はじめに

かなり前から 自己肯定感が低いという悩みを抱える人が増えています。
自分が抱いた感情や、自分の存在価値を否定してしまう人たちのことです。自分のことを認めることができないので、他人と比較することで 自分の価値を測ろうとしてしまいます。
なので、人から褒められても 素直に受け取れなかったり なんでも否定的に物事をとらえるのです。

自己評価が低いので 私なんかが成功するはずがない…と 自分の可能性までも否定します。

その結果、自分を信頼することができなくなり 精神的に不安定にも
なります。
さらにさらに…失敗することが恐くなることで行動も消極的になって
いきます。
また、自分のことを肯定できないので自分にも他人にも厳しくなるのです。これを聞いただけで 自己肯定感の高い人ならば 疲れてしまうでしょう。
自己肯定感が低い人は 自己受容と他者受容が出来ないのです。
自己受容とは ありのままの自分を受け入れることができる人のことです。
ありのままの自分を受け入れるというのは良いところも悪いところも無条件で受け入れるということです。

自己肯定感が低いということは、ありのままの自分も他人も受けいれる
ことができないということなのです。
その結果 あなたが親になった時、毒親になる可能性があるのです。

それだけではなく、上司になった場合はブラック上司にもなるのです。
部下にキレやすく 嫌味を言う…部下の失敗を指摘し続ける
休日を取らせない、など…
まさしく他者受容ができない人の特徴です。

では自己肯定感が低くなった原因は、一体何なのでしょうか?それは 幼少期の家庭環境が大きな原因なのです。親に厳しく育てられた。虐待を受けた。過保護に育てられた。
それ以外にもコンプレックスを抱えていることが理由だったり、過去に
いじめを受けた経験があることでも自己肯定感が低くなります。
では、自己肯定感が低い人の心の奥にあるものとは 何だと思いますか?
それは実は 恐怖なのです。

人から褒められても 素直に受け取れなかったり、なんでも否定的に物事をとらえてしまうのです。
これは、人に裏切られて傷つくのが恐いという理由だからです。自分なんかが成功するはずがないと思うのも、失敗して恥をかきたくないという恐怖心があるからなのです。
自己肯定感が低い人は 自分で納得した人生を歩むことが出来ないことのストレスによって苦しんでいるのです。

ストレスが生きづらさの原因

多くの人は 会社でストレスチェックを受けたことがあるでしょう。会社はストレスチェックが義務化されています。全員をチェックして 会社全体の上位10%の高ストレス者を、会社は産業医と面談させます。
実は このストレスチェックを通して、自分がうつ病や発達障害だったと気づくことが多いのです。

職場のストレスチェックで見つかる病気がこちらです。
・うつ病
・適応障害
・躁うつ病
・アルコール依存症
・パニック障害
・PTSD
などがあります。
自己肯定感が低い人の話もしましたが、いかにストレスによって 多くの心の悩みを引き起こすか?が理解できたと思います。
ここでカンタンなストレスチェックをしてみましょう。

Yes,Noで答えてください。
1.イライラすることが多い
2.人と会うのが億劫
3.手足が冷たいことが多い
4.何かすると すぐ疲れる
5.よく風邪を引く
6.いつも眠い
7.背中や腰が痛くなることがある

この中に いくつYesがあったでしょうか?もしYesが２つでもあった場合、あなたは高ストレス者でしょう。

いくつかのストレスチェックを調べてみてどのストレスチェックにもあった項目を選んでみました。なので、この中の１つでも数週間以上だったり 数か月続いている症状があるのなら間違いなく高ストレスでしょう。

そして これをほおっておくことで、うつ病などの心の病に発展していくのです。
ストレスは誰でもあると思ってほおっておくと、先ほども話したように うつ病はもちろん適応障害やアルコール依存症やパニック障害など 色々な心の病につながる恐ろしいものがストレスなのです。
もしも今現在 あなたがうつ病で苦しんでいたり もしくは その一歩手前にあるとしたら、一刻も早く うつ病に気づいて 治すことが先決なのです。

うつ病が治ると どうなるの?