見出し画像

U2

今回はU2について取り上げます。最近になってU2のベスト盤などを聴いていてすっかりハマりつつあるからです…!しかしもしかして年代によってはU2のことを知らなかったりすることもあるんでしょうか?そもそも洋楽・洋画離れが甚だしい昨今ですからね…。

思い返してみれば、私と同じ年齢でも洋楽が好きだという人は周りにそんなにいませんでした。高校は女子高だったけど実に8割くらいの子達がジャニーズ(少年隊・光GENJIあたり)のファンでしたから…(遠い目)。別に悪くはないけどそういう親たちに育てられた子供が洋楽に親しむようになるのはまず難しいだろうと思います。現在は予想出来た未来というか。

というわけで私が十代の頃の話。時代は既にテレビの時代でしたが、私にはそもそもテレビのチャンネル権がない&夜は早く寝ないと叱られる&両親はそんなに仲良くないので喧嘩しがち…とかもろもろあって、部屋にこもってラジオやカセットテープを聴くことが多かったのです(親はずっと勉強してると思ってたかも(笑)。

そして当時特にマイケル・ジャクソンのファンになった私はラジオでアメリカのヒットチャート番組をよく聴くようになりました。なぜかというとマイケルの歌はしょっちゅうランキングに入っていたから。ラジオ番組では曲紹介のときにそのミュージシャンの近況とかを言ったりするじゃないですか。おそらくそれを聴きたかったんですよね。最新情報は今みたいにSNSでなくラジオでゲットしていたわけです。

一方、U2もその頃ヒットチャートにも入っていたし、そうでないときもU2の曲はラジオでよく流れていたように思います(「With or Without You」とか「I Still Haven't Found What I'm Looking For」とか)。『ヨシュア・トゥリー』というアルバム名はラジオでよく言っていたので当時覚えたタイトルだし。しかしとにかくその頃はマイケル以外のCDを買うようなお金もなく、U2のアルバムを買って聴くまでには至りませんでした。

さて、ここで一曲その当時ヒットチャートに入っていたU2の曲をあげてみます。タイトルは「Desire」。ベスト盤にも入っててすごく聴き覚えがあったのだけど、U2の曲だとは認識しておらず、これってU2の曲だったんだ!とビックリしました。私にはこの曲のように誰が歌ってるかわかんないしタイトルもわかんないけど聴き覚えのある曲、というのが頭の中にたくさんあるように思います。

ちなみに最近になってU2を聴きはじめたのには理由があります。私は昨年から毎週テレビで『ベストヒットUSA』を観ているのですが、こないだそこでU2特集をやっていたんですね。そのとき小林克也さんが話してくれたエピソードが衝撃的だったのです!U2の「Pride (In the Name of Love)」という曲はキング牧師に捧げた曲なんだそうですが、↓

そんな風にキング牧師へ捧げる歌を作ったり、キング牧師の命日を祝日にすることに賛成だったU2に対して、その意見に反対する人がU2のメンバーを殺害するため武装してライブ会場に入ってきたことがあったのだそう(!)

自分たちの命が狙われてることを知らされたメンバーたち、それでもFBIがいるんだから、と勇気を出して公演を開始。そこでこの「Pride」を歌ったとき、ボーカルのボノはもう殺されるかもしれない、と覚悟を決めて3番のバースの部分を目をとじてステージ上で歌ったのだとか。そしてふと、目を開けたら…目の前にベースのアダム・クレイトンが立ってベースを弾いていたそう…!アダム・クレイトンはボノを守ろうと彼の前に立ちはだかっていたのですね。

もうそんな話聞いちゃったらさあ~、U2、まじカッケー!!ってなりますよね!←単純(笑)。ということで数十年の時を超えてU2に出会い直しているところなのであります。『ヨシュア・トゥリー』も聴かねば!そうだ、ヨシュア・トゥリーと言えば2019年にU2が来日してさいたまスーパーアリーナで公演したとき、せめて空気感だけでも味わおうとアリーナ前でウロウロしたことかありました。その時撮った写真。

@さいたまスーパーアリーナ

なぜチケットも持ってないのにわざわざ行ったのかというとあまり覚えてないのですが、おそらく私の中では自分がラジオをよく聴いてた頃にヒットチャートを賑わせたバンドが今もこうして活動して来日までしてくれている、ということが嬉しかったのだと思います(マイケルはもういないから余計にそう思うのかも)。そんなU2は自分たちの曲を新たに録音し直したアルバムを今年の3月に出した模様です。こちらも気になる!

ということで、今回は今になってU2をちゃんと聴き始めましたよー!という話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?