先日ParticleColors様主催の第一回リミックスコンテストが開催されBROTHER TOSBY×うづほコンビの作品が優勝作品に選ばれました🙌🥇

この記事では優勝に至るまでの心境や、裏話について語っていきたいと思います。

■参加するまで
8月の後半、ParticleColorsさんのツイキャス『パティカラジオ』の企画でリミックスコンテストの発表がありました。実は当時オリジナル曲の制作真っ最中、あと仕事の方も新しい事業に手をつけ忙しい状態。他の方の作品まで手が回らない状態でした。

■ではなぜ参加表明に至ったのか？
理由はMIDIデータがあったからです。ボーカル、ギター以外MIDIになってる為、テンポ調整不要、コード分析不要、耳コピ不要、MIDIの入力の手間が省けるところが自分としては大きかったです。限られた時間で高い完成度を目指すのはMIDIデータが不可欠でした。

■どの様なプランで制作を始めたか？
リミックスと言えば、アルバムの最後の方に入ってるボーナストラックのイメージで○○club mix、○○editとか、ダークにclubDJ向きなサウンドに仕上がっている場合が多い。でも実際のclubではリミックスバージョンよりオリジナルバージョンがフロアを盛り上げている場合が多いし、CDに入ってるリミックスバージョンもやはり、オリジナルバージョンがやっぱりメインでリミックスバージョンはやはりオマケ感が否めない。
この為僕が一番目指したところはオマケ感が無い『もう一つのU RA HA RA』
リミックスでもメインと同じ感覚で楽しめる事を前提に音作りをスタートしました🎶

■こだわりのポイント
・原曲の世界観は崩さない
・トスビーサウンドの個性を出す
これを大前提として、独自のサウンドを追求していきます。
全体のGroove感を出すため、カウベル、ハンドクラップ、ゲートリバーブスネアドラム、エレタムでリズムを刻み、ノートを少し短く調整したしたFMシンセベースを基礎に、JUNO-6、DX7のシンセを使いながら、80年代のシンセの味付けをしていきます。
Bell,hitのフレーズはオリジナルと似てますが、実は7割ぐらいオリジナルフレーズを使い個性を出していきました。
そして最後にオリジナルのシンセソロを加えトスビー感を更に出していきました🎶

■うづほさんをボーカルに決めたのはいつ？
制作が進み完成7割ぐらいで、これ別な人に歌ってもらったらまた楽しいかも❢マヨイさんも言ってたし❢
カワイイポップスな雰囲気からピンときたのが、以前WINGというオリジナル曲でコラボしたボーカリストのうづほさんでした🎤
音源を納品しなければならない10日ぐらい前にお声を掛けさせて頂きました。どたんばにも関わらず快く承諾頂きました。うづほさんにも申し訳ないのでこの時には優勝しか頭にありませんでした。

■うづほさんのイラストで更に燃える🔥
YouTubeアップ用の画像として、うづほさんに画像をお願いしたところ出てきたのが、ジャケットの少女のイラスト。萌えキャラはあまり関心の無い僕ですが、このイラストを見たとき、めちゃくちゃカッコイイと思いました。曲調にも合ってるし、うづほさんのキャラクターにも合ってるし『うづほさん仕事のやり方が的確過ぎてカッコイイ❢』と感動しました。

■ジャケット画像制作の解説
気付きましたか？このジャケット画像には、2つの世界があります。
一つは8ミリフィルムの世界にいるうづほさん。
もう一つは、夜のハイウェイを走る車（車はフェラーリF40）のウラハラ世界。
うづほさんのハート（心臓の位置から）放射線状に丸や星が出る80sポップスな演出もこの曲の雰囲気に合わせるポイントになっています。注目頂きたいのが夜空にある明るい星と暗い星。明るい星は気球より手前に配置したので、これは8ミリフィルムのうづほさんから発せられた星という事になります。あと、丸みを帯びたうづほというロゴですが、これは書体は使わず、マルの形状を加工して作っています。
この様にして1枚の画像が完成しましたが、正直オリジナルのジャケット画像より時間掛かってます😆

■うづほさんからの歌が送られてくる
うづほさんに依頼して数日後の事、歌が送られてきました。そこにあるのはカワイイだけではないうづほさんの安心して聴いていられる、歌声の安定感とカワイイの中に秘められたかっこよさ。
この時点でもう優勝しか目指すものはありませんでした。

■ラジオの前日に納品
何かと拘っていた為、ラジオ放送のギリギリまで猶予を頂き、ギリギリまでアレンジ、微調整を繰り返して、オリジナル曲と同様（もしくはそれ以上）の完成度まで上げていきます。
そしてやっとの思いで完成しました。

■最後に
最終的に優勝という名誉ある賞を頂く事ができました。もちろん純粋に嬉しいという気持ちでいっぱいですが、順位に関わらずリミックスコンテストという企画の中で大好きな音楽に情熱的に打ち込めた。そして企画のパティカラさん、ラジオのリスナー側含めて一致団結して日本の音楽を盛り上げているこのパワーを感じた事を素晴しく思いました。
最後に一緒に作品作りに協力してくれたうづほさん。素敵な機会を下さったParticleColorsさん。僕らの作品を聴いて下さった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう御座いました。

※音源は近々僕のYouTubeでアップ予定ですが、現在Particle ColorsさんのYouTubeチャンネルでご視聴頂けます