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七尾杯1-3が考える【業風】テンペストリンク環境とは全く関係ないほのめサタンアニムスデッキについて

CSの戦績を出オチ芸にする雑魚ブロガーになりたい訳では全くないんですが、現実1-3だから何も言えないのだった。でも書きます(
今回は勝ち負けにこだわらず、とにかくアニムスを使ってみたい気持ちが一番だったので勝敗自体に悔いはないです。
ただ、デッキとしてここで終わりにせす、自分が何か残すことで次に繋がるのではないかという点や、意外とこのデッキを使うことで今の環境デッキに必要なものが見えてきた感じがするので書き留めておこうと思います。


・デッキ作成の流れ

このデッキを作り始めるきっかけになったのは「帰らずの館の悪魔」の登場でした。

黒1コストでトラッシュからプレイ。コストで7枚トラッシュを除外し、トラッシュからゼクスの回収か相手5以下ゼクスのトラッシュ送り除去。自チャージ3枚で2回効果発動。同じ効果を2回選択可能。

黒色をメインデッキで使う人間としては非常に革命的なカードが来たと感じました。黒いデッキにとりあえず適当に1.2枚指して仕事ができるのは本当にすごい。
コストの7枚除外が重いため、1ゲーム中に連打できるカードではないですが、それを踏まえても中〜終盤で仕事ができる良いカードだなという評価でした。
僕は更に、このコスト除外を逆手に取って更にアドバンテージを取ることができないか考えました。
答えはすぐ思いつきました。アニムスループがマトックなどに墓地を除外され、なんとかならないものかと悩んでいた時に出たカード!(使った訳ではない)

知らない間にリビルドされてすごい効果になってた

これ、館の悪魔で精神アニムス回収しながら2コストで除外を6枚戻して精神アニムスが出せるな???

デッキ構築RTAスタート!

突発作成
これをいきなり送りつけられる可哀想な身内

9月5日時点。とりあえず詰め込んだ形。アニムスで展開して何を目指すかが重要なため、当時出たばかりで明らかに盤面に与える制約が大きい≪beyond cuteness heart≫を出すのを目指しました。

実質15000のパワーラインとハンデス効果がエグすぎる。ラスダシフトにより隅絶界も可能。立たれたらほぼ負けるため、今は立たせる前に潰すのが主流の環境になってるのもすごい

サポートとして、アイコンで7コスト以上あるスクアディーニや、初動にもなるモノノなど、明らかに追い風が吹いている状況。これはいける!と思いこの形をプロキシで回しましたが、まあ普通に決まらないロマンコンボでした。まず大前提として、回収できない聞けですのを手札に引いてくる、または捨てずに維持しないといけないので……。そう上手くはいきませんね。

さっぱり諦めようとしたその時、すごいカードが追加公開されました。

なんか聞けですのが回収できるって書いてある!?
3以下ゼクスをロック。7コスカウントしながら1コスで手札から出せる超便利カードが更に強化されてマジびびりました

ちょっと話変わってきたな?ということでエクストラ権をアレイスターに回し、アニムスの達成をシンプルに狙う形に。こうなると、2回に1回は決まるようになってきて、エンジョイデッキとしてはまあまあ満足できる結果に。
しかしアニムスの7コスカウントがやはりシビアなことや、異海城の主ばかりを並べてもあまり強くないことは変わらず課題に。その内なんか強化来たらいいなあと思いながら10月へ。
いきなりやべーやつが追加されました。

2コストでトラッシュの7コス蘇生ってそれもう完璧にアニムス使えってことじゃないですか!

更に新たなSSDの7コスアイコン枠も貰い、何故かデッキの7コス枚数が28枚になりました。
これはもうあれを使うしかない!!

リライト効果はまあまあインクの染み

アニムスを出して何をするかも、ベルフェゴールと館の悪魔がディアボロスだったため自然とゴールは決まりました。

全ハンデスや!

