つまんねー舞台

構成作家という仕事をやっているので、芸人や役者の
知り合いがそれなりにいる。

その人たちが出るライブや舞台を見に行くことも多い。

でも…

大体は、つまらない。

そして、つまらない舞台に出ている人、つまらない
舞台の脚本を書いている人に共通しているのが、
その舞台に関しての自己肯定が強いということ。

例えば…

・カーテンコールで泣く、つまんなかったのに。

・Twitterで「最高のメンバーと作り上げた最高の舞台」
とつぶやく、つまんなかったのに。

・「この舞台をもっと多くの人に観てもらいたい」
とかいう、つまんなかったのに

・売れてもない俳優崩れの脚本家が「我、天才脚本家なり」
みたいな感じに振舞っていたりする、つまんなかったのに。

みたいな感じ。

「この人たちはこんなにつまらないもの作り上げて
満足できるなんて幸せだな」

とバカにしつつも、羨ましくもある。

だってそんなレベルで充実感や達成感を感じられるんだから。

今年、知り合いの芸人の単独ライブを手伝ったが、反省点ばかり出てくる。

でも、それが普通でしょ。

「客観視する力のない人に面白いものは作れない。自分は、

こうはなるまい」

と自戒。

かといって自分が作ったものに対しての
自己肯定が低すぎるのも、たぶん良くない。

お金をとってお客さんに見てもらう以上、
自信をもって見せられるものにしなくては
ダメだと思う。

つまり、「これは面白い」という自信をもって
提供しないことは失礼にあたるということ。

この自己肯定のバランスが難しい。

と先日、つまらない舞台を見た後の帰りの電車で
思ったのでした。

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Nくん

構成作家の下っ端として働いています。 文章を書く練習をしようと始めました。 エッセイスト気取りで悦に入っていたら、ごめんなさい。
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