見出し画像

絶滅の危機に晒されている任天堂ハードまとめ

限定カラーの本体など、元の販売台数が少ないものは除外している。

ゲーム&ウオッチ

第三者が偏光板や反射板の交換などを行わず、発売当時の状態を維持しているゲーム&ウオッチはかなり少ない。
理由としては、ゲーム&ウオッチの画面が経年劣化によるビネガーシンドロームを発症し、画面全体が非常に見づらくなってしまうことにある。
そのため、現在流通しているゲーム&ウオッチは偏光板や反射板を交換したものがほぼ全てである。

ファミリーコンピュータ

世の中にはまだファミコン自体は存在しているが、映像出力端子をAV端子に改造したものが大半である。
本来のファミコンはRFスイッチによる接続しかできないため、現在のモニタやテレビに接続できないという問題点を解消しようとしたのだろう。その結果、RFスイッチで接続する従来のファミコンは殆どその姿を消してしまった。

ゲームボーイポケット

これはハードの作りの甘さが原因であるといえるが、ゲーム&ウオッチ以上にビネガーシンドロームが起きやすいのが原因。
通販サイトで数百円で偏光板が手に入るため、安易に分解し、偏光板を張り替える者が多いことから、純正のゲームボーイポケットは絶滅の一歩手前である。
…ちなみに、安価な偏光板を貼り付けると画面が緑色っぽくなり、ゲームボーイポケット本来の白と黒の色合いは失われる。そのため、写真でも分解されたかどうかは一目で分かる。
本来の色合いを維持したいのであれば、Aliexplessで販売されている以下の偏光板を取り付けてみるとよい。


ゲームボーイアドバンス

改造、転売、海外流出の三拍子が揃い、大人の小遣い稼ぎに利用され、見るも無惨な状況にあるハード。
ips化などといった技術が認知されてしまった影響で、自分の持っているGBAを改造しようと試みる者が後を絶たず、素人知識で分解し取り返しのつかない状態になるのが最近の流行りである。
周知の事実ではあるが、メルカリなどで販売されているips化GBAも、素人が勝手にやって偶然うまくいっただけ(ように見える)のものに過ぎない。
実際、メルカリでips化GBAを買ったが起動しない、すぐに壊れた、画面がぶれてまともにゲームができない、といった報告も目にする。ただの高物買いの銭失いだ。
明るい画面でやりたいなら素直に互換品を買うか、DSやゲームボーイプレイヤーでも買えばいい。

ゲームボーイアドバンスSP

こちらも改造、転売、海外流出によって流通台数が減っている。
歴代ハードの中でも特に高騰が顕著であり、2017年ごろは中古のゲームショップなどで2000円~4000円で販売されていたにもかかわらず、今では10000円を超えている(それでも、ゲームボーイミクロよりはマシだが)。
フロントライトを搭載しているため画面の明るさには問題ないはずだが、GBAと同じくips化の犠牲になっている。
中にはヒンジを取り払い、初代ゲームボーイのようにまっ平らな見た目に変更する改造も存在する。SPのアイデンティティを奪って何の得があるのかは一切不明。

ニンテンドーDS

DS Liteの流通数が多いからか意外と気づかれないが、初代DSの数もかなり減ってきている。そもそも初代DSの販売台数はSPとほぼ変わらないため、決して多くはない。
残っているのはヒンジが破壊されたものと、上画面を処分し下画面のみで起動するよう細工され、「ゲームボーイマクロ」などと言い訳じみた名前をつけられたものが殆どだ。

ここに紹介したハードを、発売当時そのままの状態(改造などをしていない)で所持している人は誇っていい。そして、ぜひとも大切にしていただきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?