そして出来上がったのがこちらです。

個人的には満足いく仕上がりになりました。デュナミスはまだ調整の余地はあります

・動き方


キープ基準は再生の胎動かマインドデザイアがあるかどうかです。このどちらも引けないとろくに回らないので妥協マリガンをする意味はありません。突っ張りましょう。
基本はトラッシュを肥やして、面はイージスアノやスクアディーニなどで返して、ベルフェゴールか館の悪魔聞けですのコンボでアニムスを叩きつけるだけですが、そこそこ気をつけることがあります。

1.館の悪魔+聞けですのルート

条件として7コストラッシュ14枚(アニムスを回収する場合)、相手盤面に8000以下のゼクスがいること。聞けですのはバーンで相手を破壊しないとリブートと軽減が発動しないので注意。サタンを決めるとサタンで相手ノーマルスクエアを全てトラッシュに送るため、サタンを決めた後のおかわりアニムスを出す手段には使えないことを覚えておきましょう。館の悪魔にエンデシフト載せてゼクテンバンシーの手札コストを回収するのはよくやります。

2.ベルフェゴールルート

ベルフェゴールは取り回しの難しいカードに見えて、意外とシンプルに使えます。序盤のトラッシュ肥やしとしても最低限仕事はします。リブートしませんが中央に放置されたら1面防御してるようなもの。バウンスされたらアド。マインドデザイアで自壊も可能。プレイ効果は1度きりなのでIGでめくれても面が空いてなければ登場させない。
効果は自ターンのプレイ時誘発なので、淑女アニムスで出したり、相手ターンにライフから出ても効果は使えません。踏み倒しもしないしスリープもしないしトラッシュも落ちない。怠惰。
ベルフェゴールからアニムスを出す際、ベルフェゴールの効果処理の2枚落下を終わらせてからアニムスの登場誘発効果を処理するので、ベルフェゴールの落下でトラッシュ7コスが13枚以上になればアニムスは誘発します。

間違ってたらすいません

3.アニムスが決まってからの詰め方

最初は淑女淑女バンシーを狙います。

サタンとバンシーを決める仲介役

淑女で面を開けながらサピエンティアを登場。手札が足りないなら回収、問題ないなら攻撃してライフを詰めましょう。1ターンでショットするのは中々難しいデッキなので割り切りながら殴るのが大事。明らかに迎撃があるデッキならサタン決めてから殴るのも当然あり。

サタンの効果で館の悪魔(ベルフェゴール)、アニムス、淑女A、サピエンティアを破壊。効果を使ってない淑女Bでサピエンティアかベルフェゴールを出し、サタン、バンシー、淑女で出したゼクスでアバターセレアノを出してアニムスおかわりが6リソ時の主な動きです。

美食楼で使って以来でしたがやはり6アバターは噛み合うと強い

5リソ時は館の悪魔聞けですのコンボでスタートしないとアニムスおかわりができないので、ベルフェゴールでなんとかサタンハンデスを間に合わせた場合は面がすかすかになります。淑女をちゃんと残しつつ、異海城の主とアレイスターをうまく使って最低限面を硬めましょう。

★明日役に立たないアニムスデッキの小技

1.マインドデザイアのリライトを使うにはトラッシュが黒単色でないといけないので、他の色を持つカードは初手デザイアで敢えて落とさない方がリライトで動ける場合がある。
2.館の悪魔で黒以外のカードを除外してリライトデザイアで自壊連パン可能。落とす7コスは破天アリスやエキノルアイニで準備。
3.館の悪魔はプレイなのでリブートのゼクスを踏んで出せる。
4.イージスもプレイなのでリブートのゼクスを踏んで出せる。
5.ベルフェゴールも以下略。
6.憑依グラは赤黒なので、10コスを超えればどちらの1リソでもプレイできる。
7.このデッキのモノノは当たりが8枚しかない構造欠陥を抱えているため山上3枚落としながら7コスカウント増やすためだけのカードになりがち。

・戦績

1回戦:SSD先○
ハンデスも3以下ロックもあまり効かなさそうな対面でしたが、3ターン目サタンを決めた返しに相手メガノーヒットのため勝ち。なんとかなるんじゃないか!?という気持ちが当日のピークでした(

