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#思い出の映画で自己紹介〜頭脳戦/心理戦〈改定版〉|#テルテルてる子様


こちらの企画を拝読。


↓ ↓ ↓


【課題】

今までにあなたが観た映画の中で、

特に感動したものを3作品挙げてください。



(⚠️同じ監督の作品が、ダブらないように、異なる監督・脚本家の作品を1つずつ選んでください。)

テルテルてる子様
『#思い出の映画で自己紹介』


企画自体は既に終わっているのだが、思い出の映画(お気に入りの映画?)を投稿させて頂くことにする。



極私的には、何でも気になったものを収集する癖があり、映画のDVDだとおそらく100枚以上を保有していると思う。(録画したものを含めたら、如何ほどになるのか・・・)



ほぼ洋画だが、その中から今回は
頭脳戦/心理戦の映画に絞って厳選し、3作品ピックアップしてみた。






小学生の頃、推理小説を偏愛していた。何が魅力的だったかというと、
「犯人」と「追手(探偵、刑事など)」との駆け引きに夢中になっていたのだと思う。


それはひいては、「作家」と「読み手(=自分)」との関係に置き換えられる。


頭脳での勝負であったり、ストーリー展開の中での心理戦。―――今回選んだ映画は、映像でそんな駆け引きを感じさせるものとなるのではないかと思う。是非、noter様にシェアさせて頂きたい・・・。



では、

Let's get into the spirit of things!

(気合を入れて行きましょう!)



手元にある2本。





①ディボース・ショウ(2003)


大富豪たちの結婚・離婚がお盛んなロサンゼルス。州法により、夫婦の財産は離婚時に完全折半になるため、大富豪の夫たちは妻から財産を守るために“婚前契約書(プリナップ)”を作成している。

その契約書作成と離婚訴訟でセレブなクライアントを多数抱える、敏腕弁護士マイルズ。彼が次に手掛ける依頼人は、妻に浮気の証拠を握られた夫レックスロス氏。

離婚の条件を少しでも有利にするため、依頼人の美しい妻マリリンに会ったマイルズは、彼女が一筋縄ではいかない女性だと知りつつ、彼女に惹かれていく。

ディボース・ショウ あらすじまとめ


「婚前契約書(プリナップ)」という法律を主眼に、生々しく金銭的な欲望を描くのではなく、あくまでも【ラブ・コメディ】としてまとめた監督のコーエン兄弟に拍手を贈りたい。


主演は「オーシャンズ11」のジョージ・クルーニーと、「シカゴ」でミュージカル女優の才能の片鱗を魅せたキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。


貫禄ある役者のふたりが、丁々発止の駆け引きを愉しんで演じているのが感じられる良作。


今回挙げている3本の映画すべてに当てまるが、衣装デザインが秀逸。
アメリカの敏腕弁護士なら、大富豪なら、セレブリティ階級の妻たちならこの服装、とイメージにマッチするファッションをまとわせ、映画の世界に説得力を与えてくれる。


「婚前契約書(プリナップ)」が映画の中で結婚という制度(=ゲーム)の“切札”の位置づけになっているのだが、リアルでもこういった法律を悪用する人間は存在しそうに思える。


資産家のnoter様は御用心を!!



▶参考サイト

コーエン兄弟。
数々の名作をリリース。


🌹Opening Song🌹

この洒落たオープニングを観るだけで、良作間違いないと確信出来る!

Elvis Presley/O Amor Custa Caro




②トーマス・クラウン・アフェアー(1999)

大都市・ニューヨークの美術館で大勢の警備員が見守る中、白昼堂々実行されたあまりにも大胆不敵、かつ華麗な犯行の手口。事件解決のために保険会社が送り込んできた調査員、キャサリンは意外な人物に目をつけた。その男はトーマス・クラウン。表向きは通称“クラウン・タワー“と呼ばれる巨大金融会社のオーナーであり大富豪。
しかし、裏の顔は完全犯罪を芸術的な手腕で遂行する天才犯罪者だった―――。

「トーマス・クラウン・アフェアー」
DVDのあらすじより


「華麗なる賭け」(1968)のリメイク作品。


客演として、過去作で主演したフェイ・ダナウェイが出ており、トーマス・クラウンの本心(深層心理)を引き出す精神分析医の役を担っている。


トーマス・クラウンには【表】と【裏)の顔が存在する、というのがこのストーリーのかなめとなっている。


【表】の大富豪の顔では、何ひとつ不自由な要素がなく、恵まれた生活以上の日々を送っているように見えるが、彼自身は常に満たされていない。その代償行為として企てるのが【裏】の顔―――天才的な手口で盗みを遂行する犯罪者の顔だ。


一方、名画の盗難事件を阻止するために現れた保険調査員のキャサリンは、怪しいと見したトーマスがプライベートでヨットに乗っている様子を見て、ひと目で彼の本音を見抜いてしまう。


そして、あの手この手でトーマスの顔を暴き、事件解決に導こうとするが、果たしてトーマスとキャサリン、どちらの頭脳が勝つか・・・?

―――


これは、sensualな場面があるけれど(R18級)、兎に角スタイリッシュな作品。


トーマス役のピアース・ブロスナンは007のジェームス・ボンド役も任されていただけあって、立ち居振る舞いすべてがスマートで格好良い。


そしてキャサリン役のレネ・ルッソは、日本の主演女優ではあまり見かけない知的な大人の女性の魅力を放っており、ファッションも(主にCELINEだったと思うが)今観ても素敵で、真似したくなる装いだと思う。
(※ダンスシーンのシースルードレスは無理です)


この映画は、どんな出来事が「裏の顔(=素の心)」を表側に引き出すのか、心理面に注目しながら観ると大変興味深く愉しめると思う。
大人のための頭脳ゲームの映画。



🌹注目シーン🌹

キャサリンが、盗みにおいても遊び心を見せるトーマスに射抜かれて思わず微笑んでしまう場面。分かる!!
(※画像の良いものに替えました)



ルネ・マグリットの絵に頻出する「帽子の男」のオマージュになっている。
これじゃ誰が犯人か分からない。

↓ ↓ ↓
(ルネ・マグリットの参考画)




③太陽がいっぱい(1960)



貧しいアメリカ人青年トムは、金持ちの道楽息子フィリップの父親に頼まれ、彼を連れ戻すためナポリにやってきた。金にものを言わせ女遊びに明け暮れるフィリップに怒りと嫉妬を覚えたトムは、フィリップを殺して彼に成りすまそうと計画するが……。

映画.com


24歳のアラン・ドロンの大出世作。
パトリシア・ハイスミスの原作を、アンリ・ドカエの一流の映像、ニーノ・ロータの一流の音楽、フランスを代表する一流の豪華俳優陣で描ききった、まさに最高峰の映画作品。


この映画はゲーム的な遊びはなく、あくまでもシリアスなピカレスク・ロマンだ。主人公トムが頭脳を使って戦っているのは、ようやく手に入れた道楽息子フィリップの送る生活すべてを、逮捕という形で阻害する警察組織となる。


「太陽がいっぱい」の原作は、1955年に上梓されたものなので、主人公が身につけようとした成りすましのトリックを見るとやや前時代的に感じる。ここは、「古典」として捉えてほしいと思う。
ラストのどんでん返しに驚愕する!


以下の映画紹介も添えておきたい。

「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンの魅力を余すところ無く伝えていると思う。


本作でアラン・ドロンは鋭利な刃物のような危うい美貌と抜群の演技力を披露。

映画音楽の名匠ニーノ・ロータの音楽によって際立つ、凶暴なまでの青春の狂気に惑わされる。

「シネマ・トゥディ」


❆❆❆


海原の深く濃いblue

大空の何処までも広がったblue

男たちのシャツの色。

裸足に履くデッキシューズ。

太陽の照りつける光の反射。

・・・

真っ白な壁の別荘。

ひんやりしたタイルの藍色navyの柄行き。

マルシェ(市場)のリゾート感あふれる色彩。

・・・等々、色彩調整が芸術的に素晴らしい。


目と心を潤わせたい女性noter様にも是非おすすめしたい!!


(私はこの映画でアラン・ドロンにすっかり骨抜きにされました😊)


🌹ニーノ・ロータとともに🌹

「太陽がいっぱい」のダイジェストシーン。




はい、以上が思い出に残った

お気に入りの

頭脳戦/心理戦の映画 

3作品でした😊




選に漏れた映画でご紹介したいものも

多くありますが、今日はこれまで。



✢✢✢


#淀川長治氏や、

最近では#町山智浩氏の影響で、

映画を

こよなく愛してきました。



映画について

noteを書きたいと

ずっとずっと切望して

おりました。




テルテルてる子様、

機会を設けて頂き、

本当に感謝いたします😊🌹



↓ ↓ ↓

✥恋愛映画篇✥


✥サスペンス映画篇✥



✢✢✢



お読み頂き有難うございました!!


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また、次の記事でお会いしましょう!



🌟Iam a little noter.🌟



 🩷


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