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No.58所感=^_^= 種を撒く仕事(ホワイトな学校へ 号外)

先日、元同僚のY先生、みゃー先生と、例のコアラCaféでお茶をした。
その時に思ったこと。

音楽の種を撒く~Y先生の場合

その子はいわゆる落ち着きのない子であった。

小学校4年生頃までは、座って授業を受けられず、床にごろごろと転がっていた。
その子は、床にごろごろと転がっていても音楽の授業が大好きだった。
大好きすぎて、我慢ができず、いろいろな楽器を勝手に触り、授業を妨害していた。
でもY先生は、その子を出禁にせず、音楽の時間が終わると、好きなように楽器に触らせて、ピアノの腕前を褒めた。

高学年になると、巡回指導を受けた効果もあってか、だんだん落ち着いて授業を受けられるようになった。

その子は、中学校で吹奏楽部に入り、高校でもそれを続けた。

先日、Y先生はその子から招待を受け、吹奏楽の演奏会を聞きに行った。
果たして、その子は、いくつもの役割をこなし、メンバーの中で、一番生き生きと活躍し、音楽を楽しんでいたんだそうだ。

これが、教師の「種を撒く仕事」なのだと思う。


花畑をまかされるようなもの~みゃー先生の場合

尊敬すべきみゃー先生は、先日本を出版した。
その中で、みゃー先生が同じようなことを書いている。

みゃー先生のかいた漫画の中で、私の最も気に入っているのが、コチラ↓

みゃー先生は、小学校の先生の仕事を「花畑をまかされるようなもの」と言っている。
花ではなくて木だったり、思わぬところに咲いたり、しおれたり…
そのとおりだと思う。


いろいろな種を撒く~私の場合

私の場合、子供たち一人一人が、それぞれの畑をもっているようなイメージ。
教師は、子供たちにいろいろな種類の種を撒く。
その中で、その子供の土壌に合った種から芽が出るのだ、と思う。

何が合うのかはわからない。
良かれと思った種が、全くダメ何てことは、多々ある。
小学校のうちにその芽が出るとは限らない。
むしろ、芽が出ないことの方が多い。

でも、私たちは、その子たちの可能性を信じ、種を撒き続けることを諦めてはいけない。

いつか、何かしらの芽が出ることを楽しみに、種を撒き続ける。


ちょっと、格好をつけた感じになってしまいましたが、コアラCaféでお話した後、こんな風に思いました。

会うたびに刺激をもらえる、素敵な同僚です。

また、ぜひ、お茶しましょう=^_^=



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