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移住先にブリスベンを選んだ理由

海外移住を決める場合、先ずは滞在先を選ぶ事から始まるのではないだろうか。
それが全てを左右するとまでは言わないが、この判断で出会う人たちや日々の過ごし方も大きく変わるので重要なポイントだと思う。

ここブリスベンで出会った移住してきた人の理由は様々で、知り合いがいたからや物理的な理由、紛争地の国から逃れてきたなど平和に暮らしていた私には予想していなかった理由を知り世界情勢の勉強にもなる。

それで私が海外移住を考えるきっかけとなったのが、トップ写真の二人だ。

彼らは、日本での私達家族の英語の先生なのだが、彼らに英語を習うまでは海外の人と知り合う事もなかったので(一時的なのは除いて)、日本の生きる基準が全てだった私に海外の人の人生観を知り得るきっかけとなった人達だ。

外国人の考え方が全て良いとは思っていないが、自身には無い人生を謳歌する生き方、いや、人生を謳歌していいんだ!を見せつけてくれる二人には刺激をたくさんもらった。

そのうちの一人がブリスベン出身との事からブリスベンを勧められ選択肢の一つとして考え始めた。

実際にブリスベンに住んでみて良かったと思える。住めば都ということわざがあるので正にそれなのかもしれないが、参考として私がお勧めできる点をいくつか紹介したい。


私的にブリスベンをお勧めするポイント

1 気候

これは住んでみないと分からないものだが、日本にいる時は雨の多さに辟易とした記憶がある。週末に家族で外出の予定を組んでも雨のせいで何処にも行けない週末は悲惨だ。ましてや、お盆や連休に何ヶ月も前から計画した旅行が連日の雨で散々な目にあったりといつも予定変更を強いられた。また、私は低気圧による頭痛が度々あったので、雨が降る前は体調が良くなく寝込む日も少なくなかったが、ブリスベンに来てから晴れ間が多いせいもあり頭痛の心配が無くなった。何よりも晴れは精神的に前向きになれる。また、一年を通して温暖な気候なので冬の朝晩は寒いが昼は半袖Tシャツで過ごせるほど年中半袖文化だ。そしていつも思うのだが、ブリスベンは空が広く感じられ自然の大きさを思い知る。

2 街が程よく小さい

ブリスベンの街の規模は福岡と似ている。福岡の天神(中心地)がブリスベンのCBD(シティ)にあたり、シティとインナーサバーブ(中心から近い郊外)は車で30分の距離。(現地人でない限りインナーサバーブに居を構える事を勧める)また海も山も高速道路が充実しているお陰で30分から1時間くらいの移動で済む。シティにショッピングや働きに出てもバスや電車で30分位、ちょっと海でのんびり過ごすこにも車で30分位で行くことが出来るコンパクトな街だ。
アジア食品を購入するにしてもインナーサバーブなら南側にも北側にもアジア系食品販売店が多いので日本食を作るのにこと困ることはない。
しかしシドニーやメルボルンといった大都会と比べると田舎感は否めないが、子連れ家族やゆったりと過ごしたい人には非常に住みやすい街である。同じくパースも規模感としては同じらしいが、物流コストがかかるため物価が高いとオージーが言っていた。

3 家賃が安い

安いというと語弊があるかもしれないが、ブリスベンではシドニー出身の人やメルボルン出身の人にたまに出会うのだが、彼らになぜブリスベンに移り住んだのかを聞くと「家賃が安いから」とのこと。大都会のシドニーやメルボルンでインナーサバーブに住むにはそれなりの家賃を払う必要がある。移住の最大ポイントは、実はこれが一番大きな理由なのかもしれない。

4 日本との時差が一時間

以前、カナダのバンクーバーを移住先として考えてた頃は時差の問題を軽くみていたが、実際にバンクーバーに行って感じたのは、日本との時差があるため、日本と何らかの交流を持つには常に時間を意識しないといけないのがネックだった。家族全員で引っ越すのならあまり問題ないと思われるが、私達家族の場合、夫が日本とオーストラリアを行き来するため、時差は非常に大きな問題となる。


以上であるが、先日メルボルンに旅行に行った際、メルボルンのシティに建ち並ぶヨーロッパ調の建築物に惚れ込んだが、綺麗な海に出るには車でかなりの時間を要し、空は曇りがちで寒くて、温暖なブリスベンを恋しく思った。

とはいえ、私は日本とブリスベンしか住んだことがないので比較する対象が少ないため情報としてはこのくらいだが、これから移住を考える人には是非ブリスベンを候補に入れて損はないと思う。



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