目的地に向かうにはまず、どこにいきたいのか、どこに向かっているのか知る必要があるとつねづね思っています。

それは旅先でも、叶えたい目標でも、人生でもそう。
どこに行きたいのか、どうなりたいのか、どうありたいのか自分と会話して自分の行く先を見つけたり、これやりたい、こんな暮らしがしたいなどと自分の心の内を知る事が重要だと思っています。

古代中国の陰陽五行説の「青春・朱夏・白秋・玄冬」は人生を季節に当てはめた考え方で、それはライフステージによって欲しいものや手に入れたいものが変っていき、そのステージによって攻略するものが違います。
ですのでいくつになってもそのステージに上がったらいつも新人です。

ですが、白秋あたりの年齢になると未来をみることが臆病になります。出来ないことやわからないことばかり目についてしまい、自分が初めて挑戦する事はとても大きな障害物があるように感じます。
そして自分が通ってきた道はいともたやすく感じ、なにか挑戦することより今までやってきた事の方が簡単なので、自分の今のステージを見ようとせずいつまでも過去のライフステージにとどまり、自分の未来へのステージ準備が遅れてしまいます。

それでは玄冬のステージになった時には時すでに遅し、自分の人生なのに自分の思い通りに生きられない。どうしたらいいのかわからない。誰かにしてもらわないと自分の行きたいところもやりたいこともままならない。
そんな人生で最期を迎えるのはとても寂しい事です。

そうならないために今の自分のライフステージを把握し、未来を楽しむために未来の自分は、どんな暮らしをしたいのか、どんな事をしたいのか、どんな人になっていたいのか自分の気持ちを知る必要があるとつねづね思っています。

今私は白秋期の５０代なりたての新人です。
玄冬期の私はアンティークと映画と音楽に囲まれ、旅するように暮らす、暮らすように旅をする、老夫婦でバックパッカーを愉しむファンキーなおじいちゃん、おばあちゃんになっていたいです。

そのためにできることは・・・・

白秋は実りの季節。
今まで培ってきた集大成を発信して往ける素敵な年代です。

皆様のステージはどこですか?
ステージは違くても、各々の今を誠意いっぱい楽しみましょう

brocante307店主

#未来のためにできること