短答直前答練第1回で199/500点しか取れず本番まで300点を超えられなかったけど、試験当日350点弱を叩き出した話。


 初めまして。おまつといいます。
 5月の半ばの季節は、迫りくる5月短答と答練の結果に挟まれたメンタルズタボロ受験生が大量発生する時期ではないでしょうか。(かくいう自分もその一味でした。)

 一般的に、『答練の成績と本番の成績は概ね一致する』ものと思われます。実際に成績の良かった周りの友人は基本的に合格していきました。
 一方で『答練で合格点が取れていないから自分は受からない』というのは必ずしもそうではないと思います。

 そこで今回はそんな諦めかけてる受験生に『最後まであきらめず走り続ければ必ず結果につながる』という実体験をお届けしようと思います。


目次

  • 略歴

  • なぜ本番で自己ベストが出せたのか

  • なぜ本番まで300点を超えられなかったか

  • (自分が思う)合格する人と不合格になる人のたった1つの差

  • 最後に伝えたいこと


略歴

 本題に入る前に、少し自分の経歴についてお話させてください。

2018年4月
→都内理系単科大学入学。バスケ部に入り週5,6でバスケに勤しむ。
2020年4月
→理系のセンスの無さに気づき会計士目指す。家から一番近いCPA日吉校に入学。
2021年5月
→短答式試験突破。
2021年8月
→論文式試験突破。

合格までの総勉強時間は3500時間弱でした。↓


こちらが伝説の第1回短答直前答練の結果です。↓

そしてこちらが本番までの答練の結果になります。
一度も300点(60%)を超えられませんでした。↓


そして最後に、こちらが本番の結果です。
この時の合格ボーダーは310点(62%)でした。↓

このような感じで最後までうまくいったことはありませんでしたが、試験日の一日だけはうまくいきました。


~なぜ本番で自己ベストが出せたのか?~

前置きが長くなり失礼しました。それでは本題に入ります。
ずばり、なぜ本番で自己ベストが出せたのか?それは

 『本番の試験中に全く緊張しなかったから』

だと思っています。

ただ、もう少しブレイクダウンして話すと「普段の勉強中の危機感と緊張感が半端なかったから」というのが大きいと思います。

答練の結果が芳しくなく一度もC判定を取れたことがなかったため毎日不安と危機感でいっぱいいっぱいでした。(試験直前期は気が張りすぎて毎朝5時頃に動悸で目が覚めてました。)

しかし、試験日は「ここで緊張して頑張ろうとしても結果は変わらない」という半分諦めの精神で試験に挑んだところ、リラックスできたのかいつも以上の結果を出すことができました。

自分の場合は"平常心でいること"が最大のパフォーマンスを出すことにつながったと思っていますが、皆さんはいかがでしょうか。

朝型or夜型、追い込み型orリラックス型、計算得意or暗記得意含め人には人それぞれの合う・合わないがあると思います。

今必死で勉強されている皆さんは、是非「何が自分の力を最大化してくれるのか」という視点をもって本番に挑んでほしいと思います。自分の何パーセントを本番に発揮できたのか、この数パーセントの差が合否を分けると思うので是非、日々の勉強の中で意識してほしいと思います。

~なぜ本番まで300点を超えられなかったのか~

次に、「なぜ本番まで300点を超えられなかったのか」
これに対する回答はずばり

「答練のたびに点数を意識しすぎていつも以上の力を出そうとしていたから。」

だと思います。本番までの自分は答練を受けるたびに「今回は財務で〇点、管理で〇点・・・・・」みたいなことを意識しながら取り組んでいました。

しかし、多くの方が一度は経験があると思うのですが、実際の点数は自分の中の理想の8割程度になるような気はします。(本当に実力があったり、適当にマーク埋めたら当たった場合などの例外はありますが)

基本的に自分が欲しいと思っている点数を実際に叩き出せる人なんてほとんどいないと思っています。それどころか、多くの人はこの「〇点取りたい!」という理想と「〇点しか取れなかった」の差を痛感して自己嫌悪に陥るのではないでしょうか。

もしこの記事を読んでくださっている方の中で「答練のたびに頑張りが空回りしてうまく成果が出せない」と感じている方にはぜひ<あきらめの精神>で受けてみることをお勧めします。

普段以上のパフォーマンスを出そうとするより、普段通りの気持ちで挑むほうがひょっとしたらいい結果につながるかもしれません。

~(自分が思う)合格する人と不合格になる人のたった1つの差~

そして最後に、「(自分が思う)合格する人と不合格になる人のたった1つの差」。これに対する回答は

「日々の勉強で危機感と緊張感をもって取り組めているか」

これに尽きると思います。模試でA判定を取っている人も、答練で順位表に乗っている人も、みんな何かしらの不安を常に持っているものです。
この危機感と緊張感が人を突き動かし、その中で走りきれた人が成功するものだと考えています。

逆に言うと「次の試験は間に合わないから半年後に照準合わせよ」と考え、日々緊張感のないまま勉強されている方は少し気を付けたほうが良いのかもしれません。半年後も同じことを考えている可能性が高いです。

~最後に伝えたいこと~

試験が近づくこの時期は、多くの受験生が不安と闘いながら日々の勉強に励んでいると思います。その不安はめちゃくちゃ大きくてしんどいので、勉強をしていることが嫌になる事のほうが多いと思います。

それでも、決して今の状況を悲観しないでいただきたいです。
不安を感じるというのは正しい努力をしているからこそくるものであり、合格に近づいている紛れもない証拠です。

試験は水物であり、マーク試験である短答式試験は実力+運(分からずに埋めたマークが当たった)が得点になるため試験本番次第で合否が変わる可能性が大いにあるものだと思っています。

是非、最後まで1問でも多く回答しきるという気持ちをもって駆け抜けてほしいと思っています。

そうしてやり切ったという感覚をもって終えられれば、それまでの結果がどうであれ、合格は目の前にあると信じています。

*おまけ
最後までご覧いただきありがとうございました。
一人でも多くの受験生の励みになれば幸いです。

読んでいただけた方のご希望があれば「答練(論文向け)全部E判定からの論文合格(仮)」といった論文式試験バージョンも書きたいと思っています。






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