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筑波大学 社会工学部 推薦入試 合格への道のり2

今回は、推薦入試に向けて行った具体的な勉強法とポイントを説明していきます

< 筆記試験の傾向 >

私の友達は過去問を2010年まで解いたと言っていましたが、私は、2017から前年度まで7年分やりました。というのも、2021(少し記憶が曖昧)ぐらいから出題形式が少し変わったからです。なので、2017から形式が変わる前までは、出題される社会現象の傾向を掴み、書き方を覚えることに注力し、それ以降は時間内にデータを適切に読み取り、意味の通る小論文を書くことに力を入れました。
ただ、社会工学部の全体の問題傾向の地理と現代社会を数学を使って読み解こう。というのは変わっていないので、地理の資料集を読んだり、現代社会の教科書を復習するのはおすすめです。
具体的に変わった点としては、数学と文字数の部分です。
(数学に関して)
傾向が変わる前は、受験数学に近い部分が多く、参考書で数列や確率、関数の所を分かっていれば解けるという感じでした。傾向が変わってからは、その場で考え方や数式、各文字の意味を理解して、全体で伝えたいことは何かを理解するという感じです。よく言えば高校までの数学がそんなに得意でなくても受かりやすくなったとも言えるし、論理的思考がその場でできないといけないので普段どれだけ思考を巡らせているかを問われているとも言えると思います。
個人的には、最近の傾向のテストの方が実用的に感じるので好きです

< 面接試験 >

面接試験はあまり過去問については知れませんでしたが、対策としては三次関数のグラフの書き方と英語新聞を読むこと。そして何より自分の志望理由を読み込んで穴をつく質問を作ってそれに対する答えを考えることをしました。

< 本番一日目 >

まず筆記試験でしたが、周りがめちゃくちゃ緊張しているように見えたので逆に自分は意外と緊張はなく試験に臨めました。問題は大きく分けて3問で一つ目は表とグラフ、数式から計算をして何が言えるかどうかを考える問題。2つ目も同じような問題でしたが、それらの指標を応用するところは他に何があるかという問いがあったのが違うなと思いました。(私はGDPに使えるとか書いた気がする。)そして、最後が確率と数列の複合問題みたいな感じでした。数式で表されてはいますが実際は簡単なのでチャートのレベル1、2ぐらいができていれば問題ないと思います。

<ポイント>

とにかく時間がないので考えていたところや着目するところをチェックしてわからないなら一度飛ばした方がいいし、下書きは書いている時間はないのでなんとなく構成を決めたら、読み取ったデータを書いて、それからわかることを論理的に伝えることだけを考えて書いていくといいです。また、文字数が多いところが配点が高いと予想されるので分からなくても論理的に表現するといいと思います。

おそらく社会工学部が統計学とかもやるので図表から適切に読み取り、そこから論理的に仮説を立てれるかを見ているテストなんだと思います。

< 注意点 >

試験の際に試験用紙と回答用紙(原稿)と下書き用紙が配られ、回答用紙にそれぞれ番号を振ります。そして、問題番号と同じ番号のところに回答をかかなければいけないというルールがありました。
結構時間との戦いのテストなので、案の定私は本番で途中まで間違った番号の回答用紙に書いていました。それで消して書き直したのですが、後々考えれば番号を書き直せば、文章を書き直す必要なかった!って気づきました。
まあ、こんな感じでテストの時は結構焦るので練習の時に緊張感を持って解くこともしておくといいかもしれません。

< 本番二日目 >

私が面接に向けて前日にやった対策は(1日目の試験後)、もちろん志望理由書を暗記するのと、作っておいた志望理由書の穴に対する質問の回答を見返すのもやりましたが、それに加えて1日目の小論で解けきれなかったところを復習して、要約して説明できるようにしておきました。あとは、自分を形成した出来事を洗い出してどのように自分が問題や壁を対処したのかをエピソードトークできるようにしてました。また、口頭試問対策として新聞の英語のニュースページをとっといて、それを音読、和訳する練習と、3次関数のグラフの書き方の復習をしていました。

本番二日目になって推薦入試を受けてる実感が湧いてきて、朝ごはんが全然喉を通りませんでした。
試験会場に移って、いざ、試験本番!本当に上手くいかなかったです。教室は3つに分かれてて受験者はその3つに振り分けられます。そして、教室の中には3人の先生がいらっしゃいました。まず最初の志望理由は難なくクリア。ただ、先生の質問で私が志望理由に書いた言葉の定義や、その後に説明で使った単語の定義を詳しく聞いてきたりと結構圧迫面接の感じがありました。思ったのは下手に難しい言葉を説明で使ったらダメだなと。
ここまでで結構ダメージ食らっていたのですが、口頭試問の3次関数のグラフが時間内に書けなくてもっとダメージを喰らって、ほぼ英語の和訳は何したか覚えてないです。
というのも、3次関数のグラフは今までの過去問では微分して因数分解してってやれば簡単にできるものでした。ただ今回は微分をすると解の公式を使わないと2次方程式が解けなくて、しかもルートの中が虚数解になってしまいました。ただ、後々家に帰って解いてみると3次関数でしたが最初にxで括って因数分解すればx軸との交点が簡単に出るものでした。

まあ、こんな感じ対策はほぼ活かせなかったし2日目は散々だったので落ちたな〜と思ってその日がずっと布団で過ごしてました。それで、次の日からは共通テストの学習に切り替えてメンタルも体力もきついですが10時間いかないぐらいやってたと思います。

< 結果 >

倍率的には4倍くらいだったので、あんまり期待はしてなかったですが結果を見たら自分の番号があった!その時は共通テストの勉強を学校でしていたので、学校の勉強はもうしなくていいんだ〜とほっとしたのを覚えています。後々大学生になってから得点が大学から送られてきましたが、300点中242点でした。まあ採点項目もどのくらいがボーダーなのかわかりませんが、これだけ失敗しても8割ぐらいでした。
これは私の推測ですが、小論で結構合格か不合格かは決まってて、面接では大学の研究についていけるか?というのを大学の先生目線で見てたのだと思います。

< まとめ >

自分自身が受験期にあまり推薦入試の情報をまとめたところがなくて大変だったので今回無事合格したということで体験記を書きました。
意外にこれだけ失敗しても受かったことをみると受験生も安心できるところはあると思います。ただ、推薦入試を総じて思うのは、元々の思考力や喋る力などの地力がそのまま出るのであまりテクニックとかはないですし、受験勉強で身につけるのが難しい力だと思います。このブログを読んで自分に向いてるかもと思ったらぜひ受けてみてください!!
結構推薦を落ちて一般を受け直すのは体力がいると思うので。。。。。。。

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