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snap Yuino Asuka

仙台駅のあたりで、結野あすかさんをスナップしました。
ゆいあすさんとストリートは相性が良いと思っている。

私の中で、ポートレートとスナップの区別は、ほとんどしていなくて、例えば、大分別の頂点に「写真」があるとしたら、大分別は「スタジオ」と「風景」とかで、「スタジオ」は「静物」と「動物」、「風景」は「自然」と「景観」、「景観」に「スナップ」、スナップに「静物」と「動物」「人物」、みたいな感覚。主眼をどこにおくかという区別なら、どんな場所であれ、どんな撮り方であれ、人が主眼なら全て「ポートレート」と言えると思うし、肖像という視点で言うなら、撮られている意識が大であれば「ポートレート」そうでない記録的なものを「スナップ」とか。
もっとシンプルに言うなら、三脚を使っていないものをスナップ。三脚を使って撮る写真は、「スナップ以外」。つまり、今回は三脚を使っていない、スナップで街の光と陰で撮った人物写真と人物混みな風景写真、ということ。

何かしら区別分別、概念はあるのだろうけど、難しいことはさておき、気軽に撮ってますという意味の「スナップ」。


前置きはさておき。

今回は、街中での撮影ということもあり、35mm以下でスナップをしてきた。

風が強い日で、そこまで人通りもなく、あまりにも強い風の時間帯は、屋内で休憩と写真のチェックをしていた。

仙台の東口というのは、大規模な都市計画による区画整理が何度かなされ、その過程が垣間見れる場所となっている。高いビルも建ち、光と影が、交互に訪れる。そんな街歩き。

西日が反射して、逆光が順光になる。


私がゆいあすさんに撮影を頼むのは、入り込みが凄いからだ。私の言葉にどんどん反応し、セッションで探り合うかのような様相になれる。
その分、私もゆいあすさんに感化され、だんだんに言葉も激しくなりがちで、幾分、申し訳ないと思うことも、あるのだが。

カットの始めから、どんどんと次の動き、表情へと変化していく。
決まった何かではなく、生み出されるていく感情が表情や仕草に真実味を着けていく。そんな感覚を、私は覚える。


そんなに明るいレンズではないというのもあるが、どちらにしても、ということで、絞りは5.6を基準にしていた。
街も被写体であるからだ。

そこで、だれが、なにを。そしてもし表せれるのなら、どうして。

そういう写真が撮りたいものだ。

先日まで、中望遠を持ち歩いていたが、今回からは、標準以下に。
私の好きな距離と言えば、かっこうもよいのだが、どうやら、目の前で撮らないと不安になるようだ。もっとも、それが嫌だという方もいらっしゃるので、その場合は、遠回しに中望遠を所望されたりもする。


通行人の邪魔にならないわけでもないが、だいぶ緩和されることも、副産物だったりする。クリップオンも、その分使用しやすいし。


お互い歩きながらも、撮りやすい。
ただ、路上でするのは、おすすめしないし、今後は止めようとも思った。

日向と日陰を渡り歩くのは、楽しいものだ。
もっとも、私自身は日陰ものだが。


都市計画のおかげというのもなんなのだが、東口は新しくできた高架橋もあり、その下は、多分撮影スポットになっている。
今回忘れていたのが、歩道橋での撮影。とはいえ、風が強すぎて、安全面を考慮して、難しい場所ではあっただろうが。


1/40で撮影。なんのことはない、人が通らないうちにと、とっさにスピードを落としたら、そうなっていたということなのだ。そういう時は、1/40、うごかないで、と、言うようにしている。私が動けば、元もこうもないのだが。ドアンダーでスピードライトでも、そういえば良かったのだが。


なんだかんだ言っても、西日のスポットは、やはり撮りやすい。好きなんだとも思う。

今回は急な依頼で、ゆいあすさんにもだいぶご協力いただいた。
ありがとうございました。
ゆいあすさんの表現力についていけるようにと、反省と緊張の撮影ではあったが、その意味でも、楽しいものとなった。




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