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【芸能人御用達】3Dプリンタの歯科矯正をやってる話【インビザライン】

私は2018年の10月に歯列矯正を始めました。

噛み合わせが良くなくて治さないと支障が出てくるようになったので始めたのですが、今だいたい9ヶ月目くらいです。

私がやっている歯列矯正は、いわゆる金属の矯正装置を歯につけるものではありません。

こういうのじゃない↓

以前こんなツイートをしました。

この画像のように透明なマウスピースで矯正していく歯列矯正があります。私がやっているのはこのタイプでインビザラインと言います。金属の矯正と違い目立たないので芸能人やアイドル、モデルといった職業の方にはメジャーな矯正方法です。

上の歯型が矯正前、下の歯型が矯正して6ヶ月後の写真です。
出ていた前歯がかなり引っ込んできていて整ってきています。
マウスピースの矯正でも6ヶ月でこのくらい動きます。

「本当に金属にしなくて良かった・・・」

私は最初、歯列矯正をやると考えた時になんとなく金属をつけて治すというイメージを持っていました。矯正はものすごく痛いと聞いていたので、恐る恐る歯医者へ相談に向かいました。何店舗か相談しに行くと、現在は透明なマウスピースをつける物がメジャーになっていると聞いてそこで初めて矯正のイメージが変わりました。聞けば聞くほど、金属より痛みも少なく費用も治療期間もそこまで変わらないとのことだったので、騙されていると思って治療を開始しました。

まずマウスピースをしてみて思ったのは、「想像してたより痛みが無い」でした。常にマウスピースによる力がかかっているので締め付け感やムズムズ感を感じますが痛くて寝れない、物が食べられないということはありませんでした。

また、金属に比べると不自由さはかなり少ないと思います。物を食べる時に外さないといけないのは不便ですが取り外しは簡単に自分でできますし、軽いお菓子や飴・グミは食べられます。ガムやハイチュウなどはマウスピースにくっついてしまうので取り外している時に食べましょう。金属ならこうはいきません。

本当に目立たない。確かに付け始めた当初は1週間くらいは違和感が続き違和感を感じていましたが、それは自分だけで周りの人は気にしていません。言わない限りは気づかない人が大半です。それに思ったより周りは自分のことなんて興味ないです。同じように何かしらのマウスピースを付けた経験がある人だったり、芸能・モデル業界にいる人は気づく人が多いかもしれません。

インビザラインのメリットをまとめると

①痛くない(力が加わっているからムズムズ感はある)
②とにかく目立たない
③自分で脱着可能
④費用面も金属と変わらないか、むしろ安い
⑤通院回数が少ない(3〜4ヶ月に1回)

費用と期間はどのくらいかかる?

費用は金属と同じで歯全体をやる場合で100万円前後が相場だと思います。
治療期間はだいたい2年〜3年くらいです。治療期間が長いので、月で割ると妥当な金額に収まるのかなと思います。しかし、私の画像でも分かるようにほとんどの形はだいたい1年くらいで治ってしまいます。そこからは微調整や自分好みの修正、保定の期間になります。

治療の進み方は?

①まずは治療の相談
あなたが何に困っていて、どういう治療を行うのかを相談しながら決めます。この時点でそもそもインビザラインで治療が可能なのか、抜歯の必要有無などが分かります。歯のズレが大きい場合は金属タイプでしかできないこともあるので、まずは自分の歯の状況を見てもらうだけでも行ってみると良いかもしれません。

②歯型の作成、3Dモデルの作成(これは都度払いになる場合多い)
治療方針が決まりインビザラインで行うことが決まると歯型と3Dモデルの作成を行います。店によって異なると思いますが、だいたい2〜5万円くらいが相場かと思います。マウスピースを作成する前の段階ですが、この工程までくると結構時間のかかる作業なので、都度払いでお金を取るところが多い印象です。私のところは2万円だったかな。

3Dモデルの作り方ですが、歯専用のカメラがあってそれで口の中を撮影していきます。ものの15分くらいで3Dモデルが作られます。

↓こんな感じ

ちなみにこの段階で3Dモデルが作られるだけでなく、ここからどうやって歯が動いて治っていくのかのシミュレーションも完成します。
このシミュレーションモデルは、自分で好きな角度から自分の歯全体を見たり、どう治っていくのかを見ることができます。どんな感じか軽いキャプチャを撮ってみました。本当に便利だし、自分の歯がここまで見れるのは面白いです。

③マウスピースの作成。
前述の3Dモデルを見て問題なければそれに従い、マウスピースが作成されます。だいたい2〜3週間かかります。3Dモデルを見て、「ここをもっとこうしたい」という要望があれば先生と相談して修正していくことになるようです。私は作成されたシミュレーションで特に問題なかったので、そのままお願いしました。

④治療開始
歯型が完成したらいよいよ治療開始です。何十個もマウスピースを渡されて1週間ごとに付け替えていきます。基本的には物を食べる時以外は24時間着用します。
歯磨きをする時はマウスピースを外してから自分の歯を磨いた後に、マウスピースも掃除します。付けてるだけなのに結構汚れるので、歯磨きのタイミングで一緒にやるのが良いです。

歯列矯正してる人ってどんな人たち?

あくまで私が通っている歯列矯正院の話ですが、年齢は様々です。子供から40、50くらいの人まで幅広くいるような印象です。歯列矯正は子供の頃に通うというイメージがありましたが、そんなことはないそうです。
確かに、骨格が形成しきっていない子供は骨や筋肉が柔らかいため、歯を動かしやすく矯正する時期としては良いそうです。でも私の通っている歯科医院の場所(青山)のせいもあるかもしれませんが、マダム的な奥さんも多くてとても意外でした。

私がインビザラインをおすすめする理由

なんで私が30歳近くになって矯正し始めたのかというと、噛み合わせの問題もありますが、「とにかくモテるためにやれることはやりたい」という思いがずっとあったからです。でも「社会人になって矯正している人は周りになかなかいないし変かな」とか「周りの目が気になるな」なんて思ってなかなか踏み切れずにいました。

とにかくそんな風に迷っていたらこんな年齢になってしまって、歯科矯正の相談に行ったらインビザラインを紹介されて、「目立たないなら大丈夫か」と思い決断しました。人の前に立ったり喋ったりする仕事の人は目立つのが気になって踏み切れない人も多いかもしれません。

でも、インビザラインなら大丈夫なんです。

今は金属でなくても痛くない・目立たないインビザラインがあります。実際に歯列矯正の歯科に相談して3Dモデルを作ってみてください。透明なマウスピースでもこんなにも自分の歯が治っていくのか、というのを見るともうやりたくなるはずです。大人になってから矯正するのは全然変なことではありません。実は気づいてないだけで周りにもいると思います。

高いお金を払って、見た目も1年2年と長い間我慢して、生活スタイルを大きく変えて、という壮大なイメージを持っていた歯列矯正は、全然そんなことありませんでした。こんなに簡単にできる歯列矯正があることをもっと多くの人に知ってもらいたいし、自分がやっていて他の人にもおすすめしたいと思ってこの記事を書きました。

私の通っている矯正歯科でしたら紹介できます。紹介料とかは頂かないです。同じように困っている方がいたらと思い紹介したいです。興味がある方はDMください。

おまけ〜歯科矯正は医療費控除が使える〜

審美のための歯列矯正は基本的に医療費控除の対象にはなりませんが、噛み合わせの問題や治さないと健康上の問題がある場合は医療費控除の対象として認められます。私の場合は、噛み合わせの問題があり本当に治さないと歯茎が腫れたりしてしまったため普通に医療費控除の対象になりますが、審美のためにやる場合でも、だいたいの歯科医院は協力してくれるはずです。

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