カフカ リボーン 2
こんにちは!
カフカ語録シリーズです。
彼は、敬虔な菜食主義者でした。
異常に健康に気を使っていた所為からです。
胃の心配を第一にしていたために、本当に胃が不調になったという逸話があります。
カフカ曰く、食べ物とは自分の外のものです。
外の物を、うまく体内に取り入れられないというのは現実の拒絶です。
「気に食わない」とはよく言ったもので、許容できないことは口にも合わないので飲み込めないということです。
生きづらさを感じる人間が、食べ物を貪欲にむさぼり食らう人間を嫌悪して、逆に拒食に走る人間に心惹かれているのです。
バルザックは、19世紀の大小説家で、翻ってカフカは、20世紀の小説家です。
自分の存在を確信していた19世紀から、その存在に著しい不安を抱いた20世紀。
常に戸惑い、己の露悪をさらけ出していたカフカ。
どんな視座から、時代を眺めていたのでしょうか。
お付き合いいただきありがとうございました。
続く・・・
いただいたサポートは、地元の観光情報発信に使いたいと思います。