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徹底的に、草むしりしてみた件

(作:パンダ船長)

草むしり。一見、単純で平凡な作業に見えるが、私はその中に何か大きな意味を見出そうと決意した。そう、徹底的に、根こそぎにしてみようと。

私は朝早くから庭に出た。太陽がまだ地平線に顔を出す前の、微妙な薄明かりが庭を照らしていた。この時間は何か新しいことを始めるには最適だと感じた。

手にしたのは、新品の手袋と鋭い鎌。一本一本、丁寧に草を引き抜く。その瞬間、地面から解き放たれる小さな音が聞こえたような気がした。それはまるで、地球自体が私に何かを伝えようとしているようだった。

時間が経つにつれ、私の作業はより緻密になった。草の種類、成長の速さ、そしてその根の形状。これらすべてが、何か大きなパズルの一片であり、その全体像が徐々に明らかになってきた。

午後になり、ようやく作業が一段落した。庭は見違えるようにきれいになり、何かが完成した感じがした。しかし、それ以上に私が感じたのは、この小さな作業が何か大きな流れの一部であるという確信だった。

地球の未来、世界平和の礎。これらは大袈裟に聞こえるかもしれないが、私は確かにその片鱼をこの庭で感じた。それは、小さな一歩が大きな未来に繋がるという信念、そしてその行動そのものが未来を形作るという確信だった。

この日は、何も特別なことは起きなかった。しかし、私はこの一日で何か大きなことを学び、そして感じた。それは、何事も徹底的に、真剣に取り組むことで、見えてくる何かがあるということだ。

そして、私はこの感覚を次の日、次の作業へと持ち越した。この一日の経験が、私の人生において何か新しい章を切り開く第一歩となることを信じて。

このストーリーは、具体的な結果を生み出さなかったかもしれない。しかし、それは確かに私の中で何かを変えた。そして、それが私の「徹底的に、草むしりしてみた件」である。草むしりをするだけで、世界は平和になるのでる。ペンは剣よりも強し。これは、とにもかくにも私の勝利に他ならない。あーあ、だまされて続けて記事読んじゃったのね。そんなあなたは二連敗。