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紙飛行機を作る TRAINER-2

なんとなく前回の記事で紹介したTRAINER-2を作りたくなったので作りました。作り方自体は紙飛行機デザイン工房さんのHPにあります。僕はもう体が覚えてしまっているので、特に見ないでサクサクと作ってます。


まず印刷。

紙を用意します。紙飛行機デザイン工房さんから購入したケンランケント紙180Kgです。僕は定期的に買ってます。

ケンランケント紙

HPにあるPDFをアクロバットで印刷します。紙のサイズとかいろいろ重要ですが、プリンターにはすでに紙のサイズを登録してあるのでそれを選ぶだけです。初めての時は紙のサイズやらいろいろ設定します。
印刷の設定は下手にすると拡大縮小されてしまうので細心の注意を払います。
普段はAdobe Illustratorの方が慣れてるのでそっちで印刷しています。

印刷終わった状態です。いきなりミスってます。

手差し印刷なので紙がずれて端が印刷されていません。まぁこのくらいなら問題ないのでこのまま進めます。2機分ありますが、今回は作るのは1基だけです。

折筋をつける。

髪を切る前に折筋を付けます。インクの切れたボールペンでこするとかよく紹介されてますが、切れてると思ったらいきなりインクが出て台無しにしたことあってそれ以降使ってません。
僕は100均で買ったネイル用の棒を使って付けてます。TRAINER-2の型紙は折筋用のガイドが書き込まれているのでこの作業が凄い楽です。

裁断前に準備

折筋を入れ終わったら、紙を切る前に道具を準備しておきます。作りながら探すとミスりやすいので。

  • よく切れるハサミ。なるべく先端が細い奴。

  • カッター 細い奴と太い奴があればベター。デザインナイフとかあるといいかも

  • リードペンチ ギザ無タイプ  接着面を抑えるためです。

  • 接着剤 定番のセメダインC

  • 物差し

  • ヘラ 3Dプリンタで印刷物をはがすとき使ってたやつ 折り曲げる時に使います

  • ローラー 接着面を抑える時や折り目をしっかりつける時に使います。

  • 15mmの檜板 接着面の押さえようです。

  • クリップ・小型クランプ いろいろな用途に使います。

クリップとかいろいろの用途に使うのでかなり用意してあります。特に小型クランプは安い割に使えるので重宝します。

裁断

まず最初にパーツごとに切り分けます。
ホチキスで作るタイプは組み立てる前にラッカー塗装しますが、僕は普通にセメダインで接着して作ってます。

小さいパーツは切り出す前に折り曲げておきます。切ってからだとうまく折り曲げる事が面倒なので。
僕は3Dプリンタで使ってるへらを使って折り曲げてます。以前は物差しをもう一本使って折り曲げてましたが、ヘラの方が圧倒的に楽です。

ハサミで切りにくい所は小型カッターで切っておきます。以前はデザインナイフ使ってましたが、これを買って以来こればかりです。

サクッとはさみで切り取ってしまいます。印刷されなかったところは多めに切ってあります。競技用機だとこの段階で本に挟んだりして曲がりの補正をしますが、これではしません。

メインとなる胴体を折り曲げます。折り目はローラー使ってしっかり曲げます。これをやるかやらないかでかなり仕上がりの精度が変わります。
翼端の印刷ミスで切っていないところは折り曲げた状態で同じ形になるようにこの段階で切ります。

切り離した状態で切った断面の処理をします。
ハサミやカッターで切った後はうまく切れていなくてささくれていたり、印刷された線が中途半端に残っていたりして汚いのでそれをこの段階で削り落として消してしまします。
以前は紙やすりを檜板に張り付けて慎重にやってましたが、今は電動サスペンダーがあるので最弱の強さで磨いてきれいにします。手作業で磨いていた時はかなり時間かかりましたが、電動サスペンダーだと一瞬です。逆に弱めにして意識してゆっくりやらないと削りすぎます。

接着

次は接着です。

僕は専用のヘラを使ってます。裁断時に余ったケント紙の切り端でも構いません。

接着したら、リードペンチでしっかり押さえて、ローラーかけて檜板で押さえます。
この時ローラーでしっかり接着面のすき間を消しておきます。強度が変わります。
全ての接着が終わったら下の写真のようにしっかり固定します。
セメダインCの一時硬化は40分くらいなので、30分くらいたったら一回外して接着面の確認をして接着剤の余計なはみだしはカッターで削り落としたり、接着が不十分な場所は接着剤の追加を行います。この機種は機首のカバーがかなり重なっているのではがれやすいのでそこに注意します。

3Dプリンターで作った尾翼用の治具です。
簡単に治具ができるので3Dプリンター様様です。このパーツを印刷するのに30分かかりましたが、紙飛行機の裁断接着の作業が20分でちょっと間に合いませんでした。

治具を尾翼にはめ込んで他の場所もヒノキ板で固定します。
治具のおかげで、今まではこの段階での上反角の調整とか大変でした凄い楽になりました。

最後に

まだ終わりではないです。
セメダインCの二次硬化は気温湿度にもよりますが8時間、まぁ僕は一晩位寝かして乾燥させてます。

そのあと、やすり400番くらいで軽く磨いた後、ラッカーで塗装。乾燥後やすりで磨いて終わりです。

今日の作業は印刷終わってから20分かからず終わりました。簡単に出来上がるのでこのタイプの作成は好きです。

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