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現代短歌2023...7/9『 雨ふると 』


もろともに 諸天みるべし 夏ぞらに あますことなく わがつみみゆる

さいはてと いう場所に来て さらになお さいはての地は 霧の中かな

雨ふると かならず雨と したしくす どの町にふる どの路にふる

すべて雨 雨の音さえ 消すは雨 ただつめたくて 雨の音する

つめたさに 身をすくめるは かれである ぬれているなら あめやんでくれ

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