センスって何??

◆センスについて語る◆
曲づくりにおける「センス」についてを深堀してみた

音楽活動を続けてきて、少しだけど「センスがいい」とか言って頂ける様になってきた。時には「そのセンスが羨ましい」とか「そのセンスが欲しい」とか言って頂ける事もある。センスを褒めて頂ける事はとても嬉しいのだけど、センスってあげられないし、教えるにも難しいし、
そもそもセンスはなんぞ!?
どうやったら身につくの!?
僕もセンスそのものが何なのか解らないし、僕より素晴らしいアーティストは世界には五万といるけど、なだかんだ曲作りを始めて20年にもなる。昔やりたいと思ってた事が少しづつ出来る様になってきてる今、昔の自分が今の自分の曲を聴いた時嫉妬するかもしれない。その昔の自分に対して何かアドバイスする気持ちで、僕なりの解釈でセンスについて深堀してみた。

①気づき
曲づくりにおいて一番時間が掛かってるところって密かにコレだと思ってます。「おかしなところに気づきそれを排除」していく作業。

海外アーティスト等のカッコイイ曲には当然に不自然なところがなく、突っ込みどころもなく安心して聴けるわけで、つまりは「変」を削る作業が「自然」を生むのかなぁと思います。

音選びの場合「この音は合わない」と数々の音源から選抜する作業。メロディ付けやコード選びの場合も違和感なく進める作業。とにかく時間が掛かります。「変」に気付けるか気付けないかは経験値を基に判断するかと思いますので「とにかく沢山聴く、幅広いジャンルを聴く、聴いてその曲の構成を学ぶ」事が経験値を上げる源になるのかなぁと思います。

②最低限の知識
色々音楽に詳しいから、クラブDJだからという理由だけで、曲は作れません。作曲というもは、やってみて最初にブチ当たる壁がココですよね!?
「俺めちゃカッコイイ曲作る」と言っても最低限の理論を知ってなければ、コード進行、メロディ付けが出来ないし、サンプリングベースで曲を作ろうとしても、理論を知ってないと不協和音ばっかり出て曲を構築出来ない。
音楽理論の知識ある前提ではここの項目は関係ないです。

③オリジナリティー
素晴らしい完璧な曲を作れたとしても、世にあるものと同じ様な曲だったら「この曲アレに似てる」となる。凄いとセンスがいいはイコールでもない。

自分なりのエッセンスを加える事で意外性や個性が生まれ、「この曲カッケー🌟🌟」ってリスナーのハートに刺さる要素になるのかなぁと思います。

オリジナリティーを拡大解釈して音楽なんだから、自由に楽しければいいじゃんって事でもなく、やっぱり、変なところは排除していかなければならないし、最低限音楽理論は必要になってくる。


◆まとめ◆
曲に限らず、モノ作りにおいて大切な事は「本質を理解して伝えたい事を伝える」と誰かが言っていた。でもホントにこの言葉こそ全てであると思える様になってきました。
曲作りにおいて本質に当たる部分が①②だし、伝えたい事が③って事になる。
自動車メーカーに例えると品質が①、技術が②、コンセプトが③ってところでしょうか。
どれか一つが欠けても良いものは生まれないので、バランスが大切なのかも知れないですね。

僕がDTMが素晴らしいと思うのは「失敗しない」という点かと思います。演奏出来なくてもピアノロールという魔法の技があるのだから理論さえ理解できていれば、どんな優れたプレイもできてしまいます。
①②が身についたら、あとは自分が表現したい事をじっくり時間を掛けて納得いくまで仕上げていけばどんな名曲も生まれるのかなぁと思います🎶

趣味でやってる音楽活動で、皆さんも限られた時間の中でパソコンに向かっていると思います。身につけた技術は逃げていきません。パソコンがあれば一生楽しめる趣味です。お互いに楽しみながら、慌てる事なくDTMライフを楽しんでいきましょう🌟

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ブラザー・トスビー

17歳からトラックメイキングを始める、19歳からはディスコ・クラブ通い。

ファンク・ディスコが好き。

22歳の時にDTMをスタート。ブランクはあるものの作曲を始めて20年以上が経過。得意ジャンルはファンク・テクノ・フュージョン・80s

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