2回戦:クレプス後×
相手2ターン目まで渋そうな立ち上がり。しかし3ターン目にサイクルクレプスをチャージに3枚セットすることに成功しアークターンの出力を準備される。マジでハンデスと3以下ロックの意味無い対面ばっか踏むなあと思いつつもそれしかやることないのでアニムスサタン決めてライフも残り1まで削る。
が、返しトップアークからバチボコに殴られて負け。それはそう。でも2点で留めて隅絶界Bossの方がワンチャンあったかもしれないからそれは戒める。

3回戦:サイクロ先×
デッキダービー主催とマッチング。楽しみにしてます。
試合は順当に未来約束からリソブされて後手3でAP2体絡めてバチボコに殴られる。

バケモン。絶界と除去と展開を1枚でやるな


しかしライフからVB、VB、exライフモノノ出す豪運でなんとか耐える。アラネで今まで散々ライフを捨てた甲斐があった(関係ない
サタンアニムスでワンチャン掴むしかないと思い、効果使う前のバンシーでライフ小突いたら原初シラが出てきてバンシーが溶けたので投了。ハンデスが有効な対面でこれやるのがまあ自分らしい(

4回戦:リゲル後×
地元ショップでよくやる知り合いと悲しみマッチング。先日のフリー対戦でデッキ内容は割れていましたが、ハンデスがバチコリ刺さるマッチングなのでまあまあ勝ちを確信。2-2フィニッシュや!
と調子づいてサタン決めた返しにユナイトセットをトップされて負け。これが現代ゼクス!!

・テンペストリンク環境の感想(書きたがり

戦績は残念な結果に終わりましたが、3以下ロックと全ハンデスは現環境でも有効な手段の一つだとは思っています。それぞれ単体では刺さりきらないこともありますが、合わせることでIGでの気軽な復帰を許さなくできるので、個人的には満足してます。
トップドローは割り切りましょう(

また、新ギミックであるアウェイクンパニッシャーは想像以上に強力でした。1コストでの展開が各種プレイヤーに配られるので、デッキの動きが大きく強化されたり、型が変化するデッキが多く出てくると思います。アラネ的にはライフを山下に戻すのやめてほしいです(
反面、スタリソとアークゼクスを合わせてカテゴリに出張させる要領で、レイドとアウェイクゼクスを出張させるのは実は厳しいと感じました。
理由は2つあって、1つ目はカテゴリの最近の強化はライフなどのアイコン+破天や降臨で、約束や名称外ライフリカバリーを取る余裕があまりないこと。2つ目はアウェイクンパニッシャーの能力がプレイヤー指定の種族寄りな効果持ちが現状多いことです。
アウェイクンパニッシャーのシステムは確かに強力ですが、何も考えずに採用できるギミックにならないようにする調整がきちんとされている印象を受けました。
現在、TTやディンギルや異海村のようなプレイヤー指定の恩恵を受けなくても環境で戦えているデッキ群が、今後プレイヤー指定のデッキが強化されることでどうなるかが見物ですね。
環境にいるプレイヤー指定デッキのグロリアもやはり強化を受けています。構築の変化と適正化が進んでいきそう。
そして個人的には12月にくるエンジュが1ターンに何回アウェイクンパニッシャーを決めてくるかを考えるだけで気が遠くなってくるのでした。回収とリソ起こしがあるから相当ヤバそう。アラネもすごいカード下さいお願いしますお願いしますお願いします(

・まとめ

以上になります。
今回は自分の使いたい旬のデッキを持ち込んだので本当に勝ち負け自体に悔いはないです。
アニムスは僕がゼクスにのめり込むきっかけになったカードです。エラッタやデッキパーツの規制もあり、流石にもう環境で戦えるデッキではないかなと諦観していた所に、ちょっと光が見えてきたようで、デッキを組んでいる時はとても楽しかったです。
普段は使わなくても、心の片隅にフェイバリットカード、フェイバリットデッキがあることは幸せなことで、それが強化された時はテンションぶち上がるんだなってことがよくわかりました。
これからもゼクスエンジョイしていきたいです。
今年のCSは今月のDoiが納めになりそう。何使おうかな〜。

それではー。