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親知らずを抜いた2023 1話

 2年前に左側の親知らず上下セットを抜いたので、今度は右側の親知らずを抜くことにした。
 右上の親知らずは45度ほど傾いた状態で生え、横の歯に引っかかってる状態である。右下は見たところ普通。去年は色々あって歯医者に行けなかったので、今年こそはと思い、覚悟を決めていざ歯医者へ。

 まずはレントゲンの撮影から。マウスピース(?)を装着し、頭の周囲を惑星のように周回する機器で撮影された。この機械、何億円するんかな…とか考えてるうちに終わった。
 そして、奥の診察室へ。なんかこの日は体調が悪く、平静を装うのに精一杯だった。
 口にでかい道具を入れて歯の撮影会が始まった。カメラマンが使うような、ごつくて黒いカメラだった。自分で口を広げてカメラの方を向く姿は我ながら滑稽だと思ったが、歯の検診をするのであれば、たとえどんな美男美女でもこの姿になるんだと思うとちょっと安心した。
 眼の前にあるモニタにレントゲンと先程撮った写真が表示された。OSがWindows7なのが気になった。まあ知っていたことだが、右上の親知らずが傾きまくっている。ここだけ写真のバランスがすこぶる悪い。

医者「右上の親知らずが横の歯に引っかかってますね~…抜歯は歯を半分に切ってから抜くような、大掛かりなものになるかもしれません」
 それは構わない。なんせ2年前、左上の親知らずを抜いた際も歯を半分に切った(らしい)ので経験済みである。

医者「右下の親知らずは、もしかしたら神経に接しているかもしれません。その状態で抜歯すると、麻痺がおこる可能性があります」
 それは聞いてない。神経に接している?麻痺?技出せなくなる?
医者「ほら、ここに線があるでしょう。これが神経です」
 ちょっと待て。素人目線だと歯と神経もろ接してるけども。急に不安要素きた。
医者「あ、親知らず虫歯になってますね。穴開いてます」
【悲報】ワイの親知らず、やばいwwwwwww(画像あり)

 そして、CTというものを撮った。どうやらレントゲンのすごいやつっぽい?この解釈で合ってるのかはわからん。撮るなら撮ってくだせえ!旦那!(医者は女性)
 再びレントゲン室に入り、さっきの惑星カメラの前にスタンバイ。今回はマウスピースがなかったので、どうすりゃええか分からず口を軽く閉じた。
 撮った後、レントゲン室の入り口でなにやら2,3人の医者が喋っていた。よく聞こえなかったが、撮影がうまくいったかどうか的なことを言ってるような感じだった。何も指示されてないので、恒星になったまましばらく立ち尽くしていた。
 結局この日は抜歯はせずに、歯の洗浄(ホワイトニング?)だけを行うことになった。歯周病チェックもされたが、ノーコメントだった。気になる。

 次回はいよいよ抜歯。斜めになってる右上の歯からやるそうだ。ま、患者は椅子に寝転んでちゃんと指示に従えばいいから大丈夫やろ!の精神でいこうと思う。

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