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冷凍庫の霜取りと昔の会社の愚痴

 妻から「冷凍庫に入れていたアイスが柔らかい」と言われ、冷凍庫の中を見てみたら霜がびっしりついていた。お腹の高さくらいの冷凍庫の天井部なので、死角になっていて気が付いていなかった。
 アイスは丁度食べ頃といったかたさで、アイスだけを保管するのであればあまり困りはしないが、他の食品もあるので霜取りをすることにした。
 方法は冷蔵庫の電源を抜いて、戸をひらっきぱなしにしておき、氷が溶けた水が溢れないように中にタオルなどの吸水性の良いものを置いておくだけ。ドライアー等は冷蔵庫がダメージを受ける可能性があるので使ってはいけない。夏の時期であれば数時間で溶けてくれる。
 冷蔵部や別の冷凍庫がある場合は、数時間であれば戸を占めておけば保温してくれるので、作業中は開けないようにしておけば問題はない。気になる場合は保冷の箱などに保冷剤を入れて、その中で保存するという方法もある。

こんな感じで霜が
ズーム。¥
タオルをしいて溶けるのを待つ

 日本で使っていた冷蔵・冷凍庫には霜取り機能がついていたので、自宅で霜取りをしたことはないのだが、以前勤めていた会社ではやったことがある。社長室に社長が勝手に持ち込んだ、冷蔵と冷凍が一体となっている小さな冷蔵庫の冷凍部分に霜がついたから取れと言われたからだ。私物の管理くらい自分でしろよと思ったのだが、言ってもうるさいだけなのでやることにした。
 ちなみに彼は「霜取り機能があるから簡単だろ」と言っていたが、そんな機能がついているわけもなく、ついていたら霜がつかないのだから、意味が不明であった。
 結局その時も冷蔵庫の電源を切って、戸を開けっ放しにし、中に大量のタオル(これも社長が持ち込んだ私物で、なぜか月に1度私がクリーニングに出すことになっていた)を詰め込んで、床にも念のため古新聞をしいておいた。金曜の夜に作業をし、月曜の朝で出社すると、冷凍庫部分はきれいになっていて、大量の濡れたタオルが重かったことを覚えている。床の新聞紙も濡れていた。妙な達成感があった。
 この会社で私は複数のバックオフィス業務を行っていたのだが、庶務というカテゴリーで彼の私用・雑用もやらされていた。個人的な買い物を代理でしたり(個人情報を出したくないというので通販を代理でやらされた。私の個人情報はどうでもいいのか? と思ったが)、個人の銀行口座について手続きをさせられたり。今思うとかなりおかしいのだが(もちろん当時もおかしいとは思っていたが)、なんだかんだ今回の霜取りのように役に立ってしまうことがあって腹が立つ。
 私は彼が人間としては別に嫌いではなかったが、社長と従業員という立場で接するにあたっては好きではなかった、というかダメだと思っていた。そのうち書けたら書きます。

 まあ無駄話は置いておいて、先の写真を撮ってから待つこと2時間。様子を見に行ったら結構溶けていたのでつついたら塊のまま取れました。

おおきな氷板

 ↓この状態から

 ↓この状態に。

なんということでしょう

 すっかりきれいになってスッキリしたが、いつからあの状態だったのだろうというのは気になるところ……。最後はタオルで庫内の水分を拭き取ってから戸を閉め、電源を入れた。
 これからは定期的にチェックをすることにする。

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