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住まい探しin Brisbane ~その2~

その1ではUQの学生の住居について説明したところで、その2・その3では私の住居選びの話をしたいと思います。

その1では日本人はほとんどcollegeに住むといいましたが、お値段があまり可愛くないので私には手が届きませんでした。そこで日本にまだいる頃に日本の大学に相談していると、なんとUQが所有しているシェアハウスがあるということを教えていただき、そこに住むことにしました。半年ほど前からUQの担当者の方と連絡を取り、ブリスベンについたその日に下見をし、3日ほどで契約の手続きが済むので、余裕をもって1週間後からそのシェアハウスに住むことに決めていました。(この1週間の余裕でのちに命拾いします)そしてその一週間の仮住まいとしてAirBnBを予約していました。

余談ですが、留学先に行ってから住まい探しをする人でAirBnBで借り住まいする人は、ホストが一緒に住んでいるところがおすすめです。現地に渡航後すぐ、その土地に住んでいる人に意見も求められるからです。私自身、ホストに色んなことを質問して助けてもらいました。

少し脱線しましたが、本題に戻ります。ブリスベン到着初日、予定通り下見に行きました。指定された時間より少し早く着いたので、シェアハウスの入り口で担当の方を少し待ちました。大学まで徒歩5分ほどのレンガ造りの平屋でした。この待ち時間に気づいたのですが、UQHouse、まずインターホンがなくて、オートロックでもありません。担当の女性と合流し、いざ中へ。部屋は6部屋で小3部屋、中2部屋、大1部屋。小の部屋といってもそれほど狭くはありませんでした。大の部屋はベッド10個は置けるくらい大きくて、またこの中にベッドおけるよね?ってくらい大きなウォークインクローゼットつき。一人で住むには寂しく感じそうなほど大きい部屋でした。そしてすべての部屋がフロントヤードに面していて、その面は床から天井まで一面窓。これら6つの部屋を初めに見せてもらい、そのあとシャワー・トイレ各三か所とキッチンに案内され、どの部屋がいいか聞かれて下見終了。

一旦仮住まいに帰り翌日家族に報告しました。そして、家族にどんな家か説明しようとしたのですが、全然覚えていない。家族の質問にも何も答えられない。実は私、日本では実家暮らしで家の内見などしたことがなく、またこの家に住むものなのだと決め込んでいたので、ホテルの部屋を仲居さんが案内してくれる時のように、ただただ担当者のおうち案内についてゆき、ここがトイレなのね、部屋が六個なのね、ここに冷蔵庫があるのね、とそれくらいしか把握していませんでした。ほとんどない記憶を必死にたどり、Google street view を駆使しながら、家族からの質問(やはり一番心配なのは安全面)に答えていくと、この家セキュリティがばがば問題が明らかになりました。

平屋、オートロックはない、カーテンを開けると外から部屋の中が丸見え、フロントヤードは誰でも入ろうと思えば入れる、そのフロントヤードにすべての部屋の窓が面している、、、

極め付きは担当者からのメール。なんと、私は日本の大学経由でこのシェアハウスを紹介されましたが、まだ正式な住人の募集は行っていないと言うのです。つまり、私は今年度のこの家の最初の住人で、これから募集してルームメイトが済み始めるまでの一か月弱、この家に独りぼっち!!!

この問題の発覚で、私のUQHouseに住むというプランは揺らぎ始めました。
価格面を考えると絶対にUQHouseよりお得なところはない。でも一か月とはいえセキュリティに不安があるところに女子一人で住むべきではないのではないか。(ちなみにUQ周辺の治安はめちゃめちゃいいです)UQHouseに住むとしたらどの部屋がまだ安全なのか。

迷いに迷ってUQHouseに住むという選択肢も残しつつ、他の住居さがしをはじめました。ですが、新学期直前だったため、条件と価格が合うところはもうなかなか残っておらず、難航しました。あと5日で仮住まいを追い出される前に住まいを確定させなければ、泊まるところがなくなる。不安で眠れませんでした。想像してみてください、留学早々野宿の可能性が出てきたら背筋凍るでしょ?笑

これから留学するみなさん、留学時には渡航前に住まいを決定していても、そこ以外に住むことになればどういう選択肢があるのか、軽くでいいので調べておきましょう。

AirBnBのホストにも意見をもらい、彼女の「この地域は安全だけど、実際に安全だから良いというわけじゃなくて、あなたが安全だと感じることが一番大事」という一言でUQHouseは私の中で却下されました。

却下したものの、仮住まい期間内に見つけられるのか。この仮住まいから追い出された後まだ住居が決まっていない場合は次の仮住まいの手配はどうするのか。その費用は賄えるのか。課題は山積みでした。

その2では私の住まい選びのピンチをお届けしました。


その3ではどのようにして無事住居が決まったかについてお話します。