付き合いよろしくお願いします!

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