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しばしの別れ〜ジェフ千葉レディースvsマイナビ仙台レディース

元日からのんびりともいかなくなっている2024年。北陸の被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。

体調も良くなかったので1/2の高校サッカーをパス。正月休み明けの観戦初めを考えていた。浦女vs大宮Vト調子の良いクラブ同士の対戦が気になっていた。
ところがジェフレディースから驚きのニュースが。
千葉玲海菜選手が海外移籍とか。で、市原臨海(ゼットエーオリプリスタジアム)の千葉Lvs仙台Lも俄然興味が湧いてきた。かなり遠いので躊躇していたが、チバレミの見納めということで市原行きを決断。


五井から臨海へ

まず船橋へ出てJR総武線快速に乗り五井へ向かう。君津行きなら千葉で乗り換えることもなく真っすぐ行ける。
船橋から40分ほどで五井に到着。改札への階段は東京側の車両に乗ると近い。
駅西口の臨時バス乗り場には既にバスが待機しており、行き先を確認して乗り込む。
最後に市原臨海に来たのは全社で奈良クラブがJFL昇格を決めた時以来。その時はバスの本数が少なくて1時間以上待つようで、レンタサイクルも全て貸し出し中。仕方なく30分かけて歩いた。
それを思うと臨時バスがあるのは本当にありがたい。バスなら10分程度でスタジアムだ。

久方ぶりの市原臨海

スタジアム内

入場口では既に行列ができていた。早めに家を出て正解だったかも。昨シーズンにフクアリに行った時はそんなに並んでなかったことを考えると、チバレミ効果なのかも。
開場時間になりスタジアムに入場。ややアウェイ寄りの席を確保。

最初は上方の席

ホーム側のコンコースでは北陸地震の募金活動が行われていたので小銭で恐縮だけど募金。この日は選手がおしるこを販売。限定200食との事で「限定」に弱く甘いもの好きなら食べない理由はない。
参加選手は鴨川選手、サンプソン選手、増田選手、大熊選手の4名。エースの鴨川選手が参加というのに驚き。怪我かな?

こちらの4名
店員さんがお釣りを取りに行ってる間に撮らせていただきました

おしるこはお餅ではなく白玉だんご。喉に詰まらせる心配も少ない。やさしい甘さに包まれてやわらか美味い。まさに白玉ワンダーランド。
でも、もうちょっと欲しいかな・・・

あったまる

コンコースのアウェイ側には女子フットサルチームのバルドラール浦安ラスボニータスの選手達の案内でフットボーリングをやっていた。フットサルのボールを蹴って10本のピンを倒すというもの。蹴る位置は大人と子供で違っていた。
こちら挑戦してみた。ボールは重めのFリーグ公式球。
一蹴目は真ん中に行ったものの7本しか倒れず右3本残り。二蹴目は残りピンの左を素通り。結局7本のみ。うまい棒2本いただいた。
相模原でもうまい棒、市原でもうまい棒。

バルドラール浦安ラスボニータスはFリーグのバルドラール浦安の女子チーム。ブリオベッカと共に応援したいと思います。

外を見ると千葉Lと仙台Lのバスが縦に並んでいるのが見える。仙台Lは今回もバス移動のようだ。

どちらのバスもいい

グッズ売店ではおみくじ形式のくじを一回1000円でやっていた。やってみたら「吉」と出た。去年相模原のおみくじでは小吉だったけど、どちらが上なのだろう?
景品は靴下。

ユニティかな

今回のスタグル

おしるこだけでは足りないので食事を確保しに売店の豊倉園さんへ。おしるこ販売の脇で焼きそば&フランクフルトのセットとコーンスープを購入。ここではサンプソン選手と増田選手がお手伝い。
コーンスープを頼んだはずが氷結が出てきて???っとなってしまい、その状況がサンプソン選手にとってはかなりウケていた。そりゃコーンスープが氷結ではある意味正反対だもんなぁ。
焼きそばとミニフランクのセットで500円とワンコインで買える。コスパと味よし。

麺太めで食べごたえあり

コーンスープはコーンの甘みを感じる。底にコーンたっぷり。こちらもあったまる。コーンを堪能したいならコップを回しながら飲むのが良い

ほっとする味

試合開始へ

席移動して前の方へ移る。ホーム側の端辺りに下段に降りる階段があり、そこから降りてややアウェイ側に移動。
そういえば千葉選手はベンチにも入っていなかった。確かにメディカルチェックなど控えてることを考えれば試合に出ないのは当然。
練習が終わり市原市長の挨拶、そして選手入場。

天気はまあヨシ

試合前に選手達はセンターサークルに輪になり北陸地震で亡くなった方々に対し黙祷。仙台ゴール裏には北陸を励ます段幕。東日本大震災を経験しているだけに大変さはよく解っている。

頑張ろう北陸

試合は全体的に千葉Lが圧し気味に進める。
仙台Lは受け手に回る展開が多く、相模原戦で活躍した遠藤選手もなかなか自由にさせてもらえない。
かと言って千葉Lも決定力を欠きゴールに繋がらない。
試合が動いたのは後半30分過ぎ。大熊選手のクロスがそのまま入り先制。その時副審は旗を上げオフサイドの判定。しかし主審はゴールを認めて千葉Lがリード。ちょっとモヤモヤはあるが、VARもなく主審の判断が優先されるので仕方がないのだろう。
その後は仙台Lも前掛かりに攻め立てるも林選手を中心に守り切り千葉Lが1-0で勝利。
千葉Lはボールを持つとパスコースを作る動きが浸透しているように見えた。守備もしっかりボールホルダーを複数で当たり相手の自由とボールを奪い、即切り替える。仙台Lの調子というより千葉Lのサッカーがとても良かったという感想。
特にFWの山口選手が攻撃はもとより守備の貢献度が高かった。足も速く切り替えも早い。千葉選手とはタイプの違う選手だけど、今後注目してみたい。

守備にも貢献

0点で抑えたのはキャプテン林選手の守備も大きいと思う。要所でしっかり抑えて時には身体を張って防ぐ。終盤のシュートブロックはお見事。

仙台Lの攻撃を封鎖

千葉Lにとってはいい形で、仙台Lにとっては課題の残る状態でブレイクに入ることになった。

しばしの別れ

試合後しばらくして千葉選手の海外移籍のセレモニーが行われた。
千葉選手のムービーが流れてゴールシーンなどを振り返る。個人的には昨シーズンの復帰戦となった大宮V戦が印象深かった。
そして千葉選手がユニフォーム姿で登場。気持ちと挨拶を手紙にしたため読み上げた。最初から涙声で名残惜しい気持ちが伝わってきた。強化指定の頃から6年、小学校入学して卒業するほどの期間もやってきたのだから。

大学時代から6年
花束を君に

電光掲示板には千葉選手へのメッセージ。

千葉から世界へ

胴上げやスタッフを含めた記念撮影、それからサポーターへ挨拶が。仙台Lのサポーターからずっと応援してきた千葉Lのサポーターへ。
海外でさらなる成長を期待したい。そしてその経験を日本に持ち帰ってWEリーグのレベルを高めてほしい。それまでのしばしの別れだと思い見送った。

ケガに気をつけて。お元気で

昨シーズンのホーム最終戦でのお見送りで、千葉選手にW杯に向けて応援の言葉をかけたら「頑張ります!」と心強い返事をいただいた。代表入りしたもののW杯の試合にはあまり出られなかった悔しさはあると思う。海外移籍からパリ五輪まで時間は短いかもしれないけど、オリンピックでは出番が増えるようになればと思わずにはいられない。

そんな感じで今年のサッカー観戦はスタート。今年もたくさんの発見や楽しみを見つけていけたらと思う。

その後、ドイツのフランクフルトに移籍のニュースが入ってきた。トップチームには長谷部選手もいることだし不安は少ないだろう。ドイツの選手をも吹っ飛ばすほどの活躍、そんなニュースを心待ちにしたい。


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