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福島−宮崎 長距離特急乗りっぱなし旅#4

駆け足で巡ってきた旅も最終日。
寝心地のいいベッドで心地よい目覚めを迎えました。
熱いシャワーを浴びてしゃきっとして、身支度を調えます。
ホテルの外にでると、九州は今日も快晴。
強い日差しに、思わず目を細めます。
目の前には博多駅の威容が。

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今日はこれから6時間弱の鉄旅、まずは食料の補給です。

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さすが九州最大のターミナル駅、様々な方面へひっきりなしに列車がでていきます。

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ホームに上がると、この旅のラストランナーとなる「にちりんシーガイア7号」が待っています。
今日、乗車する列車はこれだけです。

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今日お世話になる車両は783系といって、決して新しい車両ではありません。
デビューは1988年、昭和生まれです。w
でも随所に古さは見られるものの、車内の設備は快適そうです。
今回は6時間弱の長丁場、グリーン車を奮発しました。

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博多駅を定時に発車。
小倉までは小まめに停まっていきます。
さて、今朝はまだ何も口にしていません、早速朝ご飯です。
ででん!

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OPEN!

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どうです!朝から肉ですよ、肉!
それに炙った明太子、博多らしいじゃありませんか。
まずかろうはずがないじゃないですか。
うまうまです。ビール買ってくればよかった(泣)
お腹が落ち着いたころ小倉到着。
かなりの乗客がここで乗ってきます。
そして進行方向が代わり、ゆさっちの席が最前列に。

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白髪のおっちゃんが映り込んでいますが見なかったことにして下さいね。
小倉からは日豊本線の旅が始まります。
古い車両ですが、めっちゃ飛ばします。

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日豊本線は特急天国、「白いソニック」とすれ違いです。

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別府ー大分間では海沿いを走ります。
「どこかで見た景色、デジャブ?」
思い出しました。別大毎日マラソンのコースなんですね、ここ。
中継でわきっちょを日豊本線が走ってましたっけ。
TVの中継で何度となく見た光景、今日は車窓から見ています。

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大分到着。
久々の大都会です。

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今度は「白くないソニック」と行き違い。
大分を出てしばらくすると列車は「宗太郎越え」に入ります。
「宗太郎越え」とは大分県佐伯市と宮崎県延岡市の間の県境の宗太郎峠を超えること。
この区間、特急は比較的本数はあるのですが、この区間を通しで走る各駅停車は1日上り2本、下り1本だけ。
青春18きっぱー泣かせの区間です。
宗太郎駅の時刻表は下のリンクからどうぞ。
https://www.jrkyushu-timetable.jp/cgi-bin/jr-k_time/tt_dep.cgi?c=28769
6時の電車で降り立つと20時まで列車がありません。
ここまで小まめに停まってきたこの列車も、佐伯ー延岡間は1時間以上ノンストップです。
なかなか行くことの困難な宗太郎駅、せめて列車からカメラで狙ってみましょう。

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なんとか?撮れました。
さて無事宮崎県入りしたところで、もう一個のお弁当を開けましょう。(ぉぃ)
出でよ!

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かぱっ

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前から食べたかった折尾駅名物の「かしわめし」
今回は博多駅で買いました。
トリの出汁で炊いたごはんの上に鶏そぼろ、錦糸タマゴ、海苔。
ごはんはふっくらしっとりと炊きあがっていて、絶品です。

いよいよこの旅も佳境。
宮崎が近づいてきました。
高架が近づいてきました。
「あれ?こんなとこに路線あったっけ???」
考えることしばし。
「!・・旧リニア実験線の遺構だ」

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旧実験線の高架は何キロも続いていました。
何かに転用はできなかったのかな。
宮崎で多くの乗客が下車すると、程なく終点宮崎空港駅に到着しました。

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宮崎空港駅は1面2線のこぢんまりとした駅。
ここより先に線路はありません。
東北の片田舎からはるばるここまでやってまいりました。
ここは空港駅、あとはとっとと飛行機で帰るしかありません。
というわけでチェックイン。

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荷物を預け、お土産を購入。
あとは・・ごはんですね。(駅弁2個目はノーカウント)
せっかくですから宮崎らしいものを。
ででん!

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冷や汁にチキン南蛮、鰹のタタキ
そして冷たいビール!
最高でしたー!
あとは飛行機に乗るだけ。
宮崎空港にはゆさっちのクレカで入れるラウンジがないので、カフェに入って100%マンゴージュースでまったり。

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もうちょっときりっと冷えてるとおいしいな。
時間がきてNH610便羽田行に搭乗。
久々のプレミアムシートで爆睡。
東北新幹線と東北線を乗り継いで22:18にスタートした藤田駅に戻ってまいりました。

今回の旅行の目的は単純に「鉄分補給」でした。
しかし、旅程の道すがら各地の風土に触れることができたのは収穫でした。
今回駆け抜けた各地を今度は個別にじっくりと味わいたいと思っています。
そうそう、今回あっという間に通過した宗太郎駅にもいってみたいですね。
やはり丸一日、山中の無人駅で過ごすことになるのでしょうか。
それはそれで、駅のベンチで一日物思いに耽ってみたいですね。w

拙い旅行記をご覧頂きありがとうございます。
また次の旅行記でお目にかかれますことを。
(了)

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