見出し画像

『What a Wonderful World with Original Love?』vol.3

今回はOriginal Love初のカバーアルバム『What a Wonderful World with Original Love?』の感想レポート3回目。

まずは5曲目の「JUMPIN' JACK JIVE」。こちらは斉藤和義さんとReiさんが二人でカバーしています。この曲は歌詞に"ジャンプで勝負しろよ"とか"踊ってみろよ"とかありまして、目の前の相手に挑発的にしかけてく感じの曲なのですね。それを斉藤和義さんとReiさんが対になって表現する感じになっています。何で勝負するかというとお二人といえぱ当然ギターになるわけで、二人のギターがそれぞれ炸裂する面白いカバー。聴いてて楽しい!

全般的にこのアルバムは皆気合が入ってるのか長めの曲が多く、短めなこの曲はアルバムに抑揚をつける役目も果たしてる感じ。そしてOriginal Loveといえば接吻とかのラブソング多めのJ-POP、という印象を持っている人にはこの曲はちょっと意外な感じがするかも?もしかするとこのアルバムはOriginal Loveの入門編として聴いても良いのかもしれません。

続いてはTENDREがカバーした6曲目の「IT'S A WONDERFUL WORLD」。こちらはまず先にOriginal Love30周年特設サイトに寄せられたTENDREのメッセージから。

トリビュートに参加って実ははじめてなのです。
そのはじめての扉をOriginal Loveのカヴァーで開けたことをとても光栄に思います。
田島さんとはじめてお手合わせしたのは2019年のVIVA LAでの夜中の宴。
あのセッションで音を交わした時から縁が描く円たるものを感じておりました。
30周年のお祝いとして、あの日一緒に演奏したバンドメンバーと共に形にして贈らせていただきやす。

TENDREさんがあげているこの"2019年のVIVA LA(ビバラロック)での夜中の宴"。実は私はこのあやしげな宴に参加していました(笑)その時のTENDRE一味は実に楽しげで雰囲気もすごく良かった!田島さんが参加したセッションについても今でもありありと思い出せます。このカバーを聴いているとなんだかその時のことが思い出されるんですよね。いい大人たちが床に体育館座りをしてビール片手に音楽を楽しんだあのひととき。TENDREさんはなぜか「おほほほー!」なんて笑い出すなど、かなりお茶目なところもある方だったなあ~なんてことも思い出すのでした。

そんなTENDREがカバーした「IT'S A WONDERFUL WORLD」、イントロを聴く度に鳥肌立ってしまう…!というわけでそちらもぜひちらっと聴いてみてほしいわけです。

あぁ、残念ながらイントロ部分は聴けないようですね…(´-ω-`)なので是非に配信サービスとかでチェックしてみてくださいな。

次はこのアルバムの話題性の一つとしてあげられてるであろうカバーについて。それは現在Suchmosとしての活動がお休み中のYONCEくん。YONCEがカバーしたのは10曲目の「ショウマン」。

これまたすごく良い…!何がいいって「ショウマン」っていう曲のチョイス&YONCEのボーカルを前面に出したアレンジ!Suchmosファンの子たちも、聴きようによってはYONCEの新曲ぐらいにも聴けてしまうこのテイクはきっと嬉しかっただろうなあ、と思われます。また、YONCEくんは先ほどの特設サイトで「60周年のお誘いもお待ちしています!」というお祝いメッセージも寄せていたり。60周年って!(笑)でもこの短い言葉から、これからも長く音楽続けてよ!というOriginal Loveへの愛あるメッセージが感じられてこれまたすごくいいなあ~と思いました。

と、いうわけでOriginal Love初のカバーアルバムの感想レポート、次でいよいよ最終回です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?