見出し画像

神様に祝福されてる? 叱られてる?

私の住む鳥取県境港市から車で20分のところに「嵩山(だけさん)」という山があります。この山には神社があり、時々トレッキングついでにお参りします。今回は嵩山におられる神様についてのお話です。

嵩山とは

嵩山は「だけさん」と読み、古くから信仰の山であったとの話です。ふつう信仰の山というと山岳密教の聖地と思われがちですが、さすが神話の国出雲だけあって出雲神話時代の神道信仰だとか。

境港から見ると上を向いて寝ているキューピーのようで、キューピー山というニックネームを頂戴しています。

トレッキングコースとなっており、超初心者向けのコースながら山頂からの景色は超絶もの。
美しい湖の「中海」と霊峰「大山(だいせん)」が南に鎮座し、西には宍道湖と松江市内が一望、というビューポイントとなっています。


中海と大山(だいせん)のコラボ

ここの山頂には神社が建立され、神様が祀られているのです。

布自伎美神社

この神社は布自伎美神社(ふじきみじんじゃ)という名の社で、大国主命が主祭神とのこと。

布自岐美神社 ふじきみじんじゃ と読みます

出雲国風土記に記述されている位ですから、奈良時代以前からそこに建立されていたのでしょう。

去年初めて来たのですが、なんだかとても自分と相性が良いように感じ、その後何度か訪れています。

神様のお使い?

去年の11月、その日も天気が良く絶好の登山日和だったこともあり、嵩山登山を敢行しました。
嵩山は高齢登山者の方が多く、傾斜も緩やかで30分程度の時間で登頂できる低山です。

松江の街と宍道湖(しんじこ)

山頂でラーメンを作って食べ、景色をながめた後下山することにしました。
途中、なにか感じるものがあって登山道わきの斜面に目を止めると、小さくてとても可愛らしい緑色の蛇がいました。

私にはほんの少しだけ霊感があり、何かがいる時には景色に違和感があって何者かがいることが分かるのです。

蛇は「神様のお使い」ということを聞いたことがあったので、とても縁起がいいと思い、「よう」と声をかけたのです。
それだけならまだしも、神様のお使いかもしれない蛇に向かって「ビーへ―、ばいばい」などと調子に乗って語りかけたりもしました。

バチか?

可愛いヘビから目を離し、下山しようと一歩踏み出した時のことでした。
足元の岩が濡れているのが悪かったのか、ステーン! と仰向けに転び尻を思いっきり打ったのでした。

ヘビは小生意気にも悶絶している私を満足げにながめ、ゆっくりとニョロニョロ去っていきました。

神様のお使いを小ばかにしたバチなのでしょうか。ズボンの尻が泥だらけになったことにも気づかず、車のシートがクソドロ汚れになったおまけ付きでした。

中海に浮かぶ「大根島(だいこんしま)」と境港市

それでも感じよし

こんなことがあったのですが、嵩山も布時伎美神社も大好きです。調子に乗った私に、神様がデコピン程度の道徳教育をしたのでしょう。

今日も天気が良いので嵩山に登ってきました。布時伎美神社にもお参りし、良い「気」を頂いて満足しています。

出雲の神々とは何か縁を感じます。今度は出雲大社に行ってみようと思います。
あそこはなぜか嵩山と違い、神様の無念を感じる場所です。
また近いうちに記事を上げたいと思っています。

今回も暖かな縁を感じる神社仏閣は大切にしたい、と思うまなきねこでